防犯対策、どうすればいい？

一人暮らしをする時に気をつけなければいけないことは、何でも1人でこなさなければいけないということです。

食事の用意だって掃除だって、何でも1人でしなければいけなくなります。

これまで実家で母親や父親がしてくれたことを全部、自分だけでやらなければいけなくなります。

でも、一人暮らしになったらやるべきことはそれだけではありません。

一人暮らしだからこそ、防犯対策もしっかりとしなければいけません。

泥棒とかストーカーに狙われてしまうのは実家暮らしの人だけではありません。

防犯対策って、テレビでもよく見かけますが、一人暮らしの人は具体的にどんな防犯対策が出来るのかって意外に分からないことが多いですよね。

そこで今回は、一人暮らしで出来る防犯対策とはどんなことなのか、紹介します。

物件探しから防犯対策は出来る

一人暮らしを始めるとなったらまず初めに物件を探すことになりますよね。

駅から近い方がいい、家賃は安い方がいい、などの条件は人それぞれあると思いますが、この時点からきちんと防犯のことも考えておきましょう。

物件探しの段階で出来ることは、何階に住むか、周辺で過去に事件が起きていないか、などです。

これらは住む前から分かることなので、防犯対策をしっかりしておきたいという人は物件探しの段階からこのようなことにも重視しておきましょう。

一人暮らしとなると、大体アパートかマンションに住むことになると思います。

なので、部屋によっては1階になることもあると思いますが、1階は危険です。

絶対にダメというわけではありませんが、簡単に怪しい人に入られてしまう可能性があるので、1階に住むのであれば他の階よりもより防犯対策をしておかなければいけません。

もちろん、2階以上の部屋でも防犯対策はしっかりしておくべきです。

例え最上階であっても、泥棒や変質者が全く現れないという保証はありません。

また、部屋の位置もあまり人目がつかない位置だと狙われやすくなりますので気を付けましょう。

そして、周辺の治安はとても重要です。

泥棒が多いとか、変質者が多いとなると、あなたも狙われる可能性があります。

どんな事件が過去に起きているのか調べて、出来れば昼間と夜、平日と休日の計4回ほど、住みたい街に足を運んでみましょう。

昼間は賑やかでも夜は街灯もない街だと、一人暮らしの人にとってはとても不安になってしまうと思います。

なので、昼間だけではなく夜の時間もどんな街なのか事前に知っておきましょう。

また、マンションによってはホームセキュリティがしっかりしているマンションもあります。

個人的にホームセキュリティに入ると、かなりのお金がかかってしまいますが、マンションが加入していると管理費で安くホームセキュリティに加入出来る場合があるので、セキュリティ管理がしっかりしているマンションを選ぶようにすると安心ですね。

オートロックマンションにするのも防犯対策になりますが、オートロックマンションだからといって安心してはいけません。

自分がオートロックを解除する時に周辺に誰もいないかチェックしておかないと、部外者が入ってしまう可能性があります。

オートロックマンションに住むのであれば、きちんと住人の顔を把握しておいて安易に部外者を入れないようにしましょう。

防犯グッズを購入しよう

引越し先が決まったら、防犯グッズを買っておきましょう。

防犯グッズというと高いイメージがあるかもしれませんが、100円ショップでも防犯グッズは売っています。

高い防犯グッズの方がいいとは限らないので、まずは安い防犯グッズを揃えておきましょう。

一人暮らしで抑えておきたい防犯グッズは、玄関用補助錠、窓用補助錠です。

玄関の鍵は大体が1つですよね。

でもこれでは、泥棒に簡単に入られてしまう可能性があるので、玄関用補助錠で玄関のロックを2つにしましょう。

すると、泥棒に入られる可能性はぐっと低くなります。

泥棒って、その家の住人が帰ってくる前や周りにバレない内に物取りをしなければいけないので、時間に追われているんです。

玄関の施錠が2つもあると、それだけ開けるのに時間を掛けてしまうことになるので泥棒は寄り付かなくなります。

窓用補助錠も同じで、めんどくさい作業を増やせば増やすほど防犯対策出来ます。

窓用の防犯ベルもあるので、一人暮らしの人は是非買っておきましょう。

防犯グッズがなくても防犯対策は出来る

防犯グッズがあるからといって安心しきってはいけません。

防犯グッズがあるなしに限らず、防犯対策をしっかりとしなければいけません。

出掛ける際には玄関の鍵をしっかりと閉めましょう。

忘れてしまいがちなのが、窓の鍵です。

家にいない時は窓の鍵は閉めておかないと、泥棒が入りやすくなってしまいます。

また、家の中にいる時でも玄関の鍵はしっかりと閉めておきましょう。

一人暮らしだと在宅時間が固定化してしまいがちです。

これだと泥棒が入りやすくなってしまいますので、在宅時間はあまり固定しないようにしましょう。

電気代はかかってしまいますが、なるべくいつも部屋は明るくしておいたり、テレビはつけっぱなしにしておいた方が泥棒が入りにくくなりますよ。

一人暮らしの場合は、外に洗濯物を干す際も気をつけた方がいいです。

毎日洗濯をするのではなく、何日か溜めておいてから洗濯をする方が節約にもなりますし防犯対策にもなります。

一人だと洗濯物の量が少ないですよね。

毎日少ない量を干していると、｢あの家は一人暮らしだから狙いやすい｣と思われてしまいますので気をつけましょう。

何日も洗濯物を干しっぱなしにしているというのも狙われやすくなるので注意して下さい。

女性の場合は、下着を外に干しておくと下着泥棒に狙われやすくなるので、下着は家の中に干しておきましょう。

男性物の下着を干していると狙われにくくなると言われているので、彼氏がいるいないに関わらず男性物の下着を干して一人暮らしではないアピールをしておくといいですよ。

他にも、郵便ポストはこまめにチェックしておきましょう。

ポストに鍵を付けるのも効果的です。

ここから個人情報を盗まれてしまうことが多いので、ポストの中には例えチラシであっても溜め込まないようにして下さい。

そしてポストにはなるべく自分の名前を書かないようにしましょう。

1人だからこそしっかりと防犯対策を

一人暮らしの防犯対策について紹介しました。

物件探しから防犯対策は出来るので、これまで実家暮らしで防犯対策なんて気にしたことがなかった人も、一人暮らしを始める上でしっかりと自分で防犯対策をするようにしましょう。

自分の身を守るためなら多少お金がかかっても仕方ないと思いますが、お金をかけるだけが全てではないので、自分が出来ることから始めて下さい。

一人暮らしになると周りとコミュニケーションを取らない人も増えます。

でも近所にはどんな人がいて、自分がどんな人なのかを周りに知ってもらうことで危険な目に遭ってしまう可能性は低くなります。

近所の人全員と顔見知りになるのは難しいことでも、隣の人、よく顔を合わせる人とはコミュニケーションを取るように心掛けましょう。

防犯は、気にしすぎるくらいしておくべきです。

今の時代、女性だけではなく男性も狙われることがありますので、一人暮らしを始める時はどんな些細なことでも気をつけて下さいね。

｢これをしたからもう安心｣と気を緩めてしまうと、痛い目に遭うかもしれません。

1人だからこそ、しっかりと自分のことを守りましょうね。