一人暮らしをする際、お部屋探しで最も気になるポイントと言えば、家賃ですよね。では、一人暮らしの家賃はどの程度の値段がベストと言えるのでしょうか?目安を知って、失敗しないお部屋探しに役立ててみてください。
一人暮らしの家賃の目安とは!?どの程度がベスト?
●一人暮らしで気になる「家賃」
一人暮らしを始めるなら、「家賃は安いに越したことはない」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ですが、本当にそうでしょうか?
一人暮らしは、選んだそのお部屋で「生活」をするわけですから、家賃がいくら安くても、「安かろう悪かろう」では困るのです。
自分にとって、「快適な暮らしが叶う」「部屋に帰るとホッとできる」というところを見つけなければなりません。
では、そんな快適なお部屋探しをするためには、一人暮らしの家賃はどの程度のところを選べば良いのでしょうか?
その目安や、よりお得なお部屋探しのコツについてチェックしてみましょう。
●一人暮らしの家賃の平均値は!?
まずは、実際に一人暮らしをしている方が、今現在、支払っている家賃の平均値を知りたいところですね。
これは地域や年代、職業などによっても違ってきますが、例えば20代の会社員なら、首都圏で7万円前後と言われています。
ちなみに、関西などで一人暮らしをする場合、家賃は少しリーズナブルになることが多く、同じく20代会社員の平均は6万円弱となっています。
ですが、これはあくまでも「自分で稼いでいる社会人」が一人暮らしをした場合の家賃の平均です。
では、まだアルバイトや仕送りくらいしか収入がない大学生の一人暮らしの場合、家賃がどの程度なのか、気になるところですね。
実はこれに関しても、平均は6〜8万円程度となっています。
ただし、中には学生の一人暮らしを応援してくれる、家賃が良心的な物件もあり、5万円以下というリーズナブルな家賃で夢の一人暮らしを実現している方もいるようです。
●家賃が高い物件の魅力を知ろう!
では、そもそも一人暮らしをするための物件の家賃は、どんなところで差が出てくるのでしょうか?
まず、家賃が高い一人暮らし用の物件の特徴や魅力をピックアップしてみましょう。
・利便性が高い
・バストイレが別
・間取りが広い
・築年数が新しい
・設備が良い
こういった「住みやすさ」にこだわった良い条件が揃えば揃うほど、家賃も高くなる傾向があります。
例えば駅から近く、交通の便が良いところは、一人暮らし用の小さめの部屋でも、多少は家賃が高めになってしまうでしょう。
それから、新築マンションはどうしても「新しい」という付加価値があるため、少々家賃も高めです。
さらに贅沢を言えば、「ユニットバスは嫌」という場合、お風呂とトイレが別に設けられたところを選ぶと、家賃はややお高めになってしまいますね。
間取りについても、一人暮らしによくある「ワンルーム」などは家賃も安く設定されていることが多いですが、部屋数が多い広々としたところや、収納がたっぷりあるようなところは高めの設定になっている可能性が高いでしょう。
家賃が高い物件は、「高いだけのことはある」と言えるような、便利で住みやすい条件が揃っていると言えますね。
これら全ての条件を満たすような素敵なお部屋で一人暮らしをするとなると、かなり高額の家賃が必要になると覚悟した方が良いですね。
●家賃はどのくらいがベスト?
一人暮らしのお部屋探しでは、ほぼ家賃の高さに比例して、良い条件の物件を見つけることができると考えて良いでしょう。
ですが、一人暮らしで、そこまで贅沢な部屋に住んで、高額な家賃を支払い続けることができるという方は、そう多くはありませんよね。
では、一人暮らしの家賃はどのくらいを目安にしておけば、後々に後悔しないのか考えてみましょう。
まず、一人暮らしにかかる家賃の目安は、「収入」に比例して変わるということを覚えておかなければなりません。
収入が毎月30万円ある会社員と、アルバイト代と親の仕送りでどうにか生活しなければならない大学生とでは、家賃にかけられる金額は違ってきますね。
一人暮らしの場合、家賃の目安は「収入の3割程度」が理想的と言われています。
つまり20万円の収入がある方なら、6万円の家賃なら、なんとかやっていけると考えられるということです。
学生さんの場合は、アルバイト代や親からの仕送りを考慮したうえで、どの程度を家賃に回せるかということを、じっくり考えてお部屋探しをする必要がありますね。
一人暮らしにかかるコストは、家賃だけではありません。
他にも、食費や光熱費など、生活していくために必要なコストがたくさんあります。
そのような点もしっかり頭に入れて、収入の3割程度の家賃で快適に暮らせるお部屋探しをしてみましょう。
●家賃を抑える方法とは?
