部屋探しをしている人の中には、「築年数が新しい物件」にこだわりがある人もいると思いますが、築年数が古い物件にもメリットがあるんです。今回は、部屋探しをしている人に築年数が古い物件のメリットを紹介します。
部屋探し最中のアナタ!築年数の古い物件の利点を知っておこう♪
築年数、気になりますか?
部屋探しをしていると、「築一年の新築です」とか、「築数年の比較的新しいマンション」というように築年数の新しい物件に魅力を感じやすいと思います。
あなたは、築年数が古い物件にどんなイメージを持っていますか?
外観が汚いとか、部屋が汚い、お風呂やトイレなどの設備がないとか、どちらかというとデメリットの方が多いかもしれません。
確かに、築年数が古い物件には、新築マンションによくあるオートロックだったり宅配ボックスはないかもしれません。
新築マンションと並んでみたらちょっと外観に古さが目立ってしまうかもしれません。
でも、築年数が古い物件にも新築物件にはないメリットがあったりするんです。
部屋探しをしている人は、築年数の新しい物件ばかりに目を向けないで、築年数の古い物件にも目を向けて見て下さい。
今回は、築年数の古い物件のメリットについて紹介します。
家賃が安い
築年数の古い物件の最大のメリットと言えるのが、「家賃が安いこと」です。
新築の場合は、駅から離れていたとしても少し交通の便が悪かったとしても「新築」であることが一つのブランドになってしまっているので、家賃はその土地の周辺の物件よりも高い傾向があります。
少しくらい家賃が高くても絶対に新築に住むと決めている人なら新築の方がいいのかもしれませんが、家賃を抑えたいという一人暮らしの人や若い世代の人は新築よりも築年数が古い物件の方がおすすめなんです。
築年数の古い物件は、周辺の物件より家賃が安くなっていることが多いです。
それは何故かというと、やはり築年数が古いからです。
どんなに駅から近くても、周辺にスーパーやコンビニなどがあって栄えていたとしても築年数で物件を決める人はとても多いので、築年数が古くなればなるほど「ここは嫌だ」という人が増えてしまい、一度空き部屋が出ると中々次の人が決まらないんです。
そのため家賃を出来る限り安くして、「家賃が安い所に住みたい」という人の目に止まってほしいと思っています。
家賃は毎月支払わなければいけないものですし、一人暮らしの人に限らず多くの人は、生活費の中で一番家賃が高くなってしまうものですよね。
沢山稼いでいる人なら家賃が高くなってしまっても痛くも痒くもないものですが、大学生だったり社会人になりたての人は家賃を払うだけでも生活がキツくなると思います。
それが、築年数の古い物件に住んで家賃を少しでも抑えることが出来るのであれば、生活にゆとりを持つことが出来るのではないでしょうか。
一人暮らしは貯金がしにくいと言われていますが、築年数は少し古いけど家賃が抑えられるのであれば、貯金に回せますね。
折角新築の物件に住んでも、家賃が高くして支払えなくなってしまったら追い出されてしまう可能性があります。
そうなってしまったら新築に引越した意味がなくなりますし、また引越しをするとなるとお金がかかってしまいますよね。
部屋探しをしている人は、今自分がどれくらいまでの家賃なら支払えるのかというのを把握しておくことも重要ですが、これからも家賃を払い続けていくことが出来るのかという点も考えておかなければいけません。
収納が多く部屋が広い
続いての築年数の古い物件のメリットは、「収納が多く部屋が広いこと」です。
築年数の古い物件は、多くが和室です。
今の物件は床がフローリングというのが多いですが、少し前までは畳が当たり前だったので、築年数が古い物件には和室のみというタイプが多いんです。
部屋探しをしている人の中には畳の部屋には住みたくないと思う人も少なくないかもしれませんが、和室だと少し広い部屋に住めちゃうんです。
それは何故かというと、和室の六畳と洋室の六畳では広さが違うからです。
なので、築年数が古い和室の六畳と、築年数が新しいフローリングの六畳では和室の方が広く感じるはずです。
部屋の個数が変わるわけではなく、人が何十人も入れるくらいの差があるわけでもないですし、和室の六畳もフローリングの六畳も適当なサイズにしているわけではありません。
ただ、昔の六畳サイズと今の六畳サイズでは昔の方が少し広めに作られているため、築年数が古い物件の方が広く感じるそうなんです。
また、和室の場合はクローゼットではなく押入れになります。
クローゼットと押入れだと、押入れの方が大きいんです。
クローゼットも押入れも長さや広さに規定があるのですが、押入れの方がその規定のサイズが大きくなっているため、クローゼットよりも押入れの方が収納スペースが広いんです。
部屋探しをしている人なら内見をしたり、部屋の間取図を見ていると思いますが、押入れよりも狭くて小さなクローゼットはあっても、クローゼットより狭くて小さな押入れを見たことがあるという人はいないと思います。
荷物が多いという人にとっては、築年数が古い物件の方がちゃんと押入れに収納することが出来るので、部屋を広々と使うことが出来るのではないでしょうか。
リフォーム済で室内は綺麗になっている
最後のメリットは、「リフォーム済で室内は綺麗になっていること」です。
築年数の古い物件全てに当てはまるというわけではありませんが、築年数の古い物件の中には築年数が古いだけで実は部屋の中は最新になっているという場合があります。
中には築年数が古いのにシステムキッキンを導入している物件や、最新のトイレを導入している物件もあったりするんですよ。
築年数が古いからといって、全てが古いわけではないです。
つまり、築年数だけで「古い」と決めつけてしまうのは早いんです。
確かに築年だけをみてしまうと昭和で古い物件かもしれませんが、大切なのは築年数なのでしょうか?
その物件で暮らしていく中で大切なのは、部屋の中ですよね。
見た目が古くて周りの人には自慢することが出来ない物件だとしても、部屋の中で快適に過ごせるのであれば、問題はないと思いませんか?
生活している中で、築年数を気にすることなんてほとんどありませんよね。
リフォームやリノベーションをしていない物件でも、築年数が古いからということで自分でDIYをしてもいいという物件もあったりします。
自分でしなければいけないので、手間はかかってしまいますが、自分の好きなように出来るのって嬉しいですよね。
もちろんこれらは、大家さんや管理者の許可が必要になるので、築年数が古い物件はどこでもしていいというわけではありません。
ただ、新築よりも部屋のことに対して緩い場合が多いので、ポスターを貼ったりすることもOKだったりします。
他にも築年数が古い物件は、インターネットを接続していない場合も多いですが、大家さんに頼めばインターネットを開通してもらえたりもします。
つまり築年数が古い物件は、ある程度融通が利くんです。
大家さんと仲良くなっておくと、融通してもらいやすくなったりするかもしれませんね。
新築の場合は、画鋲の穴でさえも開けることが出来なかったりするので、築年数が古いということだけであまり気にすることなく生活出来るのはいいことですよね。
築年数が古くても意外にアリかも!?
部屋探しをしている人に築年数の古い物件のメリットについて紹介しました。
築年数が古くてもメリットは沢山あるんです。
もちろん、耐久性などの心配も築年数の古い物件にはあると思います。
でも「築年数が古いから」という理由だけで候補から外してしまうのではなく、「築年数が古いけどこの物件はどんな物件なのかな?」と調べてみて下さい。
もしかしたらあなたが探している条件の物件に合うかもしれませんよ。
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