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学生の一人暮らしにかかる家賃を知りたい!料金の目安とは

憧れの大学生活を迎えるにあたり、一人暮らしを始める人も多いかもしれません。一人暮らしは何かと不安もありますが、自立した生活を送ることは大人への第一歩であり、自分を大いに成長させてくれるでしょう。 しかし、一人暮らしをする […]

憧れの大学生活を迎えるにあたり、一人暮らしを始める人も多いかもしれません。一人暮らしは何かと不安もありますが、自立した生活を送ることは大人への第一歩であり、自分を大いに成長させてくれるでしょう。

しかし、一人暮らしをする際に心配になるのが「家賃」の問題です。安定した収入を得るのが難しい学生にとって、一人暮らしの家賃は大きな負担になることもあります。ここでは、学生の一人暮らしにかかる家賃はいくらぐらいなのか、また、一人暮らしをするにあたっての物件探しのコツなどを詳しく紹介します。

実際の大学生はどれくらいの家賃を払っているのか

大学生で一人暮らしをしている人の場合、平均どのくらいの家賃を支払っているのでしょうか。ある調査会社のデータによると、その平均額はおよそ5万2,000円となっています。都内の一等地でその家賃となると、1Kの部屋でユニットバスといったタイプが多いでしょう。逆に、地方都市や郊外にあたる場所ならば、5万2,000円の家賃でも2Kほどの広さがあり、お風呂とトイレが分かれている部屋を借りることができるかもしれません。

一人暮らしの部屋といっても、人によって希望する部屋のタイプはさまざまです。お風呂とトイレは独立しているタイプを望む人や、狭くてもキッチンにある程度広さを求める人もいます。女性の場合、アパートではなく防犯対策のついたマンションを望む人もいるでしょう。平均5万2,000円の家賃で、どこまで自分の希望が叶えられるのかは微妙なところです。しかし、まずは予算を決めて、その範囲内で物件を選んでいくことが重要です。

家賃の予算はどう決める?

一般的に、家賃の相場は「収入の3分の1まで」が目安といわれています。5万2,000円の家賃を単純に3倍すると、15万6,000円です。学生の場合、親の仕送りや自分のアルバイト代、奨学金などと合わせると、月にこの程度の収入はあるかもしれません。そうなると、この5万2,000円の家賃は納得のいく数字でしょう。逆にもっと収入が低い人は家賃をさらに抑える必要がありますし、仕送り額などが多くてもっと収入が高い人は、もう少し家賃を上げても良さそうです。

ただ、学生の場合、アルバイトを始めた当初はシフトが安定しづらく、コンスタントな収入は見込めない場合もあります。このようなことを考えると、いきなり予定収入の3分の1を家賃設定にはしないで、それよりも少々低めに設定したほうが良いでしょう。最初から家賃の負担が多いと、後の生活に負担が生じるリスクがあります。

大学生の収入の目安はどれくらい?

一般的に、家賃を支払うためには自分でアルバイトをして生活費を稼ぐ必要があります。なかには仕送りで十分に家賃をまかなえる人もいるかもしれませんが、そのほかの生活費を考えても、ある程度自分で稼いでおいたほうが充実した学生生活を送ることができるでしょう。

一人暮らしの大学生の収入の目安は、月平均でおよそ12万3,000円といわれています。これは、親からの仕送り、奨学金、自分で稼いだアルバイト代を含んだ金額です。これよりもさらに収入を増やしたい場合は、アルバイトの時間を増やす必要があります。しかし、大学生活を送りながらアルバイトの時間を増やすのは難しい人もいるでしょう。ちなみに、一人暮らしの大学生がアルバイトにかけている時間は、平均で週に11時間程度です。週4日のアルバイトなら、1日3時間ほど働くことになります。楽しい大学生活を送りたいのなら、このくらいのペースが無難かもしれません。

場合によっては高めの物件に住む必要もある?

一人暮らしの家賃は、高ければ高いほど、後の生活を圧迫するリスクがあります。しかし、事情によってはあまり家賃にこだわる必要はないかもしれません。たとえば、家賃が低いからといって大学へ片道2時間も掛けて通うような場所に住んでしまうと、自分のための時間は無くなってしまうでしょう。家賃が高くても大学の近くに住み、浮いた通学時間をアルバイトに当てれば、多少家賃が高くても補えることもあります。また、体が弱くて坂上にある大学まで徒歩がつらいといった場合、大学周辺にある坂道を登らなくて済む物件を選んだほうが良いでしょう。家賃が高くついたとしても、体の負担となるリスクが減り、自分の生活が充実することになります。

家賃は安いに越したことはありませんが、あまりにも価格を重視した物件を選んでしまうと、通学が大変だったり生活が不便だったりすることにもなります。楽しい大学生活を送るためにも、平均の家賃金額や自分の予算を加味にしつつ、自分の生活が充実する住居を選ぶことが重要です。

一人暮らしで生活費を抑えるためできること

一人暮らしで生活費を抑えるためできること
大学生が一人暮らしをするには、家賃を抑えることも大切ですが「生活費」を抑えることも非常に重要です。いくら家賃の安い家に住んでも、月々の生活費で散財してしまえば、家賃の支払いが難しくなったり、食材が買えなかったりと、日常生活にも影響が出てしまうでしょう。

