新潟大学に進学し、寮で暮らすことを考えている方もいらっしゃるでしょう。ですが、寮はどんなところで、どんな暮らしが待っているのか、イメージしにくくて不安なこともありますよね。そこで、そんな新潟大学の気になる寮の実態を紹介していきます。
新潟大学の寮ってどんなところ?気になる実態をチェック!

新潟大学は寮が充実!
新潟大学に進学が決まり、初めて親元を離れて一人暮らしを始めるという方もいらっしゃるでしょう。
ですが、「大学の学費もかかるし、生活にかけられるお金は限られているから、アパートやマンションを契約するのは厳しいかな・・・」と感じてしまうこともありますよね。
そこで、そんな生活費をできるだけ抑えて暮らすことができる魅力的な物件が「学生寮」です。
実は新潟大学は、学生寮も充実しており、勉学に励む学生を生活面でもしっかりサポートしてくれています。
ただ、学生寮での暮らしはマンションやアパートでの暮らし以上にイメージが湧きにくく、不安が募ってしまう方もいらっしゃいます。
中には、「寮って汚いんだよね?」「人間関係が難しそう!」なんて勝手なイメージを抱いてしまっている方もいるでしょう。
そこで、そんなイメージを払拭し、安心して新潟大学の学生寮に入居するために、気になる実態を見ていきましょう。
新潟大学の寮の基本情報
まずは、新潟大学にどんな寮があるのかをチェックしておきましょう。
・五十嵐寮
新潟大学の五十嵐寮は、A棟・B棟の2つの棟があり、それぞれA棟が男子用、B棟が女子用となっています。
A棟200人、B棟200人が収容できる大きな寮です。
これら200人のうち、それぞれ5人は留学生の枠となっています。
入寮対象者は新潟大学に通う生徒となっており、特に限定されていませんので、広く門戸が開かれていると言えるでしょう。
所在地は新潟市西区五十嵐2の町で、新潟大学五十嵐キャンパスの西の端にあります。
五十嵐キャンパスに通う学生にとっては、通う手間も省ける大変好立地な寮と言えるでしょう。
そんな五十嵐寮は、鉄筋コンクリート4階建ての建物で、居室は1〜4階に、それぞれの個室が用意されています。
広さは9.45m²と、決して広くはありませんが、ベッドや机、イスなどが備え付けられているのも大きな魅力です。
また、新潟と言えば冬の寒さが厳しい地域ですが、FF式温風ガス暖房機も設置されているのが嬉しいですね。
キッチンについては共同となっています。
浴室やトイレ、洗濯室なども、各階にあり、共同利用となります。
また、これらの生活に必要な部屋以外に、寮ならではの魅力である「娯楽室」「談話室」なども設けられています。
個室でプライベートな時間を楽しみながら、同時に寮ならではの共同生活も楽しめる素敵な学生寮ですね。
食事については、学生寮には「食事つきプラン」というのは、残念ながらありません。
ですが、共同のキッチンで自炊をすることもできますし、五十嵐キャンパス内には学生用の食堂もあるので、こちらを利用する方も多くいます。
近くにも学生向けの飲食店がありますので、そういったところで食事をするという方法もありますね。
・六花寮
新潟大学のもう1つの寮が、六花寮という名称の学生寮です。
こちらも男子棟と女子棟に分かれており、それぞれが100人収容できる施設となっています。
ちなみに、こちらの寮は各棟の100人のうち、20人が留学生となっており、比較的、留学生の比率が高いのが特徴的です。
また、入寮対象者は新潟大学の学生の他、大学院生も含まれています。
そのため、留学生・学部生・院生とそれぞれに違った学生が共に暮らすことで、視野を広げることができるというメリットがあるのです。
こちらも所在地は新潟大学五十嵐キャンパスの西橋で、通いやすさは抜群です。
鉄筋コンクリート4階建てで、居室も個室となっており、ベッドや机の他、こちらはエアコンが設置されています。
ダイニングキッチンや浴室、洗濯室、トイレなどは各棟10室につき1つ、共用スペースで利用していくシステムです。
多目的ホールやユニットホールなどもあり、他の寮生と交流を図りやすいのも嬉しいですね。
施設も比較的新しく、清潔感があります。
こちらも食事は付いていませんが、自炊もできますし、五十嵐キャンパス内の食堂などが利用できるので、食事に困ることはないでしょう。
寮生活の費用は?
「アパートではなく学生寮」という選択肢を選ぶ方の中には、「できるだけ生活にかかる費用を抑えたいから」と考える方も少なくありませんよね。
では、新潟大学の学生寮での暮らしには、どのくらいのお金がかかるのかチェックしてみましょう。
・五十嵐寮
寄宿寮・・・4,300円
光熱水費・・・約7,000円
自治会費など・・・年間2,000円程度
月々でかかる費用の合計は11,300円程度で、これに年間2,000円程度の自治会費がかかるという仕組みになります。
・六花寮
寄宿寮・・・13,000円
光熱水費・諸雑費・・・約7,000円
月々の費用が合計で20,000円程度となります。
ちなみに、新潟大学に通いやすい範囲内でアパートを探した場合、4〜5万円程度の家賃の物件がほとんどです。
そういった物件と比較すると、寄宿寮がかなり良心的であることが分かりますね。
光熱水費などの費用と合わせても、だいたい20,000円以内で収まってしまうというのは、アパートなどの物件では考えられない破格と言えるでしょう。
「できるだけ生活費を抑えて大学に通いたい」という方にとっては、かなり心強い味方になってくれそうですね。
寮生活の実態は?
