大学生の一人暮らしの部屋を選ぶ際には、子供1人には任せておけないものですよね。では、そんな大学生が一人暮らしをするための部屋選びで、親目線でこだわりたいポイントとはどういったところなのでしょうか?自立する子供を抱える親御さんのためのお役立ち情報を紹介します。
大学生の一人暮らしの部屋☆親目線でこだわりたいポイントは?
部屋探しは親にとっても一苦労!
大学生が一人暮らしをする部屋を探す際には、本人だけではなく、その親御さんもいろいろと悩んでしまうものです。
むしろ、大学生本人よりも、息子や娘の一人暮らしに向けて部屋を探し、出資する立場にある親御さんの方が苦労が大きいこともあるほどです。
これまで家族として、共に暮らしてきた我が子が、自立して1人で暮らしていくとなると、いろいろな不安が生じてきますよね。
そこで、そんな「親だからこそ抱いてしまう不安」をできるだけ解消するために、大学生の一人暮らしの部屋探しで、親がこだわりたいポイントについて紹介していきます。
セキュリティーは必須!
大学生が一人暮らしをするための部屋探しで、親御さんが最も心配なのは、「安心して暮らせるかどうか」でしょう。
自分の目が届かない場所で犯罪に巻き込まれたりしないか、初めて息子や娘と別々の生活をする親としては、生きた心地がしないほどヒヤヒヤしてしまったりするものです。
特に女の子が大学生になり、一人暮らしを始める際には、部屋探しでもセキュリティーには徹底してこだわりたいですね。
そこで、そんな親目線で大学生の一人暮らしの部屋を選ぶ際、こだわりたいポイントが以下になります。
・オートロック
・2階以上
・管理する人がいる物件
・宅配ボックスがある
・テレビ付きドアホンがある
・入居者にややこしい人がいない
・地域の治安が良い
・人通りの多い道だけを通って帰宅できる
我が子の安全を考えた場合に、セキュリティー面でこだわりたいポイントは山ほどありますね。
これら全ての条件を満たすためには、それなりに家賃の高いマンションを契約しなければならない可能性もあります。
ですが、大学生の一人暮らし向けの部屋ばかりを取り扱う学生マンションなどでは、全ての条件を満たし、比較的、良心的な家賃で暮らせることもありますので、チェックしてみましょう。
家賃も切実・・・
大学生が一人暮らしをする部屋にかかる費用については、基本的には親が仕送りをして生活を支えたり、契約時の初期費用や家賃を支払ってあげたりするものです。
まだ学生である息子や娘には、収入はアルバイト代程度しかありません。
そのため、親が支えてあげなければ、生活をすることが難しい状況なのですね。
そんな大学生の一人暮らしの部屋探しでは、当然、贅沢な部屋をホイホイと与えることはできないのが現実です。
大学の学費も支払いながら仕送りをしていくわけですから、家賃は切実な問題となるでしょう。
そこで、大学生の一人暮らしの部屋を探す際に親がこだわりたいポイントとして、以下のようなものが出てきます。
・築年数は古くても良い
・駅から多少遠くても大丈夫
・少しくらいの騒音はガマンできる
・間取りはワンルームや1Kなどで広さは必要ない
こういった条件の物件であれば、家賃もそれなりに抑えられるでしょう。
もちろん、大学生になって始める一人暮らしの部屋に夢や憧れを抱いている息子・娘とは、意見を擦り合わせていかなければならないことになります。
ここで喧嘩が勃発してしまうことも少なくありませんが、数年にわたり、毎月家賃を支払い続けなければならないということを考えれば、ここは徹底的にこだわって納得の家賃に抑えておきたいですね。
生活も気になる!
大学生の一人暮らしの部屋を探す際に、多くの親御さんが心配してしまうのが「生活のしやすさ」です。
これまで掃除や洗濯、食事作りなど身の回りの世話は、基本的に親御さんがしてきたという場合、大学生になって一人暮らしの部屋で全て自分でこなせるのかどうか、不安になりますよね。
例えばキッチンがオマケ程度の部屋の場合、自炊をするのは難しいでしょう。
そうなると、「食生活は大丈夫かしら?」なんて心配になってくるものです。
また、掃除がしにくかったり、水廻りが不潔な物件だと、「不衛生な生活になるのではないか?」という不安がよぎったりします。
大学生の一人暮らし用の部屋探しで、親御さんが生活面でこだわりたいポイントとしては、以下のようなことが挙げられますね。
・ある程度自炊可能なキッチンがある
・スーパーやドラッグストアが近くにある
・水廻りがキレイ
・蛇口から出る水がキレイ
・周辺に工場など空気を汚す施設がない
・日当たりが良い
・押入れやクローゼットにカビが生えていない
・洗濯機を置けるスペースと洗濯物を干せるスペースがある
大学生になって初めての一人暮らしをする息子や娘は、部屋を探す際には、こういった細かいことまで気にしないかもしれません。
ですが、実際の生活を知っている親御さんからすれば、これらの条件は「生活のしやすさ」や「健康的な暮らし」に関わる重要な部分ですよね。
特に食事に関して不安の大きい親御さんの場合は、食事つきの学生マンションや学生会館、寮などを大学生の一人暮らしの部屋候補として検討することもあります。
親元を離れて自立しても、健康的で衛生的な生活を送ってほしいという親の気持ちは変わらないもの。
そんな親心を満たしてくれる物件を選びたいですね。
月々の生活費なども要チェック!
