部屋探しをしているのだけど、一体、どんな所に気を付けて探せば良いの?そんなあなたに、部屋を探す時の知って得するポイントをご紹介!
部屋探しのポイントは?どんな物件が良いの?
●まずは家賃!
自分が毎月支払える上限の家賃を把握して、それをベースにしてお部屋を探しましょう。
自分の収入のキャパシティを超えた家賃の物件を借りると、今後ボディーブローのように効いてきます。
しばらく住んでから、「やっぱり無理だった、、、もっと家賃の安い所に引っ越そう」なんてことになっても、退去時の敷金精算や引っ越し費用・契約金などで多額の費用が掛かってしまいます。
インターネットなどの情報をみていると、希望する地域の相場観がわかってくると思いますが、物件は同じ程度の広さがあれば基本的に新しい物件の方が家賃が高いです。
しかし中には築年数は新しいけど家賃が安い、という物件もあるかと思います。「新しいけど安いじゃん!ここにしよう!」とすぐに飛び付いてはいけません。
ポイントですが、それには必ず理由があります。
数万円など、極端に安過ぎれば事故物件(自殺・他殺が起きた物件)を疑うべきですが、数千円程度の違いでしたら、日当たりが悪い・設備が悪い(エアコンが付いていないなど)・隣近所に問題がある(隣がゴミ屋敷など)・立地に問題がある(隣が墓地や神社)などの問題があって安くなっている可能性があります。
立地の問題でしたらグーグルマップのストリートビューで確認が可能なので、確認してからにしましょう。
自身でわからないようでしたら取り扱っている不動産会社に遠慮なく質問をしてみましょう。
どうにも理由が見つからないといった場合は稀に、大家さんの意向、例えば、
・金銭的に困ってはいない(借入が無いなど)
・他の物件よりも安くして、すぐに入居が決まってほしい
などの理由で安くしている場合もありますので、やはり最終的には不動産会社に確認するのが良いでしょう。
また、注意すべきポイントとして、共益費や管理費、駐車料金があります。
家賃とは別に設定しているお部屋が多いため、合算家賃はいくらになるのか?ということも見落とさないようにしましょう。
管理費5,000円、駐車料8,000円、と設定されていた場合、家賃に13,000円プラスになるので、とても大きな金額になります。
探す場合は家賃だけではなく、これらも同時にチェックするようにしましょう。
●間取りについて
お部屋を探しているとわかると思いますが、部屋数が多くなればなる程、部屋が広くなればなる程、家賃が高くなります。
その中でもLDKタイプのお部屋は家賃が高くなりがちです。
これにも理由があって、LDKタイプのお部屋は広々として使い勝手も良く、探している方も多いと思いますが、このLDKタイプは比較的新しく出てきた間取り、つまり、築年数が新しいという傾向があるのです。
ここでポイントですが、LDKタイプを探している方は、もうひとつ上のDKタイプやKタイプにも目を向けた方が良いです。
例えば1LDKを探している方は2DKや2K。2LDKを探している方は3DKや3Kなどです。
その分、多少古くはなりますが、広さはさほど違わず、家賃がLDKよりも安い部屋が多いです。
その他のメリットとしてLDKですと、料理をした時の臭いがリビングまで行ってしまうのに対し、DKだとリビングにする部屋を間仕切れるので戸を閉めておけば臭いの心配がありません。
また、エアコンを使用した際に差が出ます。
LDKの場合は暖めたり冷やしたりする必要がある空間が広いので、エアコンを使用した際、室内を充分な温度にするまでに時間が掛かるのに対し、DKやKタイプだとリビングと台所の空間を間仕切れるため、LDK程時間が掛からずリビングを充分な温度にすることが出来ます。
その他のポイントですが、和室と洋室の違いがあります。
これは個人の感性の差があり、「落ち着くから、どうしても和室が良い!」という方も居るかと思いますが、和室は退去の際の敷金精算(原状回復)で洋室よりも遥かにお金が掛かります。
床材に極端な過失(大きな傷やヘコミ、破損など)が無ければ、洋室の場合はクロスの貼り換え程度で済みますが、和室だとそうはいきません。
和室の主な交換箇所は畳・襖・クロスになりますが、畳や襖は高いため、全枚数取り替えになる場合、高額になりがちです。
特別な希望が無い場合は、和室は避けた方が良いでしょう。
●階数についてのポイント
1階・2階、どちらに住んでも良いんだけど、、、という方は、それぞれの特性を知って、選ぶようにしましょう。
・1階の場合
上階に住んで居る方の足音などの生活音がします。
自分は昼間の仕事で、上の階の方は夜勤、といった場合は、寝る時に生活音がする場合があります。
