気を付けよう！

時間に余裕がある引越しならばアチコチ見積もりをとって吟味出来るけど、忙しいかったり急ぎだと難しいと諦めてしまう人も多いかと思います。

ですが、見積もりを取ることは引越し料金を知るだけでなく、引越し当日の状況を事前に確認する大事な作業です。

1社何となくで決めて後から後悔するより、数社選択し見積もりを取って比較する事で自分が気付かなかった点に気付く事が出来れば、確実に快適に引越しを進めることが出来ます。

まずは大まかな事を決め、引越し条件を確認する

一口に引越しといっても皆さんそれぞれの条件があり、ハッキリとした金額は決まっていません。

ですから、引越しの条件をまとめることで、最適な引越し業者と引越しプランを見つけることができます。

１．引越しを行うのは単身か家族か？

各引越し業者には売りにしているプランがあり、単身に強い所、家族に強い所それぞれ存在します。

単身向けならばヤマト運輸のグループ会社であるヤマトホームコンビニエンスや日本通運がオススメです。

2社ともに見積もりは電話かネットからとなっており、とてもお手軽です。

また引越し方法は専用ボックスに荷物を積み込み、宅急便の様な引越しとなります。

家具家電付きの物件に住む方はちょうどよいプランとなります。

家族向けならばほとんどの引越し業者が取り扱っていますから、単身よりも選ぶのは少し難しく感じるかもしれません。

２．荷物の量はどのくらいか？

　
家具家電、衣類や生活用品など荷造りした段ボールの数などを把握しなければなりません。

一般的には業者が家を訪問して荷物の量を見積もってくれますが、単身の専用ボックスでの引越しだと電話やネットで行われるので、自分で荷物の量を確認しなければなりません。

ですが、初めての引越しだとなかなかどの位の段ボール量になるか分かりづらいですよね。

出来ればオフシーズンの衣類などから荷造りをしておくと何となくイメージが掴めるかもしれませんね。

家具家電があると一気に荷物が増えてしまい、割高になります。そして専用ボックスでの引越しは難しくなります。

もし初めての引越しであるならば料金を抑える為にも、家具家電は引越し先や通信販売などを利用してみましょう。

３．引越し希望日や時間帯は？

見積もりする前に引越ししたい日や時間帯をある程度決めておきましょう。

引越し希望日をある程度絞っておくと、値下げの交渉に繋がります。

また引越しのスタート時間も午前中の方が昼の時間を有効に利用できるので、オススメです。

実際に見積もりをとってみよう

先ほど挙げた引越しの条件を整理して、実際に見積もりをとってみましょう。

見積もりをとる際、以下6点に気を付けましょう。

●見積もりは1社でなく、複数とる

●出来るだけ引っ越す本人が立ち合う(後でもめる可能性があります)

●見積もりをとる際、業者を1時間ごとにずらして予約する(勝手に同時刻に約束すると相手も気まずいです。またもし長く居座る営業マンだった場合、帰らせる口実にもなる)

●即決しない

●安くしたいからといって嘘をつかない(業界内で要注意人物となり今後の引越しが高額になる可能性大)

●自分が客とはいえ相手も人間なのですから、気持ちの良い対応を忘れない

１．時間短縮に効果大！ネットの一括見積もり

最近人気のネットでの一括見積もりサービスは利用者がかなり増えています。

必要項目を入力するだけで、とても簡単です。

一括見積もりをとり契約した場合、専用ボックスでの引越し以外、トラブル防止の為に契約後に訪問する業者もあるようです。

メリットは・・・

●すぐに最安値の業者を見つけられる

●24時間いつでも利用出来る

●サイトを利用する事で特別割引を受けられる事です。

デメリットは・・・

●一括見積もりをとった後に一気に連絡が入り、対応するのが大変な事。

中にはすんなり電話を切ってくれない担当者もいます。

断るのが苦手な方はメールの返信が可能か確認する方が良いかもしれません。

●自分で荷物の量を入力していくので、ミスがあれば引越し当日に搬入できずに別途料金がかかる可能性があるあります。

２．直接電話で見積もりを取る

ある程度候補の引越し業者を選び、電話してみる昔ながらのやり方です。

こちらは基本、営業マンが訪問し、引越し先や荷物量を確認してから見積もりを出す事になります。

メリットは・・・

●電話や訪問時の応対が参考になる

●自分で荷物量など入力するよりプロの目なのでミスは少ない

デメリットは・・・

●数社電話して条件を伝え時間がかかり、面倒な営業マンによっては「今日決めませんか？」と言って粘られる。

これは私が経験済みです。

同時期に引っ越した友人も同じ引越し業者でしたが、粘りがスゴくて根負けしていました・・・。

見積もりをもらったらココを必ず見よう！

１．引越し日とスタート時間は無理がないか？

「この日だとかなりお安くできます！」と言われてついつい契約したけれども、無理な日にちではありませんか？

また時間も午前スタートだと昼から搬入に取りかかれるので良いのですが、料金を抑えたいならば昼スタートにするのも手です。

契約前に再度、確認することをオススメします。

２．引越し料金が明確か？

引越し料金はトラック1台のチャーター料金、作業員の報酬、運送費用、オプションサービスの追加により決まります。

よく分からない支払い内容が無いか、当日になって追加になる費用が無いか、疑問に思ったら直接営業マンに聞いてしまいましょう。

注意事項として小さい字で書いてあるかもしれませんが、見落としてしまいがちなので。

３．大型家具の搬送方法は？

業者によってタンスは中身が入ったままでOKな所と空にしなければならない所とあります。

またワードロープなどは解体して再度組み立ててくれるのか？など、細かい点も確認しておいてください。

大型家具は車で運べないので。

個人的にはワードロープの組み立てサービスがあるとトラックも場所を取りませんし、新居で組み立ててくれてとても助かりました。

タンスの中身もそのままで良いならば、荷ほどきの手間が省けるので、かなりオススメします！

４．作業員が適切な人数か？

大型家具があると作業員が2人はいないと自分が手伝わなければなりません。

安くするために作業員を減らしているならば問題ありませんが、引越し業者の都合ならば、納得いきません。

５．家具家電がもしも破損した際の保証は？

大手の引越し業者ならば搬出・搬入の際に破損があれば保険で対応してくれます。

また物以外の住居の傷も該当します。一応確認しておくと安心ですね。

６.見積もりに「積み切り」という文字はありませんか？

引越し料金を安くするために、業者が「積み切り」を提案する場合があります。

積み切りとは、荷台に載せられるだけしか運ばないということです。

料金も安くで済みますが、乗り切らなかったら追加料金を払うか自分で運ばなければなりません。

積み切りでない引越しならば段ボールから運ぶのですが、積み切りにする場合は大型家具から運びます。

プロならば知っているはずですが、出来れば積み込み作業をチェックるすると安心ですね。

金額・作業内容共にも「バッチリ、ここで決定！」ではありません！必ずこの見積もりを交渉の材料に使うことを忘れないでくださいね。

もう一息、適度な値下げ交渉を行いましょう。

いかがでしたか？

見積もりをとることで引越し当日の流れが分かり、各業者の強みやサービスの違いがよく分かります。
ただ安い見積もりを選ぶのではなく、料金に見合った引越し業者を見極めてください。
ですが、初めての引越しだと見積もりを見ても、どこに注目すべきか悩んでしまうかもしれません。
今回ご紹介した「注目するポイント」を是非参考にしていただけたらと思います。
十分に吟味して、皆さんが納得出来る引越し業者を見つけてくださいね♪