お部屋探しの際に、できるだけ家賃を抑えた部屋を見つけるためには、まずはいくつかの妥協点を見出すことが必要になります。
・歩けるなら駅から多少遠くても諦める
・ユニットバスでも妥協する
・ワンルームにしておく
・多少古くても良しとする
・騒音なども気にしない
良い条件ばかりを揃えれば、家賃が高くなるのは当然。
ならば、お部屋探しの中で、「ここなら妥協できるかも」という条件を作っていくことが大切です。
全て条件が悪い、家賃が安いだけが魅力のボロボロの物件が良いというわけではありません。
「新築だけどユニットバス」とか、「駅からは遠いけれど設備は最新」など、こだわり条件と妥協ポイントのバランスをとりながら、住み心地の良いところを見つけていきましょう。
●家賃を安く済ませるお得な住み方
一人暮らしの家賃はできるだけ安く抑えたいけれど、住み心地の良い素敵な部屋も諦められない・・・
そんなわがままを叶えてくれる、お得な住み方もあります。
・ルームシェア
気の合う仲間などと共に、広い1つの部屋を借りて、シェアするという使い方をしてみましょう。
この方法なら、比較的、広々として住み心地の良い素敵な部屋でも、家賃をシェアするメンバーで割り勘にできるので、安く住むことができます。
完全な一人暮らしが不安という方にも、ピッタリな住み方ですね。
・寮
特に学生さんにおすすめの、家賃を抑える方法が「寮」を選ぶという方法です。
寮といっても、なかなか住み心地が良く、素敵なお部屋もけっこうあります。
しかも、一人暮らしを考える学生を対象にした寮なら、家賃はかなり良心的なことが大半です。
中には月々3万円程度の家賃で暮らせてしまうというところもありますので、収入の少ない学生の一人暮らしには、大変魅力的ですね。
一人暮らしというと、完全に1人で生活しなければならず、家賃も自分の力でどうにかするしかない・・・
そう考える方は少なくありません。
ですが、少々視点を変えて、完全な一人暮らしとは言えないけれど、ルームシェアや寮などをうまく利用すれば、家賃は大幅に抑えることが可能です。
家賃を抑えられれば、その分、浮いたお金は自分の趣味や楽しみに充てることもできるのです。
特に現在では、一人暮らしの住み方も多様化し、ルームシェアという選択肢を選ぶ方も増えてきています。
一人暮らしを始める際には、これらの選択肢も考慮しながら、家賃の節約を検討してみましょう。
●適切な家賃で検討を!
一人暮らしのお部屋探しで重要なポイントとなる「家賃」は、それぞれに「適切な」金額かどうかをチェックすることが大切です。
いくらでも家賃にお金がかけられるなら、高くても自分が求める条件にピッタリ合うお部屋を見つけることはできるかもしれません。
ですが、なかなかそうはいかないのが現実。
生活にかかる支出の中で、「私が家賃にかけられる金額はここまで」という適切な家賃の上限を決めてお部屋探しをしましょう。
平均的には月々、5〜7万円かかってしまう家賃。
決して安い金額ではないですよね。
だからこそ、「この家賃でこの条件なら納得できる!」と心から思える物件を、じっくり探すことが大切です。
まずは一人暮らしのイメージを膨らませて、こだわりポイントと妥協できるポイントをまとめた上で、適切な家賃のお部屋探しをしてみてください。
コメント
家賃を抑える方法は細かい事を気にしすぎず、妥協をする事もポイントになってくるんだなという実感を持ちました。
理想をすべて叶えようとすると、自然と家賃も上がってしまいますから、少しは妥協も必要ですね。
他にも、お得な住み方も教えてもらったので、これも検討をしてみたいです
家賃は収入の3割程度か…。
親からの仕送りが10万円でバイトで5万円稼ぐなら
15万円の収入だから4万5000円くらいの部屋かあ。
相当ボロいアパートとか立地が悪いとかじゃないと
なかなかそういう部屋ってないですよね、都心部じゃ。
6万円にするためにはバイトで10万くらい稼がなくちゃ駄目かぁ。