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知ってから決めよう!アパートとマンションのメリット・デメリット

いよいよお部屋探し!でもアパートとマンション、どちらにしたら良いんだろう?それぞれの良い所、そうでない所を知って、自分に合った物件を探しましょう!

●アパートについて

日本における賃貸物件で一番多いのがこのアパート。名称は英語のアパートメントに由来した和製の英語です。

1階1世帯、2階1世帯の合計2世帯のみのアパートから、20世帯を超える大きなアパートまで様々な規模のアパートがあります。

マンションよりもアパートの方が歴史が古く、現在でも築40年を超える古い物件もあり、部屋にお風呂が無く・トイレが共同というアパートが現存する一方で、著名なハウスメーカーの参入も多く、オシャレで設備が整ったアパートもあります。

洋風や和風モダンのアパート、1階2階が使用できるメゾネットタイプのアパート、ロフト(マンションだと高さの関係で設置出来ない物件が多い)を備えているアパートなど、マンションには無い様々なバリエーションがあります。

広い敷地に大手のハウスメーカーが複数のアパートを新築し、小規模タウンを形成して付加価値を上げているアパートや、高級志向のこだわりアパートもあります。

大手ハウスメーカーの建物ですと、自社のノウハウを生かして、トレンドに則った最新設備が完備されているアパートもあり、家賃を比較して、マンションよりも良いという方も居ます。

また、アパートは間取りも、1R・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・2LDK・3K、、、など様々で、部屋の広さも4.5帖程度の部屋から、10帖を超える部屋があるアパートも存在します。

中には1LDKが4世帯で2LDKが2世帯のアパートや、2LDKが4世帯・3LDKが2世帯のアパートなど、間取りが混在する変わったアパートもあります。

2階建のアパートがほとんどで、マンション程、建築する上での条件が多くないものですから、ある程度の人口数の市町村であればそこかしこにあります。

逆に捉えると、様々な地域にあるので、希望する場所のニーズに応えやすい、というメリットがあります。(マンションは少ない地域だけどアパートは多くある、など)

都市部に立地していないアパートであれば世帯数分の駐車場を完備している物件も多いです。

また、大きく分けて、木を用いられて作られた木造、軽量鉄骨を用いた軽量鉄骨造に分けられます。

・木造と軽量鉄骨造、遮音性の違い

アパートの中でも、木造のアパートが多く、築年数によって壁や床の厚さ、使用している断熱材の質に差があります。

築年数の浅い建物であれば音の面に配慮した構造や間取りになっている物件が多く見受けられますが、築年数が古い物件や一人暮らし用の物件は、やはり隣室や上下階の音等は少なからずします。

また、マンスリー・ウィークリーアパートについては築年数に拘らず、音の問題が顕著です。

建物自体の遮音性は建築した会社や大工さんの腕・ノウハウも大きく関わりますので一概には言えませんが、隣室と台所と台所、お風呂とお風呂、など、直接の居住スペースとくっついていない部屋を選んでこの問題を回避するのが良いでしょう。

アパートである以上、この音の面はマンションと比べるとデメリットです。

軽量鉄骨造の物件は比較的築年数が浅い物件に多いです。

著名なハウスメーカーである積水ハウス、大和ハウスなどは軽量鉄骨造のアパートで、独自の遮音装置を設置していたりしますので、木造よりは比較的、音は静かです。

居住空間が接していない事の他に、世帯と世帯の間に外階段を設けた造りも多く、先程記載した間取の件も考慮されて建築されている物件も多いです。

築年数が新しければ新しい程、また、著名なハウスメーカーである程、家賃も高くなりますが、それでもマンションより家賃は低めに設定されている物件が多いです。

●マンションについて

海外では豪邸の意味で用いられる名称ですが、日本では3階建以上の建物で、構造が鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の共同住宅を指す名称となっています。

「鉄筋」は引っ張られる力に強く、「コンクリート」は圧縮する力に強い。それぞれの特性を補い合う構造で建築された建物です。その構造に鉄骨がプラスされたものが鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)です。

