大学生が一人暮らしをすることを「下宿」と言ったりしますよね。ですが、実は一口に下宿と言っても、この暮らし方には様々なタイプがあります。そこで、イマドキの大学生の、そんな気になる暮らし方をチェックしてみましょう。
イマドキの大学生の下宿スタイルいろいろ♪
下宿って!?
大学生など、学生が一人暮らしをする際に、「下宿」という言葉を聞くことは少なくありませんよね。
では、そもそも下宿というのはどういう意味なのか、気になるところです。
実は下宿という言葉には、明確な分類があるわけではありません。
基本的には、大学生が大学の近くに物件を借りて一人暮らしをすること全般を、「下宿」と呼んだりしていますね。
ですが、実はこの下宿、一昔前なら寮のようなところでの暮らしをイメージする言葉でしたが、現代では色々なスタイルが出てきています。
そこで、そんなイマドキの大学生の下宿スタイルを知り、自分に合った暮らし方を見つけてみましょう。
昔ながらの下宿とは?
イマドキの大学生の下宿スタイルを知る前に、まずは一昔前の、一般的に認識されている「下宿」とはどのようなものなのか知っておきたいですね。
一昔前の下宿というのは、個人が経営している物件に、「間借り」などのスタイルで暮らすものでした。
これに対して、学生寮などと言われるものは、法人が経営していることが多いですね。
つまり下宿は、個人経営の物件でお世話になり、基本的には食事などの面倒も見てもらえるようなスタイルが一般的だったのですね。
暮らしも大家さんと一緒に営まれることが多く、一人暮らしというよりは、新しい家族と暮らすような感覚だったと言えます。
プライバシーは守られにくいとというデメリットもありますが、病気の時などにも大家さんに面倒を見てもらえたりと、アットホームで安心できるのが大きなメリットですね。
家賃は安く、食費や光熱費もかなり節約できるため、お金をかけずに大学に通いたい学生にとっては、大変助かる物件と言えるでしょう。
また、契約についても、大家さんと直接というスタイルになることが多く、礼金、仲介手数料などが不要になるというメリットもあります。
このように、大変良心的な「昔ながらの個人経営の下宿」と言える施設は、現代では、ほとんど見られなくなってきています。
イマドキは住みやすい寮スタイル
昔ながらの個人経営の下宿が減った一方で、イマドキの大学生向けの下宿スタイルというのも登場してきています。
その中で最も現代らしい下宿と言えるのが、「学生会館」と言われるものですね。
学生会館というのは、館長や寮長などと言われる管理者が常時勤務している、法人経営の施設です。
家賃などの費用も、マンションやアパートでの一人暮らしに比べると良心的ですし、食事付きで、トイレやお風呂が共同といったところも、昔ながらの下宿と似た部分があります。
ですが、そんな学生会館は、イマドキの学生に向けた下宿らしいポイントもあります。
まず施設は比較的、新しく、プライベートが守られる個室もしっかり用意されており、より一人暮らしに近い下宿が可能となっています。
また、施設内にはコミュニティールームなどもあり、共同生活ならではの楽しみを満喫できる施設もあるのです。
もちろん下宿ならではの「共同生活をするための厳しいルール」があったり、「管理者により守られる高いセキュリティー」があったりといった点で、親御さんも安心して学生生活に送り出せる環境が整った施設であるとも言えます。
イマドキの下宿スタイル、学生会館は、まさに昔ながらの下宿スタイルのメリットに、イマドキの学生のための魅力を取り入れた内容と言えますね。
もちろん、寮と言われるスタイルにも、他にも様々なタイプがあります。
学生会館以外にも、各大学で運営されている寮などもあり、それぞれに独自のルールがあったり、寮内だけのイベントが開催されていたりと、共同生活ならではの厳しさや楽しみが存在しています。
個人で経営しているところは少なくても、各施設にそれぞれ、寮母さんや館長さんなどの管理者がいるので、頼もしいですね。
賃貸を借りるスタイルが主流!
