物件選びで不動産屋に行くと賃貸と賃貸ではなく家を買える物件がありますよね。家を買ってしまった方が一生住めるとはいえ、初めての一人暮らしでは賃貸をおすすめします。何故賃貸の方がいいのか理由を紹介します。
初めての一人暮らしならまずは賃貸で。その理由とは?
一人暮らしの部屋は賃貸で!
初めて一人暮らしをすることになった時、それまであまり真剣にしたことがなかった物件探しをすることになります。
「こんな家に住みたいな」という想像はしていたと思いますが、一人暮らしではそれを叶えることが出来るチャンスなんですよね。
色々なこだわりがある人は、賃貸よりもマンションや戸建てを買ってしまった方がいいのかもなんて思ってしまうかもしれません。
でも、初めての一人暮らしで家を買うなんてしない方がいいですよ。
賃貸だと、一生の保証はありません。
いつか家を出ていかなければいけなくなってしまうかもしれないし、何年住んでいても自分のモノにはなりません。
その家が建てられた時に決めたルールを守らなければいけないし、自分で勝手にルールを作ることは出来ません。
家を買ってしまえば、自分のルールで家の中を改造したり出来ますが、賃貸ではそれが出来ないので、自分の思い通りの部屋にすることが出来ないかもしれませんが、それでも初めての一人暮らしでは賃貸を選ぶようにしましょう。
どうして初めての一人暮らしでは賃貸の方がいいのか、今回はその理由について紹介します。
ローンが組めないから
初めての一人暮らしは賃貸の方がいい理由1つ目は、「ローンが組めないから」です。
初めて一人暮らしをするという人の多くは、10代後半から20代の人だと思います。
もちろん初めての一人暮らしが30代だったとか40代だったなんて人もいますが、若い時に一人暮らしをスタートさせる人がほとんどです。
そのため、まだ学生だったり仕事が安定していなかったり安月給だったりすると思います。
家を買う時に必要なのは、お金です。
それも賃貸の時のような数十万円程度ではなく、数百万、数千万円というような高額なお金が必要になります。
いくら小さな時からコツコツと貯金していた人であっても、若いうちからそんな多額のお金を貯金出来ている人なんてほぼいないと思います。
そうなると、家を買うお金がないのでローンを組むことになりますよね。
「ローンを組む」って、簡単なことではないんです。
自分がどれだけ社会人として稼ぎがあるのか、仕事がちゃんと出来ているか、貯金はあるのか、など、ローンを組んでもしっかりと払える見込みがあるのかをチェックされるんです。
このチェックに外れてしまえば、ローンを組みたくても組むことが出来ませんし、家を買うことも出来なくなってしまうんです。
社会人として安定した働きを見てもらうためには、何年も働かなければいけません。
なので、年齢が若いとローンが通りにくく、家を買うことも難しいんです。
一人暮らしを何年もしていけば、社会人としての実績が出てくるのでローンも組みやすくなります。
一人暮らしはローンが絶対に組めないというわけではないので、初めての一人暮らしでローンを組むのではなく、将来的にローンを組んで家を買うという選択は出来ますよ。
部屋が広すぎるから
初めての一人暮らしは賃貸の方がいい理由二つ目は、「部屋が広すぎるから」です。
家を買うとなると、戸建てであってもマンションであってもそれなりに大きな物件になります。
一人暮らしの人は、沢山の部屋なんて必要ないですよね。
友達を呼ぶことがある、泊まりに来るかもしれないとしても、何個も部屋が必要になるわけではないはずです。
荷物が多いという人だって、一人暮らしをするにあたって断捨離をするとか、実家に置いておくなどをすれば、部屋が多い方がいいなんてことはないです。
一人暮らしの人は沢山部屋がある家に住んではいけないというわけではありません。
何年も一人暮らしをしている人は、大きな家に住んでいたりする人もいます。
でも、初めて一人暮らしをする人は、ワンルームくらいの家でいいんです。
なぜなら、家が大きければ大きいほど、寂しくなってしまう可能性が高いからです。