RC構造、SRC構造のどちらも耐震性や気密性・断熱性に優れ、非常に頑丈です。

そのため、一般的にアパートよりも遮音性に優れています。

ただ、気密性が高いということは特に冬場、こまめに換気をしないと結露を起こしやすいというデメリットもあります。

マンションの中でも規模は様々で、小規模な15世帯程度の3階建のマンションから、大規模な200世帯を超える20階建以上の大規模なマンションも有ります。

マンションのメリットのひとつとしては、都市部に多いことや、それに伴って駅や商業施設が近いなど、立地条件が良い所に建築されている物件が多いことです。

その構造・立地条件などの理由から、通常はアパートよりも家賃が高く設定されている物件が多いでしょう。

マンションの中でも、分譲マンションと賃貸マンションでは内装や規模が異なり、また設定されている家賃にも差があります。

・分譲マンションと賃貸マンションの違いについて

「分譲マンション」は、マンションの一室ごとに分けて販売されるマンションです。

「販売されているのに、なぜ賃貸?」と思うかもしれませんが、これは単に、理由は様々ですがその所有者が貸しに出しているためです。

分譲マンションは売却を目的としたマンションですから、賃貸マンションとは異なり、内装や外装が高級指向で建築されていることがほとんどです。(余談ですがライオンの銅像がエントランスに鎮座しているようなマンションもあります)

エントランスの豪華さやセキュリティ、重厚感が有り、ほとんどの分譲マンションで、管理人が常駐しているのも、賃貸マンションとの大きな違いです

そこだけ見ますとメリットなのですが、大家さんはマンション全体を管理している組合や会社に管理費や修繕積立金等を毎月支払わなくてはいけないため、一般的に賃貸マンションと比較すると家賃が高めに設定している物件が多いでしょう。

もうひとつのデメリットとしてはエレベーターと駐車場があります。

エレベーターは朝の通勤ラッシュの時間帯や帰宅の時間帯ですと、込み合って中々乗ることが出来ない時もありますが、マンションの規模によってはエレベーターを2基以上備えている物件もあります。

駐車場については立体駐車場が備えられているマンションもありますが、世帯数分の駐車台数が備えられていないマンションが多く、また立体駐車場はエレベーターと同じく通勤時や帰宅時に込み合うことも多いでしょう。

もう一方の賃貸マンションは大家さん1人が1つのマンションを所有しているもので、3階建〜10階建程度の建物が多いです。

売却することではなく、入居者の入退去を繰り返す賃貸を前提として造られているため、全部が全部というわけではありませんが内装や外装も分譲マンション程、高級に建築している物件は少ないでしょう。

しかしながら、構造面やセキュリティー面、遮音性の面から見てもアパートよりも優れているため、賃貸マンションと言えどアパートよりも家賃は高めに設定されている物件が多いです。

●まとめ

アパートのメリットは、建物や間取に様々なバリエーションが有り、立地している場所も、ある程度の人口数の市町村であれば立地しています。

家賃もリーズナブルなため、様々なニーズに応えられる賃貸物件と言えます。

デメリットとしては遮音性が物件によって大きく異なることです。その構造上、隣室や上下階の音はある程度すると思った方が良いでしょう。

マンションのメリットは、その頑丈さや遮音性、設備の高級感や立地の良さです。

デメリットとしてはその大規模さから、エレベーターの乗降や駐車場の確保・車の出し入れに難が生じることがあることと、家賃がアパートに比べて高くなる点です。

アパート・マンションそれぞれのメリット・デメリットを知り、自分に合ったお部屋を探すための指標にしましょう!

コメント

  1. キュレル より:

    アパートに住むかマンションに住むか悩んでいます。女性の一人暮らしだとやっぱりマンションの方が防犯性が高くて良いんだろうけど、ネックになるのが家賃ですよね。安全性は何物にも変えられないかなぁ。うーん。男に生まれてたら安さ重視でアパートにできたのになぁ。

  2. 保奈美 より:

    マンションもアパートも、明確な違いはないという話をテレビか何かで聞いたような気がするのですが、
    このページに目を通していると、違いがあるみたいですね。住まいを探す前に、これらの違いは知っておくべきだなと
    思わずにはいられません。大切なポイントです。

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