上階の方に依存するので、少々のリスクはありますが、自分の生活音が2階にいくことは稀なので、その点は気が楽と言えます。
また、1階の場合、階段の昇降が無いのが地味に便利です。
・2階の場合
1階に住んだ場合と逆で、上からの生活音を気にする必要が無いため、選ぶ方が比較的多いです。
ですが1階への配慮が必要ですので、多少気を使って生活する必要があります。
また、2階の場合、1階よりも家賃が高く設定しているお部屋が多数のため、その点はデメリットと言えます。
どちらの階を選んだとしても、『角部屋』については片方の隣室が無いというメリットがあるため、家賃が高く設定している物件が多い、というのもポイントです。
●物件の建て方について
物件によって、建て方は非常に多岐にわたります。
今回おすすめするポイントは、各部屋の配置についてです。
1Kや1Rのお部屋については適用となり辛いですが、ポイントとして、『居室と居室が接していない』物件がおすすめです。
隣の部屋と接しているのが玄関や浴室・洗面所・トイレなどの水回りであることがポイントです。
なぜかと言うと、普段、くつろいだりするリビング同士が接している部屋の場合、お互いにその空間に居る時間が多いわけですから、生活音が聞こえがちだからです。
話し声や笑い声が聞こえたら、、、聞かれる方も嫌ですし、聞く方も気持ちの良いものではありませんよね。
壁の厚さや構造は物件によってまちまちで、居室と居室がくっついているからといって、全部が全部このような物件だとはもちろん言えませんが、折角の新生活ですから、リスクは少ない方が良いでしょう。
また、理想的な構造としては、部屋と部屋の間に、2階への階段が付いているという構造です。
部屋同士が接する面積が極端に少ない、もしくは接している所が無い、という構造になりますので、部屋を探す際のポイントにしてみて下さい。
●立地について
立地条件で気を付けたいポイントとして、近隣の状況や、何が建っているか、です。
コンビニは近くにあると便利である一方、若者のたまり場になるケースや、夜間に改造車などの音がうるさい車などが来るケースもあるので、近すぎる場合は注意が必要です。
近くにゴミ屋敷に似た住宅がある場合もあるので、注意しましょう。
普段は見苦しいだけで済んでも、夏場になると悪臭で窓も開けれない、という可能性もあります。
また、アパート内見の際に、バルコニーが有るお部屋の場合は実際に出てみて、同じアパートのバルコニーもチェックしてみましょう。
玄関先が綺麗でも、バルコニー内にゴミが散乱しているお部屋がある場合もあります。
スーパーやお弁当屋が極端に近くにある場合にも注意が必要です。
便利ではあるものの、揚げ物などの調理の臭いが室内にも入ってきてしまうケースがあるためです。
また、お墓が近くにある場合、心理的なものもさることながら、彼岸やお盆などのシーズンには線香の臭いがしますので、気になる方は気を付けた方が良いです。
これらのことについてはグーグルマップのストリートビューで事前にチェック出来るものの、直近の情報ではないため、実際にお部屋を見に行った際にチェックしましょう。
●設備について
最低限に必要な設備としては、
・シャワー
・給湯
→蛇口をひねるとお湯が出る設備。これが無いと湯沸器を自分で設置しなければいけません。
・追焚機能
→浴槽に溜めたお湯を沸かしかえる機能。これが無いと、お湯がぬるくなった場合、お湯を少し捨てて、熱いお湯を足して使用しなければいけないため、無いと地味に面倒です。
・エアコン
・インターネット環境
→室内に引き込み環境が無い場合、外部から引き込むことが可能か、事前に不動産会社に確認する必要があります。
普段シャワーで済ませる方の場合は追焚機能は不要かと思いますが、その他は無いとかなり不便に感じるはずですので、部屋を探す時のポイントになります。
いかがだったでしょうか。それぞれのポイントを知って、リスクの少ない、自分に有ったお部屋探しをしましょう!
コメント
部屋探しはやっぱり家賃に始まるんですね。実は一目惚れした物件に無理して住んでいるんですが、家賃負担が多すぎて食費削って、娯楽費を削って…貯金も全然できなくて…やっぱり分不相応な部屋に暮らすのは無理ですね。外側だけがあっても中が伴わないから…。
家賃や間取りなどに関しては、誰しもがチェックするポイントだと思いますが、階数や立地まではあまり強く意識する
ことがないように思います。それぞれの解説を読むと、頷ける点がすごく多く、それらも頭の片隅に置きながら部屋探し
をすることが、より良い生活につながると思います。