イマドキの大学生にも、下宿と言える寮などでの暮らし方はありますが、実は最も多い、主流となっている暮らし方は、やっぱりマンションやアパートを借りて一人暮らしをする方法なのです。
下宿というと、寮などでの暮らしをイメージする方も多いかもしれませんが、学生の一人暮らしという意味で、マンションやアパートでの一人暮らしを「下宿」と呼ぶケースもあります。
現代の学生は、プライバシーが守られる空間を求めていたり、門限などの規則に縛られずに自由な学生生活を送りたいという気持ちがあるために、賃貸を借りて下宿することが多いようです。
マンションやアパートを借りての一人暮らしは、寮などでの暮らしに比べると、家賃も生活費も高くついてしまいがちです。
ですが、それでもトイレやお風呂は共同でない方が良い、人間関係に悩みたくないといった考えから、このスタイルの暮らし方を選ぶ方が多いのです。
そんなイマドキの大学生の暮らし方に合わせて、下宿先の選択肢として増えているのが、学生向けのマンションの存在です。
学生向けのマンションは、セキュリティー面を強化していたり、様々な点で工夫して学生が暮らしやすい環境を整えてあります。
住んでいるのは学生だけなので、プライバシーが非常に高い水準で守られた下宿、と考えることもできますね。
学生向けのマンションの中には、管理人付きや食事付き、家具家電付きなど、下宿に近いスタイルを実現してあるところもあります。
また、もちろんターゲットが学生ですから、大学に通いやすい立地にあるというのも大きな魅力です。
こういった点は、昔ながらの下宿に近いところがありますね。
学生マンションの場合、家賃は、寮などでの暮らしに比べると高くなってしまいますので、少々贅沢な「イマドキの学生のための下宿スタイル」と考えることができるでしょう。
自分に合った下宿スタイルを!
大学生が自立して暮らしていくための「下宿」には、様々なスタイルがあります。
どのスタイルがベストで、どれを選ぶのが正解か、というのは、確かな答えがあるわけではありません。
なぜなら、大学生としての暮らし方に求めるものは、人それぞれだからです。
「できるだけお金をかけたくない」「一人での暮らしは寂しくて不安」「食生活が不安」といった方には、良心的な家賃で暮らせる寮などの下宿がおすすめですね。
「共同生活は苦手」「夜遅くまで思い切り遊びたい」「ルールに縛られた学生生活はウンザリ」「少しくらいお金をかけてもプライバシーのしっかりしたところで暮らしたい」という場合には、マンションやアパートでの暮らしが向いていると言えるでしょう。
大切なのは、自分自身が大学生になってからの一人暮らしに、何を求めているのかを考えることです。
残念ながら、大家さんと家族のように楽しめる昔ながらの下宿スタイルは減少してしまっていますが、それでも、今の時代に合った下宿が叶う施設はたくさんあります。
そういった下宿先も選択肢に入れて、後悔のない大学生としての一人暮らしを始めるために、暮らし方をイメージしていきましょう。
●時代と共に変わる下宿スタイル
下宿スタイルは、時代と共に変化していくものです。
そもそも「大学生」という存在も、時代と共に変化していますね。
大学に通うのが当たり前になったのは、ここ十数年程度の間の話です。
昔は大学に通う人自体が限られていたため、個人経営の小さな下宿も成り立ち、家族のような温かい暮らしが実現できたのかもしれません。
ですが、現代では大学に通うのが当たり前のような風潮になってきており、そんな多くの大学生を受け入れられるような個人経営の寮は、どんどん減ってきています。
人と人との繋がりも薄れてしまった現代では、どちらかと言えば「家族のような温もり」よりも、「プライバシーが守られた施設」に重きが置かれているようですね。
また、現代の下宿スタイルは多様化しているのも大きな特徴です。
様々な下宿スタイルの中から、自分が思い描く学生生活にピッタリな暮らし方を見つけてみましょう!
コメント
いやいや、大前提がおかしいでしょう。
いまどき一人暮らしを「下宿」っていう大学生はいないって