希望条件を元にして部屋探しはするものです。しかし希望条件を全て満たす物件というのは多くはないので、ある程度優先順位をつける必要あり。ここでは希望条件の優先順位の付け方を教えたいと思います。
部屋探しの希望条件!優先順位はどうやって決める?
「希望条件がたくさんある!どれを優先させるべき?」
部屋探しをしているときというのは、できるだけ希望条件を満たした物件を見つけたいと力が入りがち。
しかし希望条件がたくさんあるのであれば、全ての条件を満たす物件を見つけるのは難しいことです。
スムーズに部屋探しをしたいのであれば、ある程度希望条件に優先順位を付けておくことも大切なこと。
あれもこれも譲れない!なんて思っている人も、ここを参考にして希望条件に優先順位を付けるようにしましょう。
「希望条件には優先順位を付ける必要がある!」
部屋探しをしていれば希望条件はいろいろ出てくると思います。
できるだけ自分の希望に合った物件に住みたい!と思うのは当然のことですし、そう考えると希望条件が増えてしまうのも当たり前でしょう。
しかしだからといって希望条件が全て叶う物件を見つけることができるかというと、なかなか難しいことです。
条件が多くなれば、尚且つ厳しい条件となれば、見つけられる物件も少なくなってしまうんですね。
部屋探しをしているのであれば、当然部屋探しにも期限があります。
希望条件に縛られているようでは、それこそいつまでも物件が決まらない…なんてことにもなりがち。
希望条件があるのは悪いことではありませんが、部屋探しをしていくうえでは優先順位をつけることが必要になってきます。
全ての条件に満たす物件があればベストですが、その可能性は低いと考えて、優先順位をつけることで妥協しても良い条件を考えるようにしましょう。
全てを譲れない!という考えでは物件探しも困難になってしまいますが、優先順位をつけて妥協することもできるようになれば、部屋探しの幅も広がるようになります。
部屋探しを始めるときというのは、どうしても「あれもこれも!」と欲張ってしまいがち。
しかし現実的に考えて、優先順位をつけて確実に物件を見つけることの方が先決だということを忘れずに!
ではどんな風に優先順位をつけるべきなのか?希望条件についての話しをしていきたいと思います。
「最も優先すべき条件は″予算″」
希望条件に優先順位を付ける場合に、最も優先させなければならない条件は何だと思いますか?
それは「予算」なんです。
お金の問題は「何とかなる」と考えてしまいがちですが、ここを妥協してしまうと後になって苦労したり困ることになりやすいんですね。
予算の中には「家賃」「初期費用」がありますが、まずは家賃について説明していきましょう。
家賃というのは実は予算を決めているようで、ざっくりと考えてしまいやすい条件でもあります。
たとえば希望条件としては「家賃4万円以内」と考えていても、その他の条件が良かったりすると「家賃5万円」の物件でも大丈夫かな?なんて考えてしまう。
その場で買い物をするのとは違って、その後の継続した支払いになるので実感が湧かないものなんですね。
「一万円くらいなら」なんて思ったりしてしまうのです。
しかしいざ生活を始めてみると、その一万円が痛いと感じてしまうのです。
最初に自分で決めた家賃の予算というのは、自分でこれくらいなら負担にならないだろうと決めた予算です。
つまりそれ以上オーバーすれば負担になってしまうということを忘れてはいけません!
家賃の予算は最も守るべき条件にしておかないと、その後の生活に影響してしまうので要注意!
