引越しの料金って、荷物の量だけではなく距離も関係しているんです。そのため長距離の引越しは、どんなに荷物が少なくても高くなってしまいがちです。長距離でも安い料金にするためにはどうしたらいいのでしょうか。
長距離の引越し料金が高い!!安くする方法ってあるの?
長距離の引越しは高くて当たり前?
ファミリーでの引越しは、荷物が多いから料金が高いのは当たり前、でも自分は一人の引越しだから例え北海道から沖縄に引越すことになっても安く済むだろう、なんて思っていませんか?
引越し料金は、荷物だけで決まると思っている人は大きな勘違いをしています。
実は、引越し業者の料金って荷物だけではなく、距離も関係しているんです。
引越しを安く済ませたいけど距離が遠いから高くなってしまう、そんな人は高い料金を支払わなければいけないのでしょうか?
「高いのは仕方ないことだから」と諦めるのは早いです。
どんなに長距離の引越しでも、料金を抑えることは可能です。
もちろん高くてもいいというのであれば、業者にそのまま頼むだけでいいと思いますが、引越しの時って引越し代だけではなく様々な場面でお金が必要になるので、引越し代くらいは抑えたいと思っている人も少なくないと思います。
そんな人にも安心して長距離の引越しが出来るように、今回は長距離の引越し料金を抑える方法について紹介します。
帰り便
長距離の引越し料金を抑える方法一つ目は、「帰り便の利用」です。
これは、配送が済んでセンターに戻るトラックを利用することです。
トラックの荷台の空きスペースを使うことで、普通便よりも料金を抑えることが出来るんです。
行きは荷物を運んでいるので、長距離を走っても無駄にはなりませんが、帰りは荷台が空になったまま走っているので、業者としてもガソリン代や人件費が無駄に使われてしまっているんですよね。
でも帰らないと新しい荷物を運べないので、例えトラックの荷台が空であっても、運転して帰らなければいけません。
しかし荷物があるのならば、帰りも無駄になることはありません。
帰り便というのは、業者にとってもそして長距離の引越しをしたいと思っている人にもメリットがあるんです。
ただし、帰り便はいつでもやっているというわけではありません。
業者が行く時に帰り便の利用を希望しても、行きは空きスペースがないかもしれないので利用出来ません。
帰り便の利用は、引越し日を業者に合わせることが出来る人になってしまいます。
しかし、引越し日を合わせられるのであれば、帰り便の利用で引越し料金を安くすることが出来ちゃうのでおすすめです。
コンテナ便
長距離の引越し料金を抑える方法二つ目は、「コンテナ便の利用」です。
コンテナ便とは、貨物用のコンテナに荷物を積み込み、列車を使って長距離輸送を行うことです。
コンテナは一個単位から利用することが出来て、減らすことも出来ます。
一つのコンテナに一つの荷物しか入らないというわけではないので、一人暮らしの引越しであればコンテナの個数は多くないと思いますよ。
もちろん、コンテナの数が多くなればなるほど料金は高くなってしまいます。
どうしてコンテナ便の利用で引越しの料金が安くなるのかというと、JRや船便に乗せてまとめて輸送するため、トラックの燃料代や人件費も抑えられるためです。
コンテナ便のデメリットと言えば、荷物の量が制限されてしまうことです。
引越しの際に沢山の荷物を運んでほしいのであれば、二回に分けてはこんでもらうか、制限を超えてしまった荷物は別の方法で運んでもらうしかありません。
その場合は、いくらコンテナ便であっても普通の引越しと同じくらい、またはそれ以上に料金がかかってしまう可能性があるので、荷物が多い人はコンテナ便での引越しは安くならないかもしれません。
また、コンテナ便の場合は、荷物を運んでもらうのに時間がかかってしまいます。
それは、コンテナ便を運ぶ貨物便は、荷物が一定数集まるのを待つことがあり、また貨物駅ごとに荷物の積み下ろしを行うためです。
なので、引越しに時間をかけたくないという人にはおすすめ出来ません。
その他にも、コンテナに積む前にトラックで運び、コンテナに積み替えて目的地付近の貨物駅まで郵送した後に、もう一度トラックに積み替えをしますが、何度も積み替えの時に破損などの危険性があるので、荷物の包装は頑丈にしておきましょう。
混載便
長距離の引越し料金を抑える方法三つ目は、「混載便の利用」です。
混載便とは、特定の同じ地域や、同じ方面へ複数の荷主のもつ多くの貨物をひとつの輸送機関に積み合わせて輸送するものです。
混載便の安さの理由としては、一つのトラックや一人のドライバーに対して何人もの人の荷物があるため、その費用を分けるような形になるんです。
引越しのトラックを自分だけで借りるとなると、その費用の負担は自分だけになりますよね。
でも混載便だと自分以外の人も同じトラックを使っているので、費用を払うのは自分だけではないんです。
色んな人が自分と同じトラックを使うのであれば、それだけ費用を抑えることが出来るわけです。
混載便のデメリットとしては、帰り便と同じように日時の指定が出来ないことです。
コースによって降ろす日が決まっているそうで、自分が希望している日に届けてくれるわけではないんです。
たまたま自分の希望している日にとどけてもらえればラッキーなんです。
また、コンテナ便と同じように、何度も荷物の積み下ろしがあるので、自分の荷物が傷付いてしまう可能性があります。
頑丈に荷物を守らなければいけないのが、少しめんどくさいですね。
そして混載便には、知らない人の荷物も沢山積まれています。
そのため、荷物を誤送してしまう可能性があります。
もちろん誤送しないように注意して届けてくれますが、人間がやっていることなので時には護送してしまうこともあるんです。
毎回ではないので、自分が頼んだ時には誤送がないかもしれませんが、荷物を受け取ったのに違う人の荷物だったとか、頼んだ荷物がべつのひとの元に届けられてしまったなんてことになってしまうかもしれません。
いくら自分が注意しようとしても、これは業者の人が届けてくれるので、業者の人にミスなく届けてもらうように祈るしかありませんね。
長距離でも安く引越せるかも
長距離の引越し料金を安くする方法についていくつか紹介しました。
引越しは、短距離でも長距離でも体力、時間、お金などが消耗されます。
めんどくさいことも沢山あります。
特にお金は、引越しの時だけではなくこれからの生活にも影響していくことなので、引越しでゼロになってしまうことは避けたいですよね。
そのためには、少しでも引越し料金が安くならないか調べることも必要です。
引越し業者の中にも、見積もりを多くとっておくことで、長距離の引越しでも値引きをしてくれることがあります。
「業者に頼めないのは嫌だ」という人は、業者の見積もりを多く取っておいて、業者の方に相談するのも一つの手です。
この他にも、元々安い単身パックを使うことで、短距離の単身パックよりかは高くなってしまうとはいえ、引越し業者に頼むよりも引越し料金を抑えられることがあります。
このように、様々な方法で長距離の引越しでも料金を抑えることが出来ますが、どの方法でもメリットがあればデメリットもあるものです。
デメリットを上手くメリットにしていくことが出来れば、どんな方法でもアリだと思います。
長距離の引越しを考えている人だけではなく、短距離の引越しを考えている人も、今回紹介した方法で引越し料金を安くすることが出来るかもしれませんので、これから引越しを考えているという人は荷物を運んでもらう方法は色々あるので、是非色んな引越しの仕方を考えてみて下さい。
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