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京都大学で寮生活を目指しているなら?気になる倍率は?

京都大学という名門大学に合格を果たしたら、「できるだけお金をかけない一人暮らしで勉学に励みたい」という方もいらっしゃるでしょう。そこで、そんな方におすすめの京都大学の寮について、費用や倍率など気になる情報を紹介していきます。

噂の京大学生寮ってどうなの?

日本の最難関大学として知られる京都大学。

自由という学風のこちらの大学は、寮生活についても、大変ユニークなことで知られています。

京都大学に見事合格を果たしたものの、「京都で一人暮らしをしていくのは金銭的にキツイ」という方もいらっしゃるでしょう。

そのようなお悩みを抱えている方は、ぜひ、そんなユニークな京都大学の学生寮をチェックしてみましょう。

京都大学の学生寮の種類

京都大学には、「寄宿舎」と呼ばれる4つの寮があります。

ただし、この4つの寮のうち、現在入寮が可能なのは2つのみとなっています。

吉田寮

「京都大学の寮と言えば吉田寮」と言っても過言ではないほど、多くの方がイメージするのがこちらの寮でしょう。

京都大学の吉田寮は、外観も内装も、そこで暮らす学生たちの生活も大変ユニークなことで知られています。

こちらの寮は木造2階建てで、なんと築年数が約100年になる大変古い建物です。

和室が120部屋ありますが、相部屋で2〜3人程度で生活することが大半です。

ただし、退寮者が出た場合や、子供がいるママ学生が暮らす場合には個室となるケースもあります。

そんな吉田寮には、なんと畜産組合まであり、猫やヤギなどの動物も一緒に暮らしています。

外観も内装も大変レトロな吉田寮ですが、実は先進的な部分もあり、LANも完備されています。

ただ、こちらの吉田寮は、残念ながら平成30年1月以降の新規入寮が認められていません。

そのため、京都大学で名物の吉田寮での生活をスタートさせるのは、現在では難しいのです。

熊野寮

熊野寮は左京区東竹屋町にあり、京都大学の学生であれば誰もが入寮の対象者となります。

元々は男子学生のみを対象としていた寮ですが、現在は女子学生をはじめ、留学生や大学院生など、京都大学に学籍さえ置いていれば、誰もが入寮対象者となります。

収容定員も422名と大変多いので、狙い目ですね。

そんな熊野寮は、昭和39・40年に建築された鉄筋コンクリート4階建ての建物です。

3つの棟があり、居室は洋室30m²の4人部屋が84室、洋室15m²の2人部屋が43室となっています。

設備には、食堂や談話室、図書室、会議室、音楽室、シャワー室などがあります。

建物は新しくはありませんが、設備が充実しているのは嬉しいですね。

特に食堂があるのは嬉しいポイントで、栄養士が考案した栄養バランス抜群の寮食を、リーズナブルな価格でいただくこともできます。

食費も節約できるので、できるだけお金をかけずにキャンパスライフを送りたい方には、ピッタリな寮ですね。

熊野寮は寮生のイベントも充実しており、お花見や大文字コンパ、くまのまつり、七夕コンパなど、様々な楽しみがあります。

多くの寮生が暮らす寮ですが、こうしたイベントを通して親交を深めることができるのも、寮生活ならではですね。

また、京都大学の吉田キャンパスまでは徒歩約15分で通えてしまいますので、通学に大変便利なのも魅力的なポイントです。

そんな熊野寮には大きな特色があります。

それは、学生による自治が徹底されているところです。

熊野寮は大学や民間業者による運営ではなく、寮で暮らす学生が自治を行っています。

そのため、まるで学生運動を行っているかのような活気に満ち溢れているのが、他の寮では見られない特徴ですね。

また、学生による自治が行われている分、共に生活している学生にはそれぞれに仕事が与えられています。

共同生活ならではのコミュニケーションができるのも大きな魅力となっている寮ですね。

室町寮

京都大学の室町寮は、上京区竹園町にある寮です。

こちらは京都大学に通う「大学院生」を対象にした学生寮となっています。