次に初期費用についてですが、初期費用に関してはどれくらい用意できるかというのが関係してきます。
自分で用意できる金額内であることが、初期費用の予算なわけですね。
つまり初期費用が予算をオーバーするとなれば、誰かからお金を借りたり、貯金を崩したりするなど、引っ越し前の段階で負担になるのは目に見えています。
初期費用以外にも引っ越しにはお金がかかるので、ここで無理をすると他のことにお金をかけることができなかったりと、大変な思いをすることになりがち。
初期費用は金額も大きいので、予算内で収めることを優先して考えるようにしたいですね。
「毎日のことだから…″通勤・通学先へのアクセス″」
予算に続いて優先順位としてしっかりと考えておきたいのが「通勤・通学先へのアクセス」です。
一人暮らしを始める理由が通勤のため、通学のためという考えの人はきっと多いことでしょう。
実家から通うことが困難で一人暮らしをスタートする人にとって、通勤・通学先へのアクセスというのはもちろん重要なことです。
そのために一人暮らしを始めるわけですから、アクセスが良いということは一番大事なこと。
尚且つ通勤や通学というのはほぼ毎日のこと。
通勤・通学先へのアクセスが悪ければ、それは自分にとってかなりの負担になるというのは間違いありません。
希望条件の中でも優先して考えたいのは当然のことなんですね。
その他の条件がどんなに良くても、通勤や通学をするのが億劫になるような物件では、その後の生活ですら不安になってしまいます。
通勤先や通学先までが遠いと通うのが嫌になってしまうことももちろんありますし、帰宅するのを面倒だと感じてろくに自宅に帰らない!なんてことになってしまうことも。
また女性の場合には自宅まで歩く距離が遠かったりすれば、帰宅が遅くなるときなどは夜道の危険性なども伴ってしまいます。
通勤・通学先へのアクセスは良いに越したことはないんですね。
実家から通うことを考えれば全然近い!なんて考えてしまう人もいるかもしれませんが、そこは実家と比較しても仕方のないこと。
自分で苦に感じるような場所を選んでしまわないように、希望条件の中でも優先して考えるようにしたいですね。
「生活に支障が出るような条件は優先させるべき」
部屋探しの希望条件といっても、人それぞれ希望は全く違うものです。
そして希望条件として考える理由も異なるんですね。
たとえばお風呂とトイレが一緒になっているユニットバスは嫌!と考え、希望条件はお風呂とトイレが別の物件という人はよくいます。
一見好みの問題のようにも思えますが、お風呂とトイレが一緒であることが生理的に無理な人もいるんですね。
そんな人が希望条件としてお風呂とトイレが別であることを妥協した場合、どうなるでしょうか?
「我慢をする」という考えになるわけですが、やはり生理的に無理だと思ってしまえば段々とお風呂を利用するのが苦痛になったり、結局は住み続けるのが無理!と判断して引っ越しを選ぶ人も多いのです。
つまり対した条件のようには思えないことでも、自分にとっては生活に支障が出てしまう条件というのもあるんですね。
周りからは「それくらい妥協したら?」と言われるようなことでも、それが自分にとって生活に支障が出るレベルのことであれば、優先すべき条件だと考えて良いのです。
「自分のわがままだしな」なんて考える必要はありません。
なぜならそこで暮らしていくのは自分なのですから、自分がそれを辛いと思うことを我慢する理由はないからです。
希望条件の優先順位として、自分の場合生活に支障が出てしまうことだなと思うことは、優先順位を高くして考えるようにしましょう。
長く住んでいくためには、我慢をしなければならない条件は省くようにするのが正解ですよ。
妥協してすぐに「違うところに引っ越したい」なんて考えるようになれば、それこそお金もかかってしまいます。
後悔しないためにも優先順位を高く考えて◎
「こだわり条件は本当に必要かどうかを考える」
部屋探しで希望条件を考える中で、こだわり条件がある人もいると思います。
家賃や間取り、部屋タイプや、駅からの間取りなどの基本条件以外の条件のことですね。
このこだわり条件を増やせば増やすほど、物件は見つかりにくくなるというのはたしかなこと。
だからこそ、本当にこだわる必要があるのかどうかをよく考えるようにしてみましょう。
たとえば既に飼っているペットも一緒に住める部屋でなくてはならない!なんて人にとっては、ペット可能物件というのは絶対的に必要なこだわり条件になります。
しかし「もしかしたらペットを飼いたくなるかも…」なんて理由で、ペット可能物件をこだわり条件にするのは現段階では必要のない条件ですよね。
このように「あったら便利」だとか「この条件もあるといいかも!」程度のこだわり条件は、優先させるべき条件ではありません。
いわば部屋探しをしてるときに出てくる欲であることが大半なので、実際に住んでみれば必要のないことである場合が多いんですね。
