どの不動産屋がいいの？

一人暮らしをしようとした時、あなたがしなければいけないは何でしょうか？

一番大切なことは、家を探すことですよね。

家族が出張で自分は今の家に住みながら一人暮らしを始めるといった特殊な場合を除いては、一人暮らしをすると決めた時家探しから始め無ければいけません。

家探しをする際に必要となるのが、不動産屋の紹介ですよね。

今はネットでも物件を探すことが出来ますが、住みたい家を見つけたら不動産屋に連絡をして契約しなければいけません。

不動産屋は、日本全国沢山あります。

チェーン店になっている不動産屋もあれば、街で小さな不動産屋としてひっそりと物件を紹介している不動産屋もあります。

どちらの不動産屋に行けばいい物件に出会えるのでしょうか。

今回は、街の不動産屋と大手の不動産屋のメリットとデメリットを紹介します。

街の不動産屋のメリットとデメリット

まずは、街の不動産屋のメリットについて紹介します。

街の不動産屋のメリットは、何と言っても融通が効くという点です。

例えば、いい物件が見つかったとしても契約するためには敷金や礼金、前家賃など様々なお金が必要になります。

そのため、いくら家賃が安い物件であっても一人暮らしをするためには何十万円ものお金がかかるんです。

前から貯金をしていて、自分の住みたい家の契約金が全て払えるのであれば問題はありませんが、高額で払えない…と言った場合は値下げ交渉に応じてくれるかもしれません。

家賃を値下げするとか、契約金を全てチャラにするなんてことは出来ませんが、敷金を一ヶ月分安くしてくれるとか、礼金をなしにしてくれるといった交渉をしてくれやすいんです。

これはどうしてかというと、街の不動産屋は古くから物件の取引をしていて信頼があるからなんです。

そのため、街の不動産屋を経営している人は、顔が広いんですよ。

また、街の不動産の場合は、まだ世に出ていない穴場物件を紹介してくれやすいです。

その街の不動産屋をしているからこそ知っている安い物件を見つけてくれるかもしれません。

その他にも、この街がどんな街なのかを教えてくれます。

今住んでいる家と同じ街に住むのであればこのような情報はいらないと思いますが、全く知らない土地に一人暮らしをするとなると、周りの環境などが気になりますよね。

街の不動産屋の場合は、安いスーパーがどこにあるかとか、過去にどんな事件が起きていたのかなども把握しているので、この街に住んだらどんな生活が出来るのかというのをイメージしやすいですね。

街の不動産屋のデメリットは、物件が少ないことです。

その街や近隣の街の物件しか扱っていないという場合が多いので、たとえば三つ先の駅の物件が知りたいと思っても、その駅の不動産屋に行かないと家を紹介してもらえないなんてことがあります。

他にも、街の不動産屋の場合はスムーズに契約することが出来ない可能性があるという点があります。

特に不動産屋が忙しいと言われている春先に一人暮らしをするための契約をしようとしても、街の不動産屋の場合は待たされてしまうことが多いかもしれません。

それは何故かというと、街の不動産屋の場合は人手が少ないからです。

大手ではないので、いくら黒字運営の不動産屋であっても多くの人材をとることは出来ません。

そのため街の不動産屋のほとんどは数名で運営しています。

そうなると、多くの人が引越しで動く時期に人手不足になってしまうんです。

早く契約したいのに契約出来ない…なんてことがあるかもしれません。

大手の不動産屋のメリットとデメリット

続いては、大手の不動産屋のメリットとデメリットを紹介します。

何と言っても大手の不動産屋は、紹介出来る物件の数が街の不動産屋とは違います。

｢この街に住みたい｣という希望があれば、その街はもちろんのこと、希望する街でいい物件がなかった時のために近隣の街の物件までもをその大手の不動産屋で紹介してもらうことが出来ます。

自分の希望する街に、必ず自分が気に入る物件があるとは限りません。

近隣であれば、自分が希望する街にも近いですし、もしかしたら近隣の街の方が自分の希望通りに住める街かもしれませんよね。

街の不動産屋の場合は、他の街の物件を紹介することが難しいので、大手の不動産屋の方に行ったほうが色んな物件を紹介してもらいやすいです。

また、大手の不動産屋の場合は、ネットでも物件を紹介していることが多いので、｢ネットを見て…｣というと話が早く済む場合があります。

そして、街の不動産屋では待たなければいけないという時期の引越しであっても、大手の不動産屋の場合は人手が多いのでスムーズに契約することが出来ます。

他にも、大手の不動産屋と契約が成立すると、プラスになることがあります。

例えば、大手の不動産屋と契約している引っ越し業者を使えば、一人暮らしの引っ越し代が安くなるとか、他の人を紹介すれば生活用品がもらえるなどの特典を受けられるかもしれません。

街の不動産屋では受けられないサービスが、大手の不動産屋なら受けられることがあるんです。

一人暮らしだと引っ越し代が安いとはいえ、引っ越し代って結構かかるんですよね。

そんな引っ越し代がさらに安くなれば、浮いたお金を自分のために使うことが出来ちゃいますよ。

大手の不動産屋のデメリットは、多くの物件を紹介しているからこそ物件や街に詳しくないという点です。

多くの物件を紹介していると、一つ一つの物件の知識が浅くなってしまいます。

どんなに記憶力がいい人が不動産屋にいたとしても、全ての物件の状態を記憶している人なんてほぼいないと思います。

それほど、大手の不動産屋はたくさんの物件を抱えているんです。

また、大手の不動産屋はノルマがあったりするので、何としても契約に結び付けようと必死で物件を売り込むなんてこともあるようです。

｢他の不動産屋の物件も見てみたい｣と思っていても、大手の不動産屋に足を運んだら契約するまで物件のアピールを聞くことになってしまった…なんてこともいるかもしれません。

その他にも、大手の不動産屋の場合は融通が通りにくいです。

初期費用を安く済ませたいと思っても、しっかり敷金や礼金を払わせることも多いので、街の不動産屋よりかは高くなってしまうかもしれません。

いい部屋を見つけるためには？

街の不動産屋と大手の不動産屋のメリットとデメリットについて紹介しました。

一人暮らしとなると、物件は自分で決めなければいけないので、不動産屋に足を運ぶのも一人です。

そのため、どうしたらいいのか分からず緊張してしまうなんて人もいると思いますが、一人暮らしをするためには、どんなにネット環境が進んでいても一度不動産屋に足を運ばなければいけないんです。

でも｢一人暮らしをする｣ことや、｢こんな家に住みたい｣など自分の希望を不動産屋に伝えれば、それに沿って案内してくれるので、あとは自分が気に入る物件を見つけるだけでいいんです。

街の不動産屋と大手の不動産屋、どちらが一人暮らしの物件探しに向いているかというと、どちらも向いています。

どちらにもメリットがあれば、デメリットもあるので、｢絶対にこっちの方がいい｣というわけではないんです。

自分が、どちらの方が物件を探しやすいか、そして相談しやすいかを基準に考えてみましょう。

街の不動産屋と大手の不動産屋、両方行ってみるというのも一つの手です。

どちらを選んだからといって、一人暮らしが出来なくなるなんてことはありませんので、自分が行きやすい方に足を運んで物件を探してみて下さいね。