まずは部屋探しをしよう

就職や入学、部屋の更新など節目を迎えた時に引越しを考える人は多いですよね。

引越しをするためにはまず、新しい家を探さなければいけません。

部屋探しって簡単なことに思えるかもしれませんが、実は簡単ではないんです。

そのため、一ヶ月前に部屋探しをすると自分が引越ししたい時に引越しが出来なくなってしまうかもしれません。

どうして一ヶ月前の部屋探しでは遅いのでしょうか。

そして部屋探しをするのであれば、どれくらい前からがいいのでしょうか。

今回は、部屋探しの時期について紹介します。

一ヶ月前からは遅い！その理由とは

まずは、部屋探しが一ヶ月前からでは遅い理由について紹介します。

どうして一ヶ月前からだと遅いのかというと、いくつか理由があります。

一つは、一ヶ月で部屋が見つからない可能性があるからです。

部屋探しをする時、｢どこの場所でもいい、どんな部屋でもいい｣という人は少ないと思います。

多くの人は、｢この地域に住みたい｣とか｢駅から数分の場所がいい｣、｢オートロックのある家がいい｣など自分の理想があると思います。

この理想を基準にして部屋探しをしても、必ず自分が気に入った部屋が見つかるとは限りません。

また、ある不動産屋では紹介出来ない物件がいくつもの不動産屋を回ることで紹介してもらえたりするので、一日で部屋探しが終わるわけではにいかもしれません。

毎日不動産屋に通うことが出来る人であれば、いくつもの不動産屋を回ってもすぐに部屋を決められるかもしれませんが、仕事をしていたりすると毎日不動産屋に行くことが出来ない場合もありますよね。

休みの日にしか不動産屋に行けないなんて人もいると思います。

そうすると、一ヶ月で部屋を決めることが出来ないかもしれませんよね。

さらに、今住んでいる家が実家ではない場合、不動産屋や大家さんに退去することを伝えなければいけません。

不動産屋や大家さんによって時期は異なりますが、大体退去する一ヶ月前〜二ヶ月前には伝えておかなければいけません。

でも次の部屋が決まらないと退去することを伝えられませんよね。

新しい部屋が引越したい一週間に決まってしまうと、不動産屋も大家さんも次にあなたが今住んでいる部屋を借りる人を早急に探さなければいけなくなります。

すぐに見つかればいいのですが、すぐに見つからなかった場合は、あなたが退去することであなたの部屋の分の家賃が貰えなくなってしまうので、不動産屋はもちろんのこと大家さんも困ります。

そのため引越しギリギリで退去することを伝えた場合は、その次の月の家賃も請求されてしまう可能性があります。

自分が住んでいないのに家賃を支払わなければいけなくなってしまうんです。

その他にも、部屋探しをしてすぐに部屋を見つけたとしても、契約するまでには時間がかかります。

何ヶ月もかかるわけではありませんが、契約したらその日から新しい家に住めるというわけではないので、一ヶ月というギリギリで部屋探しをしても一ヶ月後に新しい家に住めない可能性もあるんです。

また、引越しをする時に業者を使う場合、一ヶ月前に業者に頼むと自分が希望する日に引越しが出来ない可能性があります。

特に、引越しシーズンと言われている春先は引越し業者が一番忙しい時期なので、｢○日に引越しをしたい｣とお願いしても断られてしまうことがあるんです。

自分で引越し作業をする場合はいつでも自分の都合で引越しが出来ますが、業者を使うのであれば早めに予約を取っておきましょう。

いつから部屋探しをするのがベスト？

一ヶ月前からの部屋探しが遅いのであれば、いつから部屋探しをするのがベストなのでしょうか。

それは、二ヶ月前です。

二ヶ月前であれば、今住んでいる部屋を退去すると伝えても家賃を過剰に支払わなければいけなくなることはありませんし、不動産屋も大家さんも新しい住人を余裕を持って探すことが出来ます。

また、部屋探しをするのも余裕を持って探せるので、自分が住みたいと思える部屋を見つけやすいです。

色んな家を見ることで、｢こんな家もいいいな｣と思うことってありますよね。

二ヶ月前からだと時間に余裕があるので、より多くの家を見ることが出来ます。

部屋探しをする時は内見も必要になってきますが、一ヶ月前から部屋探しをするとなると時間がないので内見も適当になってしまいがちです。

内見をしないで部屋を決めてしまうという人もいますが、内見をしないと｢こんな家だとは思わなかった｣なんてことになってしまう可能性があるので気をつけましょう。

人気のある部屋だと内見が出来ないこともありますが、その場合は外観だけとか別の部屋を内見するなどして雰囲気だけでも知っておくようにした方がいいですよ。

ただ、二ヶ月前から部屋探しをするとデメリットになってしまうこともあります。

それは、部屋探しがスムーズにいき二ヶ月前に契約出来てしまう場合です。

いくら契約する時には時間がかかるとはいっても、二週間もあれば全て契約が終了してしまうので、二ヶ月前に契約をすると一ヶ月〜二ヶ月分の新居の家賃を支払わなければいけなくなるかもしれません。

不動産屋によっては今住んでいる家と新居の家賃が重ならないようにしてくれる所もあるかもしれませんが、全ての不動産屋がそうしてくれるわけではありません。

なので、二ヶ月前から本格的に部屋探しをするのではなく、｢ここに住めたらいいな｣とか｢こんな部屋ならいいな｣というようなイメージを作るなどの準備をしてから部屋探しをするようにしましょう。

二ヶ月前に部屋探しをするのがベストと言われているのは、時間に余裕があることからしっかりと部屋を見極めることが出来るからなんです。

どんなに外装はいい家でも、部屋をよく見たら欠陥だらけだったなんてこともありえない話ではありません。

一ヶ月前というあまり時間が無い中で部屋探しをすると、余裕持つことが出来ないので欠陥にも気付きにくいです。

物件はコロコロ変わるものですし、凄く早くから部屋探しをしていても他にもいい物件が見つかるかもしれないので、二ヶ月前というのが丁度いいタイミングなんです。

余裕を持って部屋探しをしよう

一ヶ月前からの部屋探しが遅い理由とベストな時期について紹介しました。

部屋探しはいつからいつまでにしなければいけないという決まりがないので、自分の好きなタイミングですることが出来ます。

でも早すぎても遅すぎても上手くいかないのが部屋探しの難しい所なんですよね。

余裕を持って部屋探しをすることで、デメリットになることよりもメリットになることが沢山あります。

仕事の都合などで急に引越しをしなければいけないという場合は、一ヶ月だろうが一週間前だろうが部屋探しをしなければいけませんが、このような緊急時以外の時は、余裕を持って部屋探しをするようにして下さい。

いい部屋が見つかり、引越しをすることが決まったら引越しの準備だったり新しい家に置く家電や家具の準備だったりとバタバタすることが多いですよね。

なので、部屋探しをしている時くらいは気持ちに余裕を持てるようにしましょう。

一生住む家ではなくても、それなりの時間を過ごしていく大切な場所だからこそ、冷静な判断が必要になりますし、何より自分が｢いいな｣と思えるようにしていかなければいけません。

それは気持ちに余裕がないと見つけられないかもしれないので、一ヶ月ではなく二ヶ月前から部屋探しをしていきましょう。

｢こんな家に住まなきゃ良かった｣ではなく、｢この家に住めて良かった｣と思えるといいですね。