マンション選びの際には、新築を選ぶべきか、中古を選ぶべきか、という点で悩まされることも多いですよね。そこで、それぞれのメリット・デメリットをチェックしながら、ニーズに合ったマンション選びのコツを紹介していきます。
新築と中古。マンションはどちらを選ぶのが正解!?
●新築と中古はどちらが良い!?
建ったばかりで、まだ誰も住んでいない状態のお部屋が用意されている新築マンションと、築数年が経過しており、誰かが住んで引っ越した後のマンション。
お部屋探しの際には、どちらを選べば良いのか、悩んでしまう方も多いでしょう。
もちろん、多くの方にとっての憧れは、やっぱりピカピカの新築マンションではないでしょうか?
ですが、実は中古マンションにも中古ならではのメリットがあり、見逃せないものとなっています。
結局のところ、マンションを探す際には、新築と中古、どちらがメリットが大きいのか・・・
気になる所ですね。
実はこれについては、必ずしも「絶対新築が良い!」「中古の方が断然メリットがある!」といった断言をすることはできません。
なぜなら、マンション選びの際には、それぞれのニーズに合ったものを選ぶことが大切だからです。
そこで、新築マンションと中古マンション、それぞれのメリットを紹介しますので、自分に合ったマンション選びの際に、役立ててみてください。
●新築マンションのメリット
まずは多くの方にとっての憧れ、ピカピカの新築マンションのメリットをチェックしてみましょう。
・部屋や設備がキレイ
新築マンションは、もちろん誰も使っていない状態の新品の部屋ですから、部屋や設備がとてもキレイです。
憧れの一人暮らしを始めるのに、「やっぱりキレイな部屋の方が良い」という理想を描く方も多いでしょう。
そんな理想を叶えるために役立ってくれるのが、新築マンションなのですね。
・最新トレンドが取り入れられている可能性あり
マンションの部屋に関しても、ファッションなどと同じように、トレンドがあります。
新築マンションには、そんな最新のトレンドが取り入れられている可能性が高く、オシャレな暮らしをスタートさせたい方にはピッタリです。
また、設備に関しても最新のものを取り入れてあることが多いのも大きなメリットですね。
・清潔感がある
新築マンションの場合、その部屋に住むのは自分が初めて、ということになります。
誰かに使われた後のトイレやお風呂を使用するのには抵抗を感じる、といった方の場合、特にこの点には大きな魅力を感じるでしょう。
・ご近所づきあいがスムーズにいきやすい
新築マンションで意外と大きなメリットとなるのが、「ご近所づきあい」です。
新築に住み始めた方は、ほとんどみんな、同じスタートラインからご近所づきあいが始まることになります。
すでにコミュニティーができあがってしまっているマンションでは、入りづらさを感じることもあるかもしれません。
そんな心配がないのが、新築マンションの嬉しいポイントですね。
●新築マンションのデメリット
メリット満載の憧れの物件である新築マンションですが、だからといって、デメリットがないわけではありません。
お部屋探しの際には、そんなデメリットもしっかり押さえておきましょう。
・家賃が高い傾向がある
新築マンションの最大のデメリットと言えば、やはり家賃についての問題でしょう。
中古のマンションに比べると、どうしても新築マンションは家賃が高くなる傾向があります。
これは「新築という付加価値に対する対価」と考えると良いですね。
確かに最新の設備やキレイな部屋に住めるのですから、多少は家賃が高くなるのも、仕方ないと考えることもできます。
ですが、切実に「できるだけお金をかけずに一人暮らしをしたい」と考えている方には、中古マンションとの家賃の差が、少々イタイと感じるポイントになってしまうでしょう。
・青田買いが多い
新築マンションの場合、すでに建物ができている状態で入居者を募集されることは、多くありません。
実は新築マンションの多くは、「青田買い」と言われる方法で一斉に売りに出されたりするのです。
これは、建物が完成したら一斉に入居してもらえるよう、完成前から入居者を募る方法ですね。
この方法だと、契約前に実物をチェックすることが難しく、完成後に見てみると、イメージと違ったという問題が出てくることもあります。
