マンションとアパートはどっちがいい！？

いざ大学に合格して、一人暮らしを始めるための物件を探し始めても、「そもそもマンションとアパートって何が違うの？」なんて、初歩的なところから分からないことだらけだったりしますよね。

マンションとアパートは、簡単に言えば建物の規模が違います。

どのような建物をマンションと呼ぶか、アパートと呼ぶかという規定については曖昧なのですが、基本的にはマンションは大きな鉄骨の建物で、アパートは2階までの高さの、木造の建物と考えると良いでしょう。

では、学生の一人暮らしには、マンションとアパートならどちらを選ぶのが正解なのでしょうか？

友人をたくさん呼びたいなら！？

学生の一人暮らしでは、時々友人を部屋に招いて食事をしたり、ワイワイ騒いだりする機会もありますよね。

そんな時に気になるのが、防音性です。

そこでマンションとアパートの防音性を比較してみると、一般的にはマンションの方が防音性の高さに優れていると言えます。

特に鉄骨鉄筋コンクリートのマンションは非常に防音性に優れているため、ワイワイ騒ぎたいお年頃の学生の一人暮らしにはピッタリですね。

他にも、音楽を聴くのが趣味の方や、アルバイトで夜遅くなっても迷惑にならないような物件を探したい方にも、防音性の高いマンションがおすすめです。

木造のアパートは、鉄骨や鉄筋コンクリートのマンションに比べると防音性が低く、歩く音まで響いてきてしまうこともあります。

ただし、中にはアパートでも、防音性を高めるための工夫が行われている建物もありますので、部屋探しの際にはその点も、しっかりチェックしてみましょう。

セキュリティーにこだわりたいなら！？

学生の一人暮らしで、特にこだわりたいポイントの1つと言えばセキュリティーですよね。

そんなセキュリティー面にこだわりたいなら、おすすめなのはアパートよりもマンションです。

まず、アパートの場合は建物の高さは2階までしかありませんが、マンションであれば、より防犯性に優れた上層階に住むことも可能です。

例えば下着泥棒などは、1階や2階のベランダなら侵入が容易なので、気になりますよね。

マンションの高層階なら、下着泥棒も空き巣も入りにくくなるので、安心感があります。

また、マンションならオートロックや防犯カメラ、宅配ボックスなど、セキュリティー面を重視した設備があるところが多く、一般的にはアパートにはこういったものが設けられていません。

特に女性の学生が一人暮らしを始めるなら、アパートよりも、セキュリティーにこだわったマンションを選んだ方が安心感が大きいですね。

光熱費を節約したいなら？

学生の一人暮らしでは、生活費は切実な問題の1つですよね。

そして、そんな生活費を節約するために大きなポイントとなるのが「光熱費」です。

では、光熱費を節約したいなら、マンションとアパート、どちらが良いのでしょうか？

実は、これについてもやはり、マンションの方がアパートよりも優れていると言えるのです。

なぜなら、木造のアパートは、鉄骨などのマンションに比べると、どうしても気密性が劣ってしまうためです。

気密性が低いと、冷暖房の効きも悪くなってしまいます。

できるだけ冷暖房にかかる光熱費を節約したいのなら、アパートよりもマンションを選びましょう。

日当たりを求めるなら！？

一人暮らしをしていくなら、やっぱり「快適な暮らしができる部屋」を選びたいものですよね。

そんな時に大きなポイントの1つになるのが、「日当たり」です。

これについては、マンションでもアパートでも、立地や部屋の向きによって大きく変わってくるので、一概にはどちらが良いとは言えません。

ですが、一般的にはマンションの高層階であれば、日光を遮るものがほとんどないため、低層階までしかないアパートに比べると、マンションの方が良好な日当たりが期待できると言えます。

特に都会での部屋探しの場合、周辺に高い建物が多いと、アパートの日当たりはイマイチになってしまいがちです。

できるだけ良好な日当たりの部屋を見つけたいなら、マンションの、できるだけ上層階を選んでおくのがおすすめです。

家賃を抑えたいなら！？

学生の一人暮らしでは、できる限り家賃を抑えたいと考える方も多いでしょう。

では、家賃を比較した場合、マンションとアパートではどちらの方がお得なのでしょうか？

これについては、もちろん築年数や立地などにもよりますが、一般的にはアパートの方がマンションよりも家賃がリーズナブルに設定されています。

アパートは、マンションのように管理人が常駐していることも少なく、管理費が安く住むことから、その分、家賃が良心的な設定になることが多いのですね。

防音性やセキュリティー面よりも、とにかく家賃を抑えた暮らしをしたいという場合は、マンションよりもアパートを優先的にチェックしてみましょう。

収納にこだわりたいなら！？

学生の一人暮らしと言っても、暮らしていくためには、それなりに「物」が出てきますよね。

そんな「物」をスッキリさせるためには、収納にこだわった部屋探しをする必要があります。

そして、収納にこだわった部屋探しをしたい方におすすめなのは、実はマンションよりもアパートなのです。

マンションとアパートでは、収納の形態が違っていることが多く、一般的にはマンションはクローゼットタイプ、アパートは押入れタイプの収納となっています。

押入れタイプの方が収納力が高いので、物が多く、ゴチャゴチャしてしまいそうな方は、アパートを選んでみると良いですね。

広い部屋を選びたいなら！？

学生の一人暮らしでも、「やっぱり部屋はできるだけ広い方が良い！」と考える方は少なくないでしょう。

家賃をできるだけ抑えながら、尚且つ、少しでも広い部屋を探したいのなら、マンションよりもアパートの方が理想的な部屋を見つけやすいのです。

アパートはマンションよりも規模が小さいので、1つあたりの部屋の間取りが広く、快適なことが多いのがメリットの1つです。

また、アパートはロフト付きなど、部屋の造りにこだわったところも多く、良心的な家賃なのにオシャレで素敵な部屋を借りられることもあります。

これは、コストが抑えられた木造のアパートだからこそ、実現できる大きなメリットと言えるでしょう。

お得感のある広々とした部屋を求めるなら、マンションよりも、アパートを重点的にチェックしてみましょう。

駅から近い立地で探すなら！？

大学に通うために、少しでも駅から近い立地の部屋探しをする方も多いでしょう。

もちろん、駅から近い便利な場所にはマンションもアパートも、たくさんあります。

ですが、どうしてもマンションは家賃が高めになってしまいますので、学生にとっては「駅チカのマンションは手が届きにくい物件」と感じられてしまうかもしれませんね。

その点、アパートは比較的、家賃が良心的なので、便利な立地でも予算内で見つけやすいのが大きな魅力です。

しかも、マンションよりも規模が小さいアパートは、好立地にも建設しやすいため、駅から近い便利な立地でも選択肢が豊富なのです。

ニーズを絞って検討しよう！

学生の一人暮らしにはマンションとアパート、どちらがいいのか・・・

これについては、答えは1つではありません。

なぜなら、一口に「学生の一人暮らし」と言っても、そこに求めるものは人それぞれだからです。

まずはご自身のニーズをしっかり絞り、こだわるべきポイントに合った部屋探しを行うことが大切です。

マンションとアパート、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ご自身の求める暮らしに合った物件はどちらなのか、よく検討してみましょう。