アパート探しでは、契約すれば決して安くはないお金がかかることになりますので、それなりに慎重になりたいものですよね。ですが、ついうっかり見落としてしまい、後々になって後悔することも少なくありません。そこで、そんなアパート探しの際に、見落としがちな失敗ポイントを知り、後悔のない部屋を見つけましょう!
アパート探し☆見落としがちな「失敗ポイント」を知っておこう!
アパート探しは慎重に!
アパート探しの結果、部屋を契約することになれば、初期費用だけでも家賃の4ケ月分程度が必要になるのが一般的です。
何十万円という初期費用を支払わなければならないアパート探しは、決して安い買い物ではないのです。
つまり、いざ住んでみて後悔しても、引っ越すとなれば、また安くはないお金が必要になってしまので、簡単には部屋を変えることができないということになります。
そうならないためには、アパート探しの際には、気になる物件をくまなくじっくりチェックして、慎重に選んでいきたいですね。
ですが、慎重になったつもりでも、アパート探しの際、ついうっかり見落としてしまっている部分というのは、意外とあるものなのです。
そこで、そんなアパート探しで失敗しないためにも、見落としがちなポイントを知り、忘れずしっかり確認しておきましょう。
クローゼットや押し入れの中
アパート探しの際、せっかく部屋を見学しに訪れても、クローゼットや押し入れなどは「広さの確認」程度で済ませてしまう方が少なくありません。
中には、クローゼットや押し入れは扉を閉めたままで、外から「見るだけ」で終わってしまう方もいます。
ですが、実はこの部分に不快なポイントが隠されていることは少なくないのです。
クローゼットや押し入れの中は、以前住んでいた方がきちんと掃除したり、換気したりしていないと、湿気がこもり、カビが生えてしまっていることもあります。
クローゼットや押し入れなどの収納部分は、一人暮らしをするにあたり、使わないわけにはいかない部分ですよね。
そんな部分が不潔なのは、大変不快なものです。
アパート探しの段階で、見学に訪れたら、忘れずじっくり確認しましょう。
懐中電灯などで照らしながら細部まで確認すれば、暗い部分までよく見ることができますね。
テナントの有無
アパート探しの際には、条件面だけをチェックすれば良いところでも、実際に見に行ってみると建物の1階部分にテナントが入っているようなところもあるので、ここも要チェックです。
1階部分に飲食店やコンビニなどが入っているアパートは、ある意味では便利ではあるのですが、ニオイや騒音などが気になることがあるかもしれません。
特に24時間営業のコンビニや、夜遅くまで営業しているような飲食店が入っているアパートは、不快な思いをすることもありますので、契約する前に慎重に検討しましょう。
天井の状態
アパート探しで見学に訪れた際には、部屋の床や壁は大抵見ますが、意外と天井は見ないものですよね。
ですが、いざ住んでみると、天井にこそ問題が潜んでいることがあるのです。
例えば天井にシミがあるようなところは、雨漏りの可能性があると考えられます。
アパート探しの際には、たとえ最上階の部屋であっても、しっかり天井まで確認してから部屋を決めるようにしましょう。
コンセントの数
コンセントの数はとても細かい部分なので、チェックしていない方が多いものです。
ですが、現代人の生活では多くの電気を使うもの。
コンセントの数が少なすぎると、生活が大変不便になってしまいます。
アパート探しの際には、コンセントの数や位置も内見の際にチェックしておきましょう。
ただし、コンセントが多くても、アンペア値が低すぎると、すぐにブレーカーが落ちてしまうこともあります。
一人暮らしでも、20アンペアくらいの契約の部屋を選んでおいた方が安心です。
バルコニー
アパート探しでは、専有部分となる部屋だけでなく、共有部分であるバルコニーまで、生活をイメージしながら確認しておくことが大切です。
バルコニーは洗濯物を干すのに使用する方が大半でしょう。
ですが、狭すぎたり日当たりの悪いバルコニーだと、思うように洗濯物を干すことができず、不便な暮らしになってしまう恐れがあります。
また、バルコニーが人目にさらされやすい場所になってしまうと、洗濯物を干すことに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
