一人暮らしをするにあたって気になることといえば家賃ですよね。毎月支払わなければいけないものだからこそ払っていけない額にしてはいけません。さて、一人暮らしの人は一体どれくらいの家賃がいいのか、紹介します。
知っておこう。一人暮らしだと家賃はいくらがいい?
家賃は毎月払うもの
一人暮らしをする時に決めなければいけないことは、これから住む家ですよね。
家探しをする時に多くの人が気にすること、それは家賃です。
例えば、ユニットバスの家は嫌だけど、家賃的にユニットバスしかないのなら仕方ないと我慢することが出来ますが、家賃の場合は我慢というものがありません。
「今月はお金が無いから払えません」となってしまうと、家を出ていかなければいけなくなります。
せっかく一人暮らしを始めたのに、家賃が払えなくなったから実家に戻らなければいけないなんて嫌ですよね。
一人暮らしを快適に過ごしていくためには、自分の希望通りの家に住むことも必要かもしれませんが、自分が毎月払っていけるだけの家賃の家に住むことも大切なんです。
自分がどれくらいの家賃なら生活していくことが出来るのか、一人暮らしをしたことがない人は分からないと思います。
そこで今回は、一人暮らしの家賃問題について紹介します。
家賃はどう決めたらいい?
一人暮らしを始める時、まずは自分の給料を見直してみましょう。
給料によって、適切な家賃は変わるからです。
例えば月十万円稼いでいる人は、十万円以上の家賃は支払うことは出来ませんよね。
でも月に五十万、百万円稼いでいる人ならば、家賃十万円の家に住んでも無理なく生活していくことが可能です。
このように、家賃を決める時には自分が月々どれくらいの稼ぎがあるのかというのが大切になってくるんです。
一般的に、家賃の目安は「収入の三分の一以内」と言われています。
月十万円の人は約四万円くらいまで、月二十万円の人は約六万円くらいまでになります。
これ以上高い家賃の家に住んでしまうと、光熱費が払えなくなるとか食事がきちんととれなくなるなど生活に支障が出てしまう可能性があります。
ある調査によると、二十代社会人一人暮らしの家賃平均は約六万円だそうで、地域別にみてみると首都圏の平均家賃は約七万円、関西・東海が約五万円になっています。
悪魔でも平均なので、これ以上高い家賃の家に住まなければいけないというわけではありませんよ。
家賃が安い理由とは
賃貸物件を見てみると、周りよりも明らかに家賃が安い賃貸物件があったりしますよね。
「家賃は安い方がいい」と言う人にとっては、すぐにでも契約したくなるかもしれませんが、賃貸を契約する時は慎重に決めていきましょう。
一人暮らし用の家は、部屋が狭いのでどの地域でも家賃が安いのですが、一人暮らし用だからこそユニットバスだったりとか、洗濯機置き場がなくコインランドリーだったりすることがあります。
他にも、事故物件は家賃が安くなっていることが多いので、もちろんこのようなことを気にしないと言う人にとってはお得な物件だと思いますが、気になる人はその家のことをしっかりと調べてから契約するようにしましょう。
このような問題がなくても、周りにスーパーがないとか、駅からかなり離れているという物件は家賃が安いです。
生活していく上ではちょっと不便かもしれませんが、家自体に問題があるわけではありません。
一人暮らしをする人にとって、家賃が安いというのはありがたいことですが、よくその家を見て見ないと分からないこともあると思います。
「家賃が安いから」という理由だけで契約するのではなく、「この家はここがいい」と思える部分がないと、住み始めてから「こんなはずではなかったのに」と思ってしまうかもしれません。
家賃が高い家に住むメリットとは
一人暮らしの人でも家賃が高い家に住んでいる人はいます。
「収入の三分の一以内」というのは悪魔でも目安であって、それ以上の家賃でも自分が払って生活していくことが出来るのであれば住んでもいいんです。
家賃が高い家に住むことで何のメリットがあるのかというと、新しめの家に住めること、駅から近いこと、セキュリティがしっかりしていること、などが上げられます。
全ての賃貸物件に当てはまることではありませんが、新しく建てられた家は家賃が高くなってしまいますし、駅から近いと交通の便に困らないので家賃が高いと言われています。
オートロックなどのセキュリティがしっかりしている所も周りの賃貸物件より家賃が高めになっていることが多いですね。
また、家賃を高めにすればするほど自分の理想の家に住める可能性は高いです。
家賃が安い物件だと自分の理想の家には程遠い家になってしまう可能性は高いですが、家賃が高い家ならば自分の理想を諦める必要がないかもしれません。
特に女性は、綺麗な家に住みたいとか、セキュリティ面が気になるという人が多いので家賃が多少高くてもしっかりした家に住みたいですよね。
しかし家賃が高ければ高いほど快適に住めるというわけではありません。
毎月どれくらいのお金がかかる?
一人暮らしをすると、生活費を全て自分で支払っていかなければいけません。
それは、家賃だけではないですよね。
老若男女問わず一人暮らしをすれば誰もが毎月かかってくるお金は、家賃と光熱費、そして食費、日用品代です。
その他にも、固定電話代やインターネット代、携帯電話代など毎月何かしらかかるお金はあると思いますが、誰もが払うであろうお金はこの四つだと思います。
これらが払えなくなってしまうと、生活を続けていくことが出来なくなります。
光熱費や食費など月によってばらつきがあるお金は、人それぞれ金額が違うので、絶対にこれくらいのお金がかかるとは言いきれませんが、収入の三分の一を家賃代にしたのであれば、残りの三分の二で賄っていかなければいけません。
なので、一人暮らしを始めると贅沢をすることは出来なくなってしまうかもしれませんが、一人暮らしをすることで生活をしていくために必要なことを身につけることが出来るので、一人暮らしは経験して損はないと思いますよ。
家賃は無理のない額で
一人暮らしの人の家賃問題について紹介しました。
よくお笑い芸人が「家賃を無理すれば売れる」なんてテレビで話していたりしますが、サラリーマンが家賃を無理しても必ず社長になれるわけではありません。
将来のことを考えるというのも大切なことですが、今の自分が無理なく生活していくことを考えるのも大切なことです。
今無理して頑張っても将来それが絶対にいい結果になるというわけではありませんので、無理しすぎないようにして下さいね。
一人暮らしをすると、全て自分でしなければいけなくなるのでお金に余裕がなくなりますし、実家暮らしの時には出来ていた貯金が出来なくなってしまう人もいます。
でも、工夫して生活していけば、貯金をすることも可能なので、実家暮らしでなければ貯金が出来ないなんてことはありません。
今の時代、しっかり仕事をこなしていたとしても何が起こるか分からない時代なので、もしもの時のために貯金が出来るといいですね。
もちろん一人暮らしを始めてすぐの頃は上手くいかないこともあると思いますが、生活をしていけば上手くいくようになることも沢山あると思います。
まずは自分で無理のない家賃の家に住んで、何年後かにそれまでよりも少し高い家賃の家に住むというのもありですよ。
一度契約した家に一生住まなければいけないというわけではありません。
だからこそ、今を無理しないようにして下さい。
一人暮らしを楽しむためには、どんな家に住むかというのも気になることかもしれませんが、自分が無理なく生活出来ていることを作っていかないと、一人暮らしを続けることも、そして楽しむこともできなくなってしまいますよ。
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