収容定員が19名と少ないため、競争率は非常に高いと言えるでしょう。

そんな室町寮は昭和17年に建築された木造2階建て、1棟のみの建物です。

実は、元々は上京区の保健所であった建物を、京都大学が学生寮として譲り受けたものなのです。

そんな室町寮の居室は、和室8畳が1室、和室6畳が6室、和室4畳が12室となっています。

いずれも1人部屋なので、プライベートな時間を大切にしたい方にはピッタリです。

設備は談話室や自炊室、シャワー室といったものがあります。

京都大学の吉田キャンパスまでは、市バスを使って約20分と、やや遠目の立地です。

こちらの寮からは、自転車で通学する学生もおり、道が平坦なため15分程度で通うこともできます。

そんな室町寮は、隣に玄武公園がある閑静な住宅街にあります。

静かな環境で勉学に励むことができるのも、見逃せない魅力の1つですね。

女子寮

京都大学には女子寮も設けられていたのですが、残念ながらこちらは、建て替えが決定しており、現在、募集が行われていません。

こちらは平成31年4月からの入寮募集が行われる予定です。

新しい建物に入寮できるチャンスですので、女子寮希望の方は要チェックですね!

京都大学の寮生活にかかる費用


京都大学の寮は、大変良心的な費用で暮らすことができます。

吉田寮

現在は入寮が受付されていない吉田寮ですが、暮らしている学生の寮費は、1ヶ月あたり約2,500円となっています。

これは寄宿料が400円、光熱水費が約1,600円、自治会費が500円という内容です。

熊野寮

熊野寮で生活をする場合の費用は、1ヶ月あたり2,200円〜3,200円程度となっています。

寄宿料は月額700円で、あとは光熱水費が1,500円〜2,500円程度です。

京都大学吉田キャンパスまで徒歩で行ける寮なので、交通費もかからないのが嬉しいですね。

室町寮

室町寮で生活をする場合の費用は、1ヶ月あたり1,900円〜2,900円程度です。

こちらは寄宿寮が月額400円と、大変リーズナブルなのが大きな魅力です。

女子寮

女子寮は現在のところ、寄宿寮や光熱水費は未定となっています。

このように、京都大学の寮での暮らしは、マンションでの一人暮らしに比べると大変リーズナブルであることが分かります。

1ヶ月数千円で生活できるというのは、家計に負担をかけずに京都大学に通いたい方にとって、見逃せない魅力ですね。

京都大学の寮の倍率は?

驚くほど良心的な寮費が魅力の、京都大学の寮。

ですが、「そんなにリーズナブルなら、応募者も殺到するのでは?」なんて不安を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

では、京都大学の寮の倍率はどの程度なのでしょうか?

実はかつての吉田寮はエリート学生寮として知られており、入寮者の倍率は、京都大学に合格する以上と言われるほどでした。

ですが、現在では吉田寮は新規入寮者が募集されておらず、今検討できるのは熊野寮と室町寮のみとなります。

しかも室町寮は大学院生を対象としているため、基本的には熊野寮への入寮が現実的です。

熊野寮は422名もの収容人数を誇っているため、条件が合えば入寮することは可能です。

ですが、この熊野寮に入るためには、自治会による面接が行われます。

面接は主に説明が目的のものとされていますが、定員をオーバーしてしまった場合には、以下の3つの方法で先行が行われます。

㈰一般選考・・・希望者全員に対する抽選

㈪経済選考・・・経済的に困窮している方を対象とした選考

㈫留学生選考・・・留学生のみを対象とした選考

倍率については、その年ごとに違いますので一概には言えませんが、定員がオーバーしてしまう可能性も考慮して、他にも部屋探しの候補を検討しておいた方が安心ですね。

また、現在建て替えが決定している女子寮については、まだ定員が決まっていません。

ですが、建て替えにより新しいキレイな建物になれば、希望者が多くなる可能性もあります。

倍率が高くなる可能性大と考えて、こまめに京都大学のホームページなどで情報収集しておきましょう。

入寮が難しそうなら!?


