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部屋探しの「仲介手数料」って!?値切るのは可能?

部屋探しの際には、敷金や礼金以外にも、仲介手数料というコストがかかってくることがあります。では、この部屋探しでかかってくる仲介手数料とは、どういった費用なのでしょうか?値切ることは可能なのでしょうか?気になる点について、不安や疑問を解決しておきましょう。

知っておきたいお金の話

部屋探しをする際には、ただ憧れや夢を抱いて探すだけでなく、現実的な「お金の話」などもしっかり踏まえておかなければなりません。

例えば部屋探しをしていく中で、「ここが良い!」という条件の整った物件を見つけることができたとしても、敷金、礼金、仲介手数料、家賃など、かかってくるコストの面で折り合いがつかずに、契約することが難しくなってしまうこともあります。

部屋探しを始める時には、敷金や礼金、仲介手数料などの「契約時に必要になる費用」について知っておき、また、予算を立てておくことが大切です。

ですが、「敷金や礼金は知っているけれど、仲介手数料って何?」という方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに、部屋探しの情報誌などを見ていると、敷金や礼金については記載があるけれど、仲介手数料についての記載があることは少ないですよね。

そこで、部屋探しでかかってくる「仲介手数料」とは、一体どんな意味を持つ費用なのか、値切ることは可能なのかなど、気になる点についてチェックしてみましょう。

仲介手数料とは?

まずは、そもそも部屋探しの際にかかってくる「仲介手数料」というコストがどういったものなのか、知っておきたいですよね。

この仲介手数料というのは、簡単に言えば、部屋探しを手伝ってくれた不動産会社に支払う報酬のことを言います。

一般的な部屋探しでは、マンションなどの物件の大家さんと個人が契約を結ぶ事は少なく、不動産会社を通すことが大半です。

そして、入居者を探す大家さんと、部屋探しをする人とを取り持ってくれた不動産会社への成果報酬として、契約時に仲介手数料が支払われることになるわけですね。

つまり、この仲介手数料というのは、部屋探しをサポートすることが仕事となっている不動産会社などの仲介業者の利益となるお金なのです。

仲介手数料ってどのくらい?


部屋探しをする際には、敷金や礼金以外にも、仲介手数料が発生することを計算に入れて探していくことが必要になります。

では、この仲介手数料は具体的には、どの程度の金額になるのか、というのが気になるところですね。

これについては、業者によっても異なりますが、だいたい家賃の1ケ月分が設定されていることが多いようです。

つまり、家賃5万円の物件を契約した場合は、部屋探しに協力してくれた業者に対して、約5万円の仲介手数料を支払うことになる、というわけですね。

この仲介手数料に関しては法律で上限が定められており、家賃1ケ月分+消費税の金額以上は受け取れないことになっています。

基本的には上限ぎりぎりの報酬を得ようとする業者が多いため、だいたい家賃1ケ月分になると考えておくと良いでしょう。

つまり、部屋探しで条件にこだわり、家賃の高い物件に決めてしまうと、その分、仲介手数料も高くついてしまうということになりますね。

仲介手数料の値切りは可能?

部屋探しの際には、できるだけ契約時にかかるコストを安く抑えたいところですが、この「仲介手数料」については値切ることができるのかどうか、という点についても知っておきたいポイントですね。

これについては、結論から言えば、値切りは難しいと言えます。

なぜなら、仲介手数料は部屋探し・契約を仲介してくれた業者に支払う成果報酬であり、仲介業者の大切な収入源となるためです。

これを値切られてしまうと、不動産会社などの仲介業者は心証を悪くしてしまう可能性が高いのです。

基本的に、部屋探しの際に値切りやすいのは、「礼金」と言われるコストであり、敷金や仲介手数料は値切りにくいコストと言えるでしょう。

強引な交渉をすると、仲介業者のモチベーションが下がり、良い物件を紹介してもらえなくなる可能性もあるので要注意です。

できるだけコストをかけずに部屋探しをしたい、値切り交渉を成功させたいと考えるのであれば、仲介手数料ではなく、礼金や設備の充実など、他の部分で交渉をしてみましょう。

仲介手数料がお得な物件も!