事前に物件の実物をじっくりチェックしながら、こだわりを持って部屋探しをしたい方には不向きと言えますね。
・選択肢が少ない
部屋探しの際、マンションの条件を「新築」に絞ってしまうと、選択肢はグッと減ります。
住みたい地域や家賃など、理想の条件にピッタリ合う新築マンションを探すのは、決して簡単ではないのです。
・同じマンションの住人がどんな人か分からない
新築マンションの場合、スタートラインが同じなのでコミュニティーを形成しやすいというメリットがある反面、その一緒に入居した仲間がどんな人物なのか、知らないままに新生活が始まるという不安もあります。
中古マンションであれば、事前に多少は確認しておくことができますが、それが難しい新築マンションでは、人付き合いにも「運任せ」のようなところがあるので、コミュニティーに不安を感じる方には少々、ハードルが高いかもしれません。
●中古マンションのメリット
「新築」ほどの憧れの響きは無いものの、もちろん中古マンションには中古ならではの魅力がたくさんあります。
・家賃が安い傾向がある
中古マンションの最大のメリットと言えるのが、家賃の安さです。
新築という付加価値がない分、中古マンションはリーズナブルな家賃で入居できる可能性があります。
「部屋に大きなこだわりは無いから、とにかく家賃は節約したい!」という方には嬉しいポイントですね。
・実績があるので安心
中古マンションの場合、これまで誰かが入居し、生活してきたという実績があります。
そのため、「安全面」や「住みやすさ」に関して安心感を抱きやすいというメリットもあります。
・選択肢が多い
中古マンションなら、新築マンションほど条件は絞られませんので、豊富な選択肢から自分に合った部屋を探すことができます。
・意外とキレイ
古いマンションだと部屋が汚いのかと言えば、そうとは限りません。
管理がきちんと行われているところであれば、前に住んでいた方が出ていく際に、きちんとメンテナンスが行われます。
そのため、新築とそう変わらないようなキレイな状態で住み始めることができる中古マンションも少なくないのです。
●中古マンションのデメリット
意外とメリットの多い中古マンションではありますが、残念ながらデメリットと言えるところもあります。
・見た目が古い
中古マンションは、どうしても建物のトレンドという観点で見ると、「古い」という印象を抱いてしまうことが多いでしょう。
内装はしっかりメンテナンスされていても、マンションの外装はくすんでいたり、「いかにも古い建物」という感じになってしまっていることもあります。
マンションの外観にまでこだわりたいという方には、不向きと言えますね。
・設備が古い
築年数が古いマンションの場合、設備も古く、最新の設備を取り入れるのも難しいことがあります。
「生活する分には困らないけれど、便利な設備を取り入れられないのが辛い」と感じることがあるかもしれません。
・前に住んでいた人のことが分からない
中古のマンションの場合、自分が住む前に、誰かがその部屋で生活をしていたということになります。
わざわざ、その「以前の居住者」と顔を合わせて話をするわけではないため、「どんな人が住んでいた部屋なのか?」ということがわからない不安がありますね。
●イメージに捉われずじっくり検討を!
新築マンションと中古マンションには、それぞれに様々なメリット・デメリットがあることが分かります。
勝手に描いたイメージだけで、「絶対に新築じゃないとダメ!」なんて決めつけてしまうと、部屋探しの選択肢が限られ、大変厳しくなってしまうかもしれません。
まずはそれぞれのメリットとデメリットをチェックし、よく比較・検討したうえで、自分のニーズを満たしてくれる方を選びましょう。
コメント
新築は見た目が今風でおしゃれ、中古なら家賃が安いという事しかそれぞれのメリットは知りませんでした。
でも、どちらにもメリットデメリットがあるとの事で、これを知ると決めるのに余計迷ってしまいそう。
目的というか、理想みたいなのを明確にしておかないと決めるのに時間を要しそうです。
新築マンションに住みたい!
けど、やっぱり家賃が高いですよね。
綺麗で設備がよい分、家賃が高くてとてもじゃないけど手がでません。
毎月毎月の負担になることを考えると大きいですよね。
できるだけ築浅物件を探すかリフォーム済み物件とかで
妥協するしかないかなって感じですね。