新潟大学の学生寮は、個室+共用部分というスタイルなので、比較的、暮らしやすい印象がありますよね。
では、そんな寮生活の実態はどのようなものなのでしょうか?
まず、寮生活にはそれぞれに「役割」が与えられるのが定番です。
新潟大学の寮に関しても、委員会があったり、掃除当番や見回り当番があり、共同生活ならではの規律が守られています。
アパートでの一人暮らしのように、気ままに「掃除したい時だけする」「やりたくないことはしない」といった勝手は通用しません。
ですが、その分、「きちんとした生活」を送ることができるというメリットがありますね。
それから、寮生活では寮生によるイベントが行われるところも多いですね。
新潟大学の寮でも、バレーボール大会や消防訓練。AED講習など様々なイベントが行われています。
五十嵐寮と六花寮、2つの寮が合同で行うイベントなどもあるので、大人数で楽しめますね。
時には寮生の男女で一緒に飲み会をすることなどもあり、ここから恋が始まるかもしれません。
生活のしやすさについては、やはりキッチン、お風呂、トイレ、洗濯場などが共用なので、慣れるまでは気を遣ってしまったり、「生活しにくい」と感じてしまうこともあるでしょう。
ですが、それぞれ譲り合いながら共同の施設を使っていくことで、良い人間関係が築けるというメリットもあります。
特に自炊派の方にとって、キッチンは気になる問題かもしれませんが、同じ寮生でも食事の時間はバラバラなことが多いため、時間帯を見計らえばキッチンも混雑することはありません。
キッチン家電も一通り揃っているので、一人暮らしのために買いそろえる必要がなく、初期費用もかなり抑えられますね。
洗濯場については、洗濯機だけでなく乾燥機も設置されているため、雨の時期でも洗濯物に困ることもありません。
また、新潟大学の学生寮には、寮生の快適な生活を支えてくれている人がいます。
まず寮母さんですね。
寮母さんは主に平日8時半から17時半ごろまで事務室におり、寮生の生活をサポートしています。
親元を離れて暮らす学生たちを見守ってくれていますので、セキュリティー面でも安心感がありますね。
それから、新潟大学の学生寮には、大学が雇っている清掃員さんがおり、寮の掃除やゴミ出しを行ってくれます。
もちろん寮生でも掃除当番はありますが、多くの場所は清掃員さんがキレイにしてくれるので、清潔で快適な暮らしができてしまいます。
また、女性が一人暮らしを始める時に気になる「セキュリティー面」についてですが、これも新潟大学の学生寮は大変安心感のあるものとなっています。
女子寮は21時以降、オートロックがかかり、カードキーなしで入ることができなくなるため、外部から誰かが侵入する恐れがほぼありません。
また、女子寮は男性が入ることも、基本的に禁止となっているため、これも大きな安心ポイントとなっています。
寮母さんの見守りに加えて、こういったセキュリティー面の配慮もあるので、「両親を安心させたい」という方にもピッタリですね。
寮と言えば「汚い」「古い」といったイメージもあるかもしれませんが、新潟大学の寮は、どちらもそれほどボロボロな施設ではありません。
さすがに新築のアパートやマンションに比べると古い感じはしてしまうかもしれませんが、それでも十分快適な暮らしができる清潔感は保たれています。
しかも鉄筋コンクリートの建物なので、個室は防音性にも優れており、一人の時間を静かにゆっくり過ごしたい方にもおすすめです。
また、寮には様々な学部、年齢の学生が住んでいるので、大学で築くのとはまた違った人間関係を築くことができます。
人とのつながりが増えることで、視野が広がり、自分自身を成長させるのにも良い機会になるでしょう。
このように、新潟大学の寮生活の実態は、意外なほど快適なものであることが分かります。
実はこちらの寮は、最初は「五十嵐キャンパスで学ぶ間だけ・・・」というつもりで入寮した学生が、「旭町キャンパスに移ってからも、やっぱり出たくない」と住み続けてしまうほど快適なことで知られているのです。
学生寮に近い選択肢は?