家賃約1ケ月分という、それなりに大きな金額になってしまう仲介手数料ですが、部屋探しの際にじっくり比較・検討すれば、この費用がお得に設定された物件もあることが分かります。

中には仲介手数料無料という物件もありますので、部屋探しの際に注目してみると良いですね。

ですが、そもそも仲介業者の重要な収入源である仲介手数料が、なぜ無料や半額といった設定にできてしまうのか、疑問を抱いてしまう方もいらっしゃるでしょう。

「そういう物件は、何か裏があるのでは?」なんて不安になってしまうかもしれません。

実は、仲介手数料が無料の物件には、別のところで仲介業者が利益を得ることができる工夫があります。

そのため、特に部屋の条件が極端に悪いとか、ワケあり物件だとか、そういった事情が必ずあるというわけではないのです。

仲介業者が得られる別の利益というのは、例えば貸主である大家さんから仲介手数料が得られるパターンですね。

一般的には借主が仲介手数料を支払うシステムになっているところが多いのですが、なかなか入居者が決まらない部屋などの場合、仲介手数料を貸主が支払ってくれるケースもあるのです。

貸主としても、空き部屋のままで放っておくよりは、仲介手数料を支払ってでも入居してもらった方がお得になるためですね。

他にも、貸主から広告料が支払われている場合にも、仲介手数料が割引きになるケースがあります。

直接契約ってどうなの!?

部屋探しの際に仲介手数料が気になるなら、「仲介業者なしで借りられる物件を探せば良いのではないか?」なんて考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

つまり、大家さんとの直接契約をするという方法ですね。

実は物件は、必ずしも不動産会社などの仲介業者を通さなければ契約できないというわけではありません。

中には、物件の持ち主である大家さんとの直接契約が可能な物件もあり、そういったところを中心に部屋探しをしていけば、仲介手数料無料での契約も不可能ではないということになります。

ただし、条件に当てはまるピッタリな部屋を、仲介業者なしで探すというのは簡単なことではありません。

かなり手間ひまがかかりますし、頑張って探してみても、思うような物件が見つからない可能性もあると考えた方が良いでしょう。

これは、多くの大家さんが仲介業者を通して入居者を募集しているためです。

なぜ、貸主も借主も、その多くが仲介業者を通しているのかと言えば、その方が様々なトラブルが起こりにくくなるため、というのが大きな理由の1つになります。

直接契約の場合、契約の際や、入居後に様々なトラブルが起こってきた場合に、貸主と借主の間で揉めてしまうことがあります。

間にプロの仲介業者が入っていれば、うまく収まる問題でも、直接の契約になることで、スムーズに解決できなくなることもあるのです。

このようなトラブルを防ぐために、多くの大家さんが仲介業者に依頼して入居者を募集する、という方法を取っているわけですね。

そのため、もし部屋探しの段階で「仲介手数料を節約しよう!」と直接契約を申し込んでも、断られてしまうことも少なくありません。

部屋探しでは、まるで「ムダなコスト」のように考えられてしまいがちな仲介手数料ですが、仲介業者を介して部屋探しをすることには、仲介手数料に見合うだけの価値があるということですね。

もちろん、中には気になる物件を自分で見つけ、自分で大家さんに連絡して、直接契約することに成功したという例もあります。

また、物件を管理している会社が、仲介業者を通さずに入居者を募集しているという物件もあるため、こういったところでは気軽に直接契約をすることも可能です。

どうしても仲介手数料を省きたいというのであれば、こういった条件に絞って、部屋探しをしてみるのも1つの方法ですね。

意味を知れば納得のコスト

部屋探しの際に気になる、謎のコスト「仲介手数料」。

ですが、この仲介手数料という費用がどんな意味を持っているのか、なぜ支払わなければならないのかを知れば、「納得できるコスト」になりますよね。

部屋探しには、それなりに高額なコストがかかってしまいますから、1つ1つのコストの意味を知り、納得して支払えるようにしておきたいものです。

仲介手数料についても、きちんと理解したうえで支払ったり、うまく節約できる方法を検討してみましょう。

コメント

  1. トップ より:

    物件を見ていると、家賃などに加えて隅の方に仲介手数料というのが書かれている時がたまにあります。
    これを見て、一体何だろう?と不思議に思ったんですが、調べることもせずそのままにしていました。
    その手数料に関して、分りやすいように説明がなされていて、「そうなのね!」と納得できました〜。

  2. ミラノ より:

    仲介手数料って高いよね…
    敷金礼金払って、引越し代も払って
    あれやこれやでただでさえお金かかってるのに
    仲介手数料まで家賃1ヶ月分取られるんだもん。
    仕方ないことなのは分かってるけどさぁ…
    ほんと引越しってお金ばっかりかかって気軽にできませんね。

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