しっかりプライバシーが守られており、洗濯物を干すのに十分なスペースと日当たりがあるかどうか、アパート探しの段階でイメージを膨らませながら確認してみましょう。
エアコンの有無
エアコンはあって当然と思い込んでいる方が多いかもしれませんが、実はアパートの中には、エアコンが設置されていないところもあります。
その場合、エアコンを購入しなければならないだけでなく、工事費なども自己負担になる恐れがあります。
中には、壁に穴を開けるエアコンの工事が認められない物件もあるので要注意です。
エアコンの有無についても、アパート探しの段階で見落とさないよう、きちんと確認しておきましょう。
近所の様子
アパート探しでは、部屋の設備や清潔感などを重視してしまいがちですね。
ですが、そんな部屋の状態と同じくらい、チェックしておくべきポイントがあります。
それが近所の様子です。
例えば近所に家や施設が何もなく、静かなところは、騒音には悩まされないかもしれません。
ですが、夜遅くに帰宅する際には、人気のない危険な道を歩かなければならないこともあり得ます。
また、線路沿いや大通り沿い、工場や学校の近くといった場所は、騒音に悩まされる可能性が高いですね。
さらにチェックしたいのは、徒歩や自転車などでも簡単に行ける範囲内に、日常の買い物ができる施設があるかどうかという点です。
食料品や日用品を買いに行くのに遠方まで出かけなければならないのは、大変不便です。
アパート探しの際には、そういった近所の様子まで、見落としのないように、しっかりチェックしておきましょう。
ガスの種類
オール電化のところなら問題ないのですが、ガスを使用する物件の場合は、ガスが都市ガスかプロパンガスか、という点もアパート探しの時点で確認しておくべきです。
なぜなら、これは実際に暮らし始めてからの生活費を大きく左右する問題だからですね。
プロパンガスの場合、ガス屋さんが価格を自由に決めることができるため、比較的、高額なことが少なくありません。
これに対して都市ガスは、プロパンガスよりも良心的な価格設定となっています。
アパート探しの際には、そんな「住んでからの光熱費を節約できるかどうか」という点まで考えてチェックすることが重要です。
電波の状態
スマホや携帯電話は、現代人の暮らしには無くてはならないものですよね。
現在では少なくなっていますが、アパートの中には電波状態がイマイチ良くないところもあるので、これについても事前にチェックしておくことが大切です。
最もリラックスでき、自分の時間を楽しめるはずの部屋の中で、電波がしっかり入ってくれないのは大変不便です。
アパート探しの際、内見に訪れたら、必ず電波がしっかり入るかどうかの確認をしておきましょう。
同じ物件の住人
同じ物件にどのような人が暮らしているのか、というのは、一人暮らしの質を大きく左右します。
こればかりは「住んでみなければわからない」という方もいらっしゃいますが、アパート探しの段階でも、ある程度は判断することができます。
例えば物件の共有の部分、階段や駐車場、駐輪場などの状態を確認してみましょう。
ガムの吐き捨てやゴミのポイ捨てなどがある場合、マナーの悪い住人がいることが考えられます。
隣や上下の階に、こういったマナーの悪い住人が運悪く住んでいたら、これは大変なストレスになる恐れがありますね。
アパート探しの際には、部屋の内部だけでなく、こういった共有部分もじっくり確認して、住民の質を見極めましょう。
慌てず焦らずアパート探しを!
アパート探しは、慌てたり焦ったりしてしまうと、ついうっかり見落としてしまうポイントが増えます。
決して安くはない買い物なのですから、慌てず焦らず、十分に気持ちに余裕を持って、アパート探しをすることが大切です。
特に大学に合格してからアパート探しをする方の場合、入学までの期間が短く、つい焦って部屋を決めてしまいがちです。
そうならないためにも、アパート探しは早めの時期から情報収集を始めておき、部屋を決めなければならない時期には、くまなくチェックできるだけの知識と目を持っておくようにしましょう。
見落としがちなポイントまでしっかり確認したうえで、心から納得できる部屋を見つけることができれば、安心して、快適な一人暮らしを長期間、楽しむことができるでしょう。
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