反対にこだわらなければならない理由が明確になっている場合は、こだわり条件は優先して考えるべきです。
たとえば女性が防犯上の理由でどうしてもオートロックにしたいと考えているのならば、オートロックであるというこだわり条件は妥協すべきではありません。
オートロックというのを妥協した結果、何か防犯上の危害があったとしたら後悔することになりますし、オートロックではない物件だということで不安になりながら暮らすというのも精神上良くないことです。
自分にとってこだわり条件は何故必要性があるのか、本当に必要なこだわりなのかをしっかりと見極めて、部屋探しの希望条件を考えていきたいですね。
「条件として工夫でどうにかなることもある」
部屋探しの希望条件というのは、ついついあれもこれも!と考えてしまいがちです。
しかしそんな条件の中でも、工夫次第でどうにでもなることも実はあるんですね。
たとえば全室フローリングの部屋がいい!なんて希望条件であれば、自分でフローリングマットを購入して部屋に敷けば、フローリングの部屋にすることが可能です。
元は和室だとしても、予算もそれほどかけずにフローリングの部屋にチェンジすることができてしまうわけですね。
フローリングじゃないのがちょっと…なんて考えで物件を諦めてしまうのは正直もったいないことです。
とくに少し古いタイプの物件はフローリングの部屋が少ないですが、その分家賃は安かったりもするので、こういった工夫でカバーするという方法もアリなんですね。
他にもカウンターキッチンのあるキッチンがいい!なんて考えているのなら、カウンターテーブルを購入して置くことでカウンターキッチン風にすることは可能ですし、ロフトの部屋に憧れているのなら、ロフトベッドを置くことで気分を味わうこともできます。
実際に暮らしの中で工夫をしながら理想的な部屋を作りあげている人はたくさんいますし、それも一人暮らしをするうえで楽しみになるということもあるんですね♪
何もかも全ての条件が満たされている部屋ではなくても、暮らしながら自分の理想の部屋にしていくというのは不可能なことではありません。
希望条件として考えている条件でも、工夫次第でどうにかなる条件はそれほど優先して考えなくても良いのではないでしょうか。
それ以外に工夫をしようとどうにもならない!そんな条件こそ優先すべきことなのです。
「あまり欲を出してしまうと物件は見つからない!」
部屋探しの希望条件をあれこれと考えてしまえば、なかなか物件は見つからなくなってしまうものです。
全ての希望条件を満たした物件というのは、やはり現実的に少ないからなんですね。
そもそも部屋探しの希望条件というのは、欲を出せば出すほど増えてしまうものです。
絶対的に必要な条件とは別に、部屋に対する憧れや願望も加わってしまうことで、希望条件が増えたり難しくなってしまうんですね。
しかしそんな風に希望ばかりを言っていれば、当然物件はなかなか見つからなくなってしまいます。
つまり欲を出すほど物件は見つけにくくなり、物件が見つからない原因を作ってしまっているのは自分だということですね。
入居時期に余裕があり、長い期間で部屋探しをすることができるという人ならば、希望条件にこだわって全て満たしてくれる物件を気長に探すというのももちろんありでしょう。
ですが大半の人は入居までの期限が決まっていて、期限までに物件を探さなければならない人ばかりです。
つまり確実に一人暮らしをするための物件を見つけなければならないのですから、贅沢を言って自分の首を絞めている場合ではないということですね。
期限内にそれなりの物件を見つけるためには、希望条件に優先順位を付けて妥協できるようになるということが大切なのです。
「希望条件は優先順位を付けて確実に物件を見つけよう!」
いかがでしたか?
初めて部屋探しをする人の場合はとくに、部屋探しの希望条件はどうしてもこだわってしまいがち。
しかし全ての希望を通そうと思ってしまうと、なかなか希望の物件を見つけることはできなくなってしまいます。
希望条件に優先順位を付けることができれば、その分物件も見つけやすくなるということを頭に入れておきましょう。
譲れない条件は何か?妥協できる条件はないか?これを考えるだけで、優先順位は付けやすくなるはす。
ここを参考にして自分なりの優先順位を考えてみてくださいね☆
コメント
優先順位をつけないとダメというのは知っていますが、その方法が分からなかったので、
特に優先する必要のある項目を挙げて頂けると助かるんです。自分では気づかないことも、教えてもらえると、
すごく頷けることが多くて、これを読めることに感謝しています。
優先事項をつける必要があるんだ!
確かに家賃は一番譲れないポイントかも。
借金して部屋を借りるってわけにはいかないし
無い袖はふれないもんなぁ。
無理して間取りや立地を優先した結果
家賃に毎月苦しむっていうのも本末転倒だし。