憧れのソファは本当に必要！？

一人暮らしを始める際には、自分の「城」となった自分だけの部屋で、ソファに転がってくつろぎたい・・・なんて憧れを抱く方も多いのではないでしょうか？

また、一人暮らしを始めるなら、インテリアにもこだわりたいから、そのメインになるのはソファだろうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、そんな憧れのソファ、本当に一人暮らしの部屋に、1人での生活に必要なのでしょうか？

そこで、そんな一人暮らしの憧れのソファを実際に購入した場合のメリットやデメリット、もしどうしても購入する場合の選び方について紹介していきます。

ソファのメリット

一人暮らしの部屋にソファを購入し、設置すると、メリットと言えることがたくさん出てきます。

・インテリアが映える

・床に座るよりも座り心地が良い

・来客時に座ってもらえる場所ができて良い

・テレビなどを見る際にもたれることができて楽

一人暮らしの部屋でも、できるだけオシャレに快適に整えておきたいと考える方にとって、ソファは大変役立つアイテムと言えますね。

特に、これ1台で存在感抜群のソファは、一人暮らし向けの広くはない部屋の中では、圧倒的な存在感を誇るインテリアの1つになります。

ソファの色やデザインを中心に、一人暮らしの部屋のインテリアに統一感を持たせていくことができるのも魅力の1つでしょう。

また、こたつなどに直接座る方法は、背もたれがなく、疲れてしまうこともありますね。

気が付くと、いつもゴロゴロと寝転がってテレビを見たりしてしまうこともあるでしょう。

その点、背もたれがあるソファなら、快適に座ってリラックスタイムを楽しめるというのも大きなメリットの1つです。

こういったメリットを考慮すると、一人暮らしの部屋にもソファを用意する価値は十分にあると言えるでしょう。

ソファのデメリット

一人暮らしの部屋にソファを置くことには、残念ながらデメリットもたくさんあります。

・掃除がしにくくなる

・部屋が狭くなる

・引越しの際の荷物が増える

・不要になった時の処分が大変

・こたつやホットカーペットが使いにくくなる

ソファは大きな家具の1つですから、これを置いてしまうことで、ソファの下に掃除機や雑巾をかけにくくなり、掃除が大変しにくくなります。

しかもソファの上で飲み物や食べ物をこぼしてしまうと、キレイに落すのが難しく、汚れたままになってしまうことも少なくありません。

それから、一人暮らしの部屋というのは、一般的にはワンルームや1Kくらいの、それほど広くはない間取りが多いので、そこに大きなソファを置くと、どうしても部屋が狭く感じられるようになってしまいます。

一人暮らしの部屋に、思い切ってソファを購入してみたものの、「結局邪魔なだけ」と感じてしまう人は少なくないのです。

また、ソファは大きな家具なので、一人暮らしを始める際の引越しの時にも、大きな荷物の1つになってしまいます。

引越しの負担を少しでも軽減したいなら、ソファは無いほうが無難なのですね。

さらに、ソファは汚れたり傷んだりした場合に、廃棄するとなると、これもけっこう大変です。

大きなゴミになるので、粗大ゴミとして出さなければならないこともあり、「捨てることさえめんどくさい」と、後々になって大変後悔することになる恐れもあります。

ソファというのは、意外と傷んだり汚れたりするのも早いものです。

使用頻度や元々の品質にもよりますが、例えば「安いもので十分」なんて考えて1万円程度のモノを購入すると、1年程度でヘタッてしまうこともあります。

そうなると、頻繁に廃棄して買い替えなければならないことになり、その度に廃棄のための費用と、新しいものを購入するための費用が発生するので、困りものです。

そして、意外と不便に感じるのが、こたつやホットカーペットを使う際の問題です。

一人暮らしの部屋では、「エアコンよりもこたつやホットカーペットで暖をとる」という方も少なくありませんが、ソファがあると、直接座らないので、これらの暖房器具を使いにくくなってしまいます。

エアコン派の方には問題ないかもしれませんが、こたつやホットカーペットがお好みの方には、不便ですよね。

ソファの必要性は低い！

一人暮らしの部屋にソファを置くことについて、メリットとデメリットをチェックしてみた結果、やはりこれは「必要性が低い家具」と言えるでしょう。

無くてもどうにかなりますし、あったとしても、邪魔に感じてしまったり、後々になって購入したことを後悔するケースが少なくありません。

一人暮らしを始める際には、他にも様々な初期費用が必要となりますので、意外と値の張るソファは、「わざわざ買う必要はないもの」と考えておいた方が良いでしょう。

しかも引越しや廃棄の際にまで、お金がかかるとなると、特に学生など収入に限りがある方にとっては、一人暮らしの部屋にソファを用意するのは、負担以外の何ものでもないという結論になってしまいますね。

どうしてもソファを買うなら！？

一人暮らしの部屋には、必要性は低いと言えるソファですが、それでもどうしても、「ソファは必要！」「ここだけはこだわりたい！」という方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合には、一人暮らしの部屋にも向いているソファを選ぶことがおすすめです。

・ソファベッド

一人暮らしの部屋に、ソファとベッドを両方置くと、かなり狭くなってしまいます。

そこで、ソファとベッドを兼用できる「ソファベッド」タイプのものを選んでみましょう。

ソファベッドは、友人が訪れた際に寝てもらうこともできるので、意外と便利です。

・ローソファ

一人暮らしの部屋にソファを置くなら、できるだけ「圧迫感がないもの」を選んでおくことがおすすめです。

足つきの高さがあるものは圧迫感も出やすいので、ローソファを選んでみると良いでしょう。

ローソファなら、足元をこたつに入れて使用することもできるので、そういった意味でも使いやすいですね。

・セパレートタイプのソファ

コンパクトなソファをくっつけて使えるタイプのものは、一人暮らしの部屋でも使いやすくなっています。

上手に配置すれば狭さも感じにくいですし、1つ1つがコンパクトなので、掃除の際にもどかしやすいのが嬉しいですね。

また、来客時には2つに分けて向かい合わせに設置すれば、一緒にソファに座って会話を楽しむこともできます。

恋人が訪れた際には、2つのソファをくっつけて、横並びに座って楽しむこともできて便利です。

このように、ソファにも様々なタイプがあり、中には一人暮らしでも使いやすい魅力的なタイプのものもあります。

一人暮らしでソファを使いたいという場合には、デザインだけでなく、実用性までしっかり考えながら選ぶことが大切です。

また、ソファは邪魔になる、部屋を狭くしてしまうと考える場合には、ビーズクッションや座椅子などを用意するという方法もあります。

これらは掃除の際にも簡単に動かせますし、圧迫感も感じにくく、こたつやホットカーペットも使えるのが嬉しいですね。

しかも、特にビーズクッションはインテリア性も抜群なので要チェックです。

一人暮らしの部屋を快適に、そしてオシャレに楽しみたいなら、ソファ以外にもそういった選択肢があることも考慮してみてください。

一人暮らしの理想と現実

一人暮らしを始める際には、つい夢を描いてしまいがちです。

キレイでオシャレな部屋に素敵なソファを設置して・・・

そんな理想がある方も多いかもしれません。

ですが、実際に一人暮らしを始めてみると、ソファは意外とデメリットも多いもの。

そんなデメリットも理解したうえで、本当に必要かどうかを見極めておきましょう。

一人暮らしは「生活」ですから、モデルルームのようにはいかないのです。

本当に必要なものだけを厳選して揃え、暮らしやすい部屋作りを目指すことが大切ですね。