新潟大学の学生寮は大変魅力的ではありますが、申し込めば必ず入寮できるかというと、実はそうとは言い切れません。
入寮選考は例年2~3倍の倍率になっていますので、申し込みをしても半分から三分の二は入寮できない計算になります。入寮選考は家庭の経済状況を基準に行いますので、経済的にそれほど厳しくない場合は、落ちた後のことを事前に考えておく必要があります。
では、もし新潟大学の学生寮に入れなかった場合に、それに近い物件の選択肢が無いのか・・・というのが気になるところですね。
・アパート
まず1つ目の選択肢として挙げられるのが「アパート」です。
アパートは新潟大学の徒歩圏内に約1000棟あり、新大生を対象にしている「学生アパート」と社会人も入れる「一般アパート」がありますが、後者も入居者の大半が新大生という場合がほとんどです。
アパートの家賃は、築年や設備、大学や駅からの距離などによって様々ですが、バストイレ共用なら比較的リーズナブルな家賃で15,000円〜20,000円程度です。バストイレがお部屋にあるタイプなら25,000円〜40,000円程度となっています。
周辺のアパートは、大学生協が運営している「新潟大学生協アパート情報」が便利です。エリアや家賃はもちろんのこと、最寄の門・アパートやお部屋のタイプ・設備などで絞り込むことができます。
なお、アパート以外にマンションという選択肢もありますが、(後述の学生マンションを除く)一般マンションはアパートよりも家賃が高いため、新潟大学の周辺には少ないようです。
・下宿
新潟大学周辺は五十嵐キャンパスの開設当初から学生の街になっていますので、昔ながらの下宿も点在しており、その多くは「男子下宿」になっています。
これは、下宿ができた当時は男子の下宿生が圧倒的に多かったためだと思われます。(現在の新大生の男女比は6:4くらいになっています)
下宿は大家さんが同じ建物に(または敷地内の別棟に)住んでいますので、宅配便などを預かってもらますし、病気の時は病院へ送ってくれる場合も多いので、一人暮らしにない安心感があります。
また、食事が付いている場合がほとんどですので、栄養面・健康面も安心です。
家賃は20,000円前後と格安で、管理費や食費も入れると50,000円〜60,000円程度になりますが、アパートなどでの一人暮らしの食費を考えると、リーズナブルと言えるでしょう。
・学生マンション
新潟大学に通いやすいエリアには、学生向けに作られた「学生マンション」も何棟かあります。
ここ数年に建った学生マンションが大半で、新築や築浅物件を選べば新しく綺麗なお部屋で学生生活を始められます。
家賃は4〜5万円程度で、アパートよりは若干高めですが、家具家電付き・オートロックなど設備が整った物件が多く、学生に嬉しい条件のところがほとんどですので、少しでも経済的な余裕があるのでしたら、候補に入れたい住まいです。
◎新築・築浅の学生マンション例 (建物や設備の詳細をご参照ください)
【食事付】カレッジコート新潟大学前
ウィンスロップ新潟大学前
・学生会館
学生会館は、管理人が常駐していて門限があり、設備が充実している学生だけの住まいを指すことが多いのですが、最近では食事付きの学生マンションを「学生会館」とうたっている会社もあるようで、特に新潟大学の周辺(徒歩圏内)では、このタイプが多いようです。
したがって、管理人は日勤ですがセキュリティ対策は万全で、門限もない比較的自由な物件が多く、食事付きがほとんどですので、下宿と学生マンションの”いいとこ取り”のような物件です。
朝夕の食事が付いており、また、居室もキッチン・バス付きで快適な個室が用意されているので、一人暮らし気分で共同生活を楽しむことができます。
家賃は学生マンションと同程度で4〜5万円ほどですが、食費と管理費を入れると毎月7〜8万円程度になる物件が多いようです。
このように、もし新潟大学の寮に入ることができなかった場合でも、新潟大学付近には学生に優しい物件も豊富にありますので、そういったところからニーズに合うお部屋探しをしてみましょう。
いずれも新潟大学の学生寮の激安な寄宿寮を見てしまうと、「高すぎる・・・」と感じてしまう内容かもしれませんが、それでも、それぞれに様々な魅力があります。
家賃だけでなく、食事の有無や共用部分、居室部分の充実度、設備の良さ、セキュリティー面の充実など、様々な視点で比較・検討してみることが大切ですね。
いろいろな選択肢から選ぼう!
新潟大学に進学するなら、大学に通うためのお部屋探しでは、様々な選択肢があることを覚えておいてください。
実家から遠く離れた大学に行く場合、「アパートやマンションでの一人暮らし」というイメージしか湧かない方も多いかもしれません。
先入観から、「寮は汚そうだし人間関係がめんどくさそうだから絶対いや!」と最初から選択肢に入れない方もいるでしょう。
ですが、実は意外なほど、新潟大学の学生寮は快適で、予想以上に楽しい暮らしができると評判の場所です。
もちろん、ある程度の規則を守る必要はありますし、一人暮らしに比べるとプライバシーがなく、人間関係が難しい部分は否めません。
また、倍率が例年2~3倍あり、希望しても入寮できない受験生の方が多いので、学生寮以外の、アパート・学生会館・学生マンションなどの選択肢を事前に調べておきたいものです。
そういった多くの選択肢の中から、自分がどんな暮らしをしたいのか、しっかりイメージを膨らませながら、満足できる物件探しをしていきましょう!
なお、オススメの物件例として「新潟大学にオススメの学生賃貸物件5選」のページがありますので、併せてご覧ください。
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