一人暮らしに最適な物件って?!今まで選んだこともなければ、正直実家の時はそんなこと気にしたこともなかった!そんな方必見!一人暮らしに最適な物件のチェックポイントをご紹介!
一人暮らしに最適な物件のチェックポイントとは?
7~9月くらいになると、そろそろ第一志望の大学を決める方も多いと思います。
通学できる範囲ならば良いのですが、遠方の大学となれば一人暮らしの事も考えなくてはなりません。
「合格するか分からないし、ハッキリしてから探そう」なんて思っていたら、手頃な物件はすでに契約済になっており、選べる状況に無いということになるかもしれません。
それに大学生活は一般的には4年間で、その後は就職先や地元へ戻る場合が多いです。
物件選びを失敗してしまい在学中にまた引っ越しなんて事になったら勿体無いです。
良い物件を見つける為に、いつ頃から調べ、行動すると良いのか、まとめてみました。
指定校推薦・AO入試と一般入試では合否が違ってくる
最終的に契約するのは合格が決まってからになります。
合格発表は下記の様にそれぞれ違ってきます。
●指定校推薦は年内で合否が決まる場合がほとんどです。
ですから、決まった時点で住む地域や物件をおおまかに決めていけば十分間に合います。
ですが、あまりに早く部屋を押さえると住んでいないのに家賃が発生してしまいます。
契約前に大家さんと住まない月の家賃交渉をしてみたら、もしかしたら幾らか割引してくれるかもしれません。
●私立大の合格発表は1月後半~3月前半。
●国立大の合格発表は前期合格発表が3月前半。
後期合格発表が3月20日を過ぎてから。
となっています。
半数以上の大学生は一般入試を受験しますから、多くの学生が3月、遅くても4月あたりに引っ越しを行うことになります。
良い物件を見つける為にも、引っ越し代を安くするためにも、年末から住みたい地域を調べて物件探しをしておきましょう。
そして気になる物件は1月頃に見積もりをしておきます。
無事合格した後、すぐに不動産会社に連絡して契約にこぎ着けましょう。
まず一人暮らしの大学生活がいくらかかるのかかるのか数字を出してみる
多くの学生が利用している一般賃貸物件の場合、首都圏だと6~7万円、地方は3~4万円が一般的です。
親からの仕送りがあるのか?
奨学金をもらうのか?
アルバイトをするのか?する場合はどの位の収入にするのか?
収入の合計を出してみます。
そして家賃や光熱費、食費、交際費、通信費など支出項目を出します。
ご両親からの仕送りがある場合は特に、一緒に話し合いながら決めていきましょう。
寮や学生会館、下宿を考えてみるのも良い
一般物件よりもグッと件数は減りますが、やはり家賃がかなり安いです。
寮や学生会館も全てではないですが食事付きが多いので、食費も格安で済みますし、栄養面でも安心できます。
運が良ければ家具家電がある部屋もあります。
また知り合いや友達も居ない知らない土地で、友達を作るキッカケになります。
逆に同じ大学の人と学内以外で気を遣いたくない、門限などルールが多くて自由が無い点もあります。
親としては寮や学生会館が良いですが、住む本人は一人暮らしが良いと言うかもしれません。
どうしても双方の意見が合わなければ、1~2年とりあえず寮に住み、本当に自分で生活できるか、学業とアルバイトの両立が出来るかを見極めてから引っ越しするのも良いと思います。
繁忙期を避けてゆっくり探す方が良い物件に出会え、家主さんとも交渉しやすくなります。
引っ越し料金はもったいないですが。
実は私の両親と弟がこのパターンの選択をしました。
寮から引っ越しす際は荷物も少なく友達もできていたので手伝ってもらい、軽トラックを借り、引っ越ししました。
軽トラのレンタル料金だけで済んだそうです。
2年間の寮生活はやはり気を遣って疲れると言ってました。
一般物件、学生マンションを探す際のチェックポイント&アドバイス
この9つのポイントの中から、どうしても譲れないポイントを挙げてみると物件を選択しやすくなります。
アドバイスも追記してありますので、ご参考になればと思います。
●立地場所・・・大学からの距離
大学生の一人暮らし場合、「大学に近い所」がやはり人気です。
大学に近い所に住み、自転車で通えば交通費もかかりませんから。
もしくは大学から離れた家賃の安い所にして自転車と公共交通機関を利用するという考えもあります。
また都会の大学だと便利の良い駅前や繁華街が近い所に目移りしてしまうかもしれませんが、どうしても家賃が高くなりますし、夜中までうるさくて寝付けなかったり、害虫の侵入も気になる所です。
大通りはトラックなどの振動を感じることもあります。
●部屋の間取り
1K(キッチンとリビングが仕切られている)