月々の生活費や入居時の出費は、実は選ぶ物件によって大きく変わってきます。
大学生の一人暮らしの際には、仕送りをする親としても、その点にこだわった部屋探しをしたいものですよね。
・プロパンガスより都市ガス
・オール電化もアリ
・比較的新しいエアコンが設置されている
・キッチンを使って自炊ができる
・インターネット回線が引かれている
ガスを使用する生活の場合、プロパンガスと都市ガスとでは、毎月の生活費に大きな差が出てきます。
できるだけ良心的な都市ガスを使える物件を選んでおきたいですね。
オール電化の物件は、生活費の管理も行いやすいのでおすすめです。
また、エアコンは設備として最初から備え付けられている物件を選んでおけば工事費やエアコンを用意する費用が節約できます。
ただし、あまりにも古い型のエアコンだと、電気代が高くつく恐れもありますので、ある程度新しい型のエアコンが設置されている部屋が理想的ですね。
それから、食費を節約したいのなら、やっぱり自炊ができるに越したことはありません。
ある程度自炊可能なキッチンがある部屋なら、健康的で食費にお金がかからない大学生の一人暮らしができるかもしれません。
大学生の一人暮らしに自炊を求めるなら、部屋はワンルームよりも1Kを選んでおいた方が良いですね。
また、大学生にとってインターネットは必須なので、一人暮らしの部屋を探す際には、インターネット回線が引かれているかどうかもチェックしておきましょう。
引かれていない場合、工事費などが必要になり、初期の出費が増えてしまいます。
その他のこだわりポイント
大学生の一人暮らしの部屋を探す際、親御さんによっては、より細部にまでこだわりを求める方もいます。
・トイレとお風呂は別が良い
・自分が泊まりに行った時に寝ることができる部屋が欲しい
・兄弟で一緒に住める部屋が良い
こういったこだわりを持つ親御さんもいらっしゃいますね。
トイレとお風呂は、別になると家賃も高くなる傾向がありますが、それでも衛生面や「自分が泊まりに行った時のこと」を考慮して、「別が良い」と考える親御さんもいらっしゃいます。
また、大学生の一人暮らしの部屋は一般的には、ワンルームや1Kなどの間取りが多いのですが、「泊まりに行ったら寝る部屋が欲しい」「寝食にメリハリをつけさせたい」といった目的で1DKなどの間取りを選ぶ方もいます。
さらに、中には兄弟姉妹が一緒に暮らせるよう、あえて部屋数の多い間取りのところを選び、ルームシェアという形にするケースもあります。
兄弟姉妹で一緒に暮らしてくれれば、親としても安心感がありますよね。
大学生になる我が子が一人暮らしをする部屋に対して、持つこだわりはそれぞれです。
「我が家ならではのこだわりポイント」も、しっかりチェックしてみましょう。
本人とよく話し合おう!
大学生の一人暮らしの部屋探しでは、親御さんはそれぞれに、様々なこだわり条件を持って部屋を選びます。
ですが、実際に大学生になって一人暮らしを始めるのは息子・娘であり、部屋を探す際にも、それぞれにこだわりを持っているものです。
お互いのこだわりを無視して、自分の意見ばかりを通そうとすれば、当然、衝突してしまうばかりになりますね。
基本的に、親が大学生になった息子や娘の一人暮らしの部屋に求める条件は、大まかに言えばたった2つです。
「安心して、健康的な暮らしができるところ」「家計の中で無理なくやりくりして出資できるところ」ですね。
このような想いを抱えていることを、息子や娘によく話して聞かせたうえで、同時に一人暮らしを始める本人の意見にもしっかり耳を傾けましょう。
そうしてお互いの想いを擦り合わせながら、「それぞれのこだわりをある程度実現できる部屋探し」をしていくことが大切ですね。
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