初めて一人暮らしをする人は、一人暮らしをする前までは「一人で暮らせるなんて最高だ」なんて思うかもしれません。
でもこれまで家族と一緒に過ごしていたので、急に一人になると家族がいないことに寂しさを感じやすくなるんです。
実家暮らしの時は両親や兄弟のことを「うるさいな」と思ったこともありますよね。
でも一人暮らしをしたら、一気に静かになって、初めはそれに慣れないので、寂しく感じてしまいやすいんです。
部屋が狭ければホームシックにならないというわけではありませんが、部屋が広い家よりかは寂しさを感じにくくなると思います。
また、部屋が広ければ広いほど掃除がめんどくさくなってしまいやすいです。
家を綺麗に保つためには、部屋が狭い方がいいかもしれませんね。
後がめんどくさいから
初めての一人暮らしは賃貸の方がいい理由三つ目は、「後がめんどくさいから」です。
家を買うと、その家に一生住むことが出来るというメリットがあります。
でもこれってデメリットにもなってしまう場合もあるんです。
例えば独身時代に家を買ってしまうと、その後結婚するとなった時に、買った家を売りに出す事になるかもしれません。
少し前の時代なら家を売ることになっても買い手がすぐに現れたかもしれませんが、今の時代中々売り手が現れないそうなんです。
つまり、結婚しても自分が買った家に住まなければいけなくなるかもしれませんし、新しい家と買った家のローンや維持費を払うことになってしまうかもしれません。
「絶対に結婚しない」と思っている人だって、いつ運命的な出会いに恵まれるかは分かりません。
家を買ってすぐに結婚が決まって、家を手放さなければいけなくなるなんてことになるかもしれません。
賃貸ならば、契約期間中でもすぐに引っ越すことが出来ますよ。
家を買うデメリットは結婚だけではありません。
例えばご近所トラブルに巻き込まれてしまった際、どんなに居心地が悪くなってしまっても家を買った場合は簡単に引越しが出来ませんよね。
賃貸であれば、ご近所で嫌な人がいるからという理由だけでも引越しが出来ます。
初めての一人暮らしをする時は、どんな基準で家を選んでいいのか分からなかったりするので、近所にどんな人がいるのかなどの細かい所までリサーチせずに住んでしまう人が少なくありません。
住んでみてから分かることもあるので、初めての一人暮らしの時は特に賃貸の方がいいと思います。
初めての一人暮らしだと、不安なことも沢山ありますよね。
もしかしたら「一人暮らしなんてもう辞める」と思ってしまうかもしれません。
そんな時でも賃貸物件であれば、すぐに家族のいる家に戻ることが出来ますよ。
まずは賃貸に住もう
初めての一人暮らしは賃貸の方がいい理由について紹介しました。
「家を買う」ということに憧れを持っている人もいると思いますが、一人暮らしを始める時はまず賃貸物件から探すようにしましょう。
賃貸だと一生住める家ではありませんが、賃貸物件に住んだことを家を買う時に生かすことが出来ると思います。
賃貸物件にはメリットもあればデメリットもありますが、それは家を買う場合でも同じで、家を買うことはメリットしかないというわけではないんです。
初めての一人暮らしは、楽しいこともあれば辛いこともあると思います。
でも、一人暮らしの経験をすることによって両親に感謝することが出来たり、自分の家事力が身に付いたりといいことも沢山あります。
初めての一人暮らしをする時は家を買って大きなことをしようとするよりも、賃貸物件に住んで、自分を成長させることが出来る生活を送っていけるようにしましょうね。
コメント
賃貸の方が初めての一人暮らしには利点が多いみたいですね。
初の一人暮らしで家を買うという、あまりにも大きな買い物にはなかなか勇気も出せないので、
おっしゃられるように、賃貸がいいのかなと私も思いました。じっくり考えてから、自分の住居を決定したいです。
初めての引越しなら、賃貸がいい理由がたくさんあって、読んでいて大いに納得がいきました。
「後が面倒くさいから」というのを見ると、余計に賃貸がいいんだなっていうのを強く感じることができます。
急いで決めずに、こういうのをよく読んでからにするべきだと痛感致しました。