1R(1つの広い部屋に仕切りが無くキッチンがある)
基本的に学生の一人暮らしの場合は2パターンがほとんどです。
家賃希望金額が少ないならば、これ以上広い物件は難しいかと思います。
部屋の広さは15~20㎡あれば必要最低限の家具家電は配置できます。
1Rの方が仕切りがないので広く感じますが、1Kだと玄関からリビングが見えませんし、自炊する人は仕切りがある方が良いかもしれませんね。
どちらでもOKならばそれに越したことはありません。
●築年数
贅沢は言っていられない大学生の一人暮らし、「どうしても古い物件はイヤ!」と思われるかもしれませんが、リノベーション済みの
物件だったり、大家さんにもよりますが古い設備の交換等など住む事を前提に交渉すれば、通りやすくなる可能性が大きいです。
それに何と言っても、築浅物件よりも築年数が古い方が家賃が安いです。
●アパートマンションの構造
主に
1.木造
木造の建物は通気性が良いので結露やカビの心配がありません。
また夏場は涼しいです。
ですが、音も通りやすいので、どうしても騒音が気になります。
また耐震性も築年数が古いと心配する所です。
2.鉄骨造は2種類あります。
軽量鉄骨造と重量鉄骨造
この二つは大きな違いはありません。
木造より耐震性が期待できます。
木造よりは防音性が高いですが、少し良い位のものです。
騒音には注意しなければなりません。
また気密性も高めなので、梅雨時期や日当たりが悪い場合はカビが生える事もあります。
アパートが主流の構造です。
3.鉄筋コンクリート造
マンションが主流の構造で耐震性もあり、防音性が木造や鉄骨造よりもかなり高いです。
ですが、この造りだと、家賃が上がってしまう傾向があります。
4.鉄骨鉄筋コンクリート造
大型マンションやビルの構造です。
鉄筋コンクリートと同じような性質ですが、大きな建物の基礎なので、さらに丈夫な作りです。
こちらも家賃が上がってしまう可能性が大きくなります。
以上、特徴を挙げましたが、築年数や基礎を行った業者によって違いは出てきます。
大学生の一人暮らしだと家で深夜まで飲み会となったりするパターンも多くなるかもしれません。
「鉄筋コンクリートだから安心!」と周りにお構い無しな生活をしていたら、最悪な場合、退去を命じられるかもしれません。
いくら防音性があるとはいえ、上の住人によっては1階だと騒音に悩まされます。
それにもし自分が2階に住んだ場合、1階の人がうるさいと苦情を言ってきたら、騒音対策をしなければなりません。
●セキュリティ
初めての一人暮らし、女の子なら尚更心配です。
1階は侵入されやすいので2階以上が良いですが、油断は禁物です。
またオートロックも安全と過信しがちですが、ロックを解除した人についていって侵入することはできます。
5分程の外出でもしっかりカギを掛けることを徹底しましょう。
オートロックやカメラインターホンがあると訪問販売など対面せずに断れますし、あるに越したことはありませんね。
それと洗濯物を干す際は女性の一人暮らしが分からない様に下着は室内干ししたり、男性用の服を一緒に干したりしましょう。
あとカーテンの色やデザインが明らかに女性だと分かってしまうと狙われる可能性がありますから、購入する際は気を付けると防犯に繋がります。
●部屋の方角
東向き・・・朝の日当たりが良い。洗濯物は午前中乾きやすい。夏場の日中は涼しいが、冬は寒い。
西向き・・・夕方の日当たりが良い。洗濯物も乾きやすい。冬は部屋が暖かいが、夏は日中暑い。電気代が心配。
南向き・・・日当たり良好。
北向き・・・日当たり悪い。洗濯物が乾きにくく、カビが生えやすい。
ざっと挙げましたが、大学生だと学業、サークル、アルバイトなど多忙ですから、家に居る時間が短いならばそこまで重視しなくても良いかもしれません。
一般的には南向きが人気で北向きは不人気ですから、家賃が安くなる場合があります。でも個人的にはあまりオススメしません。
私が以前住んでいた家は隣に高い建物があり、日当たりが良くなかった寝室は梅雨時期に家具の裏にカビが生え、毎年の様に
壁紙のカビ落としをしていました。
●エアコン付き物件
最近は各地で35度超える日もあり、エアコンが無いと熱中症の心配もあります。
実家でエアコン生活を送っているなら、なおさら付いている物件を選ぶ方が良いですね。
もし自分で購入となるとエアコン代と取り付け料金も痛い出費です。
また退去の際は取り外し費用がかかってしまいます。
●照明器具付き物件
最近の物件では照明器具が付いている物件も多くなっています。
部屋数が少ないので大きな出費ではないかもしれませんが、あると節約できますね。
●ネット環境
単身者アパート・マンションでは「ネット使い放題物件」が多くみられます。