できるだけお金をかけずに「京都大学でのキャンパスライフ」を送るために、学生寮への入寮を検討していたのに、残念ながら入寮ができなかった・・・

そんな事態になった場合でも、京都大学の周辺にはお得に暮らせるところや、大学生になって初めての一人暮らしでも安心の物件がたくさんありますので、安心してください。

・学生会館

京都は学生の街ですので、学生を対象にした民間運営の寮「学生会館」も豊富です。

京都大学に通える距離の学生会館としては、「ドーミー清水五条」「ドーミー桃山御陵」「ドーミー千本二条」「ドーミー百万遍」「ドーミー鴨川公園」「ドーミー洛北」「ドーミー京都西陣」などが挙げられます。

このうち、ドーミー鴨川公園は女子専用、ドーミー百万遍とドーミー洛北は男子専用で、その他は共同です。

学生会館はセキュリティーが徹底されている点や、それぞれマンションのように個室を利用できる点などが大きな魅力となっています。

家賃は施設により異なりますが、だいたい6〜8万円程度となっています。

京都大学の寮での暮らしに比べると、かなりお金がかかってしまうイメージがありますが、リーズナブルな料金で食事が食べられたり、家具や家電の用意の必要がなかったりと、メリットも多いのが見逃せないですね。

「完全な一人暮らしは寂しいけれど、一人になれる時間も欲しい」という方には、特に学生会館がおすすめです。

一人になれる個室もありますし、仲間と共に過ごせる共有のスペースもありますので、一人暮らしと寮生活の良いところ取りができてしまうのです。

食事も食堂などで共に食べることができ、一人ぼっちで寂しい食卓になる心配もないのが嬉しいですね。

寮での暮らしに多くの方が求める「コミュニケーション能力の向上」も、学生会館なら目指すことができます。

また、学生会館は京都大学以外にも、様々な大学に通う学生が暮らす施設となっています。

そのため、他大学の学生との交流が深められたり、情報交換ができてしまうというメリットもあります。

・学生マンション

大学が豊富な京都は、学生の街として知られており、そんな学生をターゲットにしたマンションもたくさんあります。

京都大学に通いやすい立地にも学生マンションがありますので、チェックしてみましょう。

学生マンションは、学生のために食事付きとなっているところや、家具・家電が付いているところ、管理人が常駐していて安心感のあるところなどが多くなっています。

管理人の方が親のように面倒を見てくれるところもあるため、病気などをしてしまった場合にも安心です。

また、家賃も学生向けに良心的なものとなっており、4〜5万円程度のところが豊富です。

仲介手数料不要など、初期費用を節約できるところが多いのも魅力的ですね。

学生マンションにも、女子専用や男子専用などの条件のところもあります。

特に一人暮らしではセキュリティー面に不安を感じてしまうという女性は、女性専用の学生マンションなら、セキュリティーにこだわっているところが多いので安心して一人暮らしを始めやすいですね。

ただし、学生マンションは条件が良いところほど、あっという間に満室になってしまう可能性大です。

学生マンションでの生活を考えているのなら、できるだけ早めの時期から情報収集し、好条件な部屋を押さえておくようにしましょう。

京都大学の学生寮ほどの安さではないものの、それなりに費用を節約できたり、安心の暮らしができる物件はたくさんあります。

学生の街である京都の強みを活かして、そういった学生をターゲットにした物件をチェックしてみましょう。

京都大学の寮生活はユニーク!

大学の寮と言っても、現代ではマンションと変わらないくらいに清潔で充実した施設も多くなっていますよね。

ですが、京都大学の寮はまさに「昔ながらの寮」というイメージがぴったりなものです。

しかも、民間や大学が運営する寮が増えている中で、イマドキ、寮生の自治により運営されている寮なんてなかなかありませんよね。

これらのポイントこそが、京都大学の寮の大きな魅力です。

京都大学の寮生活は、他の大学の寮やマンションでの一人暮らしでは体験できないようなことがたくさんあります。

「清潔でオシャレなマンションでの一人暮らし」とは真逆な印象の京都大学での寮生活ですが、それはそれで、ユニークで学べるものもたくさんあるでしょう。

できるだけお金をかけずに暮らしたい方、共同生活でしか得られないものを実感したい方、京都大学の歴史を感じながら暮らしたい方は、そんなユニークな京都大学の寮を、大学進学後の住まいとして検討してみましょう。

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