スマホで動画を見たり、オンラインゲームをしたり、ネット環境があると携帯料金の節約にも繋がる可能性があります。
しかし、注意すべき点もあります。
ネット回線を入居者全員で使っているので、利用者が多いと一気に速度が遅くなります。
また大家さんが契約した契約速度が予算の関係で遅い場合もあります。
またインターネット無料とうたいながら、もしかしたら家賃に上乗せしている可能性も考えられます。
どうしてもネット環境が有る方が良いならば、契約時に回線速度を訪ねてみましょう。30~60Mbpsが平均値で、ゲームや動画視聴など問題無い範囲となります。
希望物件が決まったら、信頼できる不動産屋を決める
●大手不動産会社ネット検索
パソコンやスマホがあれば、賃料や間取り、最寄り駅、さらに「見出し4」で挙げた譲れないポイントを選ぶと物件を絞れます。
サイトによっては物件の写真をたくさん撮影している所もあります。
テレビCMでも耳にする、スーモ、ホームズ、エイブル、ホームメイトなどまだまだ沢山ありますが、契約する前に割引キャンペーンなどがあれば、その会社を選ぶとお得になる可能性もあるので調べてみると良いです。
●大学生協の物件
国立大には全ての大学にあり、私立はある場合、無い場合があるようです。
窓口は学内になるので、大学に行ったついでに寄れて手間がかかりません。
生協物件は一般物件に比べ賃料が少し安くなっていますし、物件が少ないので、早めに探しておきましょう。
●地元の不動産会社
全てではありませんが、地元の不動産会社でもホームページ上で検索できるようになっています。
それかダメ元で「今春から大学へ通うのですが、卒業予定者の退去予定物件とかありませんか?」と聞いてみると、不動産会社によっては教えてくれる可能性もあります。
大手だと色々と規則があったりしますが、個人で経営している場合は厳しくない事が多いですから。
電話してみるならば、1、2月頃が良いかと思います。
新人研修が3月~4月にある会社が多いので、その前に物件を見つけて、引っ越し日を決め、空いた時間に引っ越し後の片付けをします。
3月上旬に研修があると2月中に引っ越しを済ませなければなりません。
退去する最低1ヶ月前には大家さんへ連絡するのがルールですから、1月には電話連絡するパターンになります。。
実際に内見する際にチェックする事
アパートやマンションの場合、ゴミ捨て場や自転車置き場、集合ポストなども細かく確認しましょう。
住人のマナー分かります。
またメジャーなどを持って窓枠や部屋の幅などを測っておけばカーテンも前もって準備できますし、家具を購入する際にもとても便利です。
まとめ
大学入学の時期である4月は卒業や転勤など不動産業界は一番慌ただしくなります。
新社会人や未婚・単身赴任の会社員の方々と希望物件も同じになりやすく、あっと言う間によい物件はすぐになくなってしまいます。
また大学が遠方だと内見をせずに決めようかと考えてしまうかもしれません。
ですがやはり親子で出向き、実際に住む部屋を内見するのをおすすめします。
子供一人に任せるのは大きなお金も動くことですし、初めての一人暮らしなので経験がありませんから、家具の設置などイメージしづらいです。
あと、住む予定の部屋が入居中で、同じ間取りの別の部屋を内見させてくれる場合もありますが、やはり住む予定の部屋を実際に見た方が良いです。
何故かと言うと築年数が古いと設備が交換されていたりして、実際に契約した部屋の設備が古かった・・・なんて事があったり、日当たりも階数で全く違ってきます。
入居者が居るので、難しい所でもありますが・・・。
最後に前文でも書かせていただきましたが、やはり志望校が決まったら早めに希望物件を複数チェックしておき、1月頃見積もりを取っておき、まとめて物件を下見し、それでも問題なければ契約することをオススメします。
大学生の一人暮らしはスピードが大事です!
住む本人が受験勉強で精一杯なら、ご両親にお願いしてみて良いと思います。
やはり親目線や経験は物件選びにとても役立ちますから。
大学生活を楽しく快適に送れる為にも、親子で良い物件選びをして下さいね。
コメント
やっぱり家賃は6、7万するんですね。勉強するために大学に行くのに、バイト比率が高くなってしまいそうですね…。仕送りもいくらかして貰う予定だけど、そこまで裕福な家庭ではないのでもらえる金額には限界があるし、やっていくしかないけど不安でいっぱいです。
合格してから決めるっていうんじゃ遅いんですね…。
部屋の契約はしていなくても、めぼしい地域とか
予算や間取り、引越しの計画などは合格前提で
どんどん進めていかなくちゃいけないんだな。
焦って変な部屋しか残ってないと悲しいですもんね。