まずは一人暮らしを始めたら、生活費がどうなっているのか「家計簿」をつけるのが大切です。毎月の支出・収入が把握できれば、無駄遣いにも気づくことができるでしょう。また、一人暮らしで意外とお金が掛かるのが、電気代や通信費といった生活費です。水道を出しっぱなしにしない、こまめにコンセントを抜くなどして、電気代や水道代を日頃から節約できるよう心がけましょう。また、通信費はWi-Fiやスマホなどであっという間に月々1万円を超えることもあります。あらかじめWi-Fiが設定されている物件を選んだり、格安スマホを使ったりして、通信費を最小限にするのも重要です。

家賃が高いと起こるデメリットと家賃を抑えると得られるメリットとは

すてきな物件ほど、家賃が高いのが一般的です。しかし、住みたい場所の希望を叶えるために無理をして高い物件を選んでしまうと、次のようなリスクがあります。

まず、家賃は契約期間中ずっと大きな固定費となり、コンスタントにお金を費やしてしまいます。今月は体調が悪くてアルバイトができず、収入がないといった状態でも容赦なく家賃は支払わなくてはなりません。また、契約更新といった追加の費用がかかってしまうこともあるため、自分が安心して支払える家賃を検討し、慎重に住居を選ぶことが大事です。

逆に、家賃が安ければ生活費の支払いも圧迫されないので、有意義な暮らしができるでしょう。家賃が安い分だけ毎月貯金をすることもでき、貯めたお金を自由に使えるといったメリットがあります。また、貯金ができるほどの余裕があれば、ケガや病気といった急な出費にも対応ができるでしょう。

【安い物件を探すコツ1】好条件にし過ぎない

家賃が安い家を選びたいなら、まずは「条件を絞る」ことが大切です。たとえば、物件探しの際に「駅から近い・セキュリティが充実している・システムキッチンがある」といった希望を出したとします。しかし、これらの条件をすべて満たす物件は家賃が高く、予算に収まることは難しいでしょう。さまざまな設備や条件にこだわってしまうと、その分だけ家賃は高額になりやすいのです。そこで、自分がどうしても「譲れない条件」をひとつに絞るのがポイントです。

たとえば、先ほどの条件で「セキュリティ」だけに絞れば、駅から離れたりキッチンが狭かったりするなどのデメリットはあっても、家賃を抑えることは可能です。まずは自分が希望する物件の条件を書き出し、最も譲れない条件を絞りましょう。それを基準に物件を選ぶことにより、安い物件を見つけやすくなります。

【安い物件を探すコツ2】不動産屋に探してもらう

物件探しはインターネット上からでも簡単に行えます。しかし、ここはあえてプロの不動産屋に頼むことが大切です。不動産会社は多くの物件情報を持っており、なかにはweb上で公開していないものもあります。これから人が出ていく予定があり、たまたま空きがあったというような穴場の物件を紹介してもらえることもあるでしょう。また、昔ながらの古い不動産会社は、地元の大家さんとも仲が良く、学生に向けたお得な物件情報を紹介してくれることもあります。しかも、物件を決める際には、仲の良い大家さんに家賃を下げてもらえるよう交渉してもらえることもあるでしょう。このように、家探しは不動産会社だからこそのメリットがあります。自分が数年間住む予定の家探しは、プロを介して慎重に行うことが大切です。

【安い物件を探すコツ3】フリーレント物件にする

賃貸住宅を借りる際には、家賃2カ月分といった初期費用が掛かることが多いです。こうした初期費用は学生にとって負担が重いのですが「フリーレント物件」を選べば最初の1カ月は家賃が無料になるといったメリットがあります。

フリーレント物件とは、入居後の1カ月から3カ月程度の家賃を無料にしてくれる借家です。こうした物件を選べば契約当初の費用が掛からず、その分だけお得になるでしょう。このような賃貸が増えた理由としては、貸す側の「できるだけ早く空室を埋めたい」という希望があります。なかなか入居者が増えないと、その分だけ家賃収入が減り、大家としては損をしてしまうでしょう。フリーレント物件で最初の数カ月分の家賃がなくなれば、入居者の希望も増えて空室が埋まるというわけです。

しかし、フリーレント物件には注意点もあります。まず一定期間はその部屋に住まなくてはいけないという条件があり、これを解約すると違約金が発生することが多いです。また、フリーレント期間中は家賃の支払いはなくても、管理費が必要な場合もあります。ほかの賃貸住宅に比べると条件が違うこともあるので、契約時にはしっかりと確認を行いましょう。

【安い物件を探すコツ4】家具家電付きの物件にする

安い家賃がなかなか見つからない場合は「家具家電付き」の物件にするのもひとつの手段です。家具家電付きの物件は、生活に必要な家具や家電があらかじめ備えられている賃貸物件です。具体的には、いわゆる白物家電のほか、ベッドやデスク、ソファー、カーテンといった生活に関わる家電や家具が備えられています。初めて一人暮らしをする人がこのような家具や家電をそろえると、数十万円にもなるでしょう。その点家具家電付きの物件を選べば、引っ越しのための初期費用を大きく抑えられます。

しかも、こうしたタイプの物件は一人暮らし用のワンルームマンションが多く、学生にもピッタリです。家賃的には一般的な物件よりも2割ほど高く、敷金や礼金が掛かることが多いです。それでも家具や家電をそろえる必要がないため、トータルコストを考えるとお得になることもあるでしょう。

【安い物件を探すコツ5】初期費用が安いところにする

賃貸物件のなかには「敷金・礼金なし」「仲介手数料が安い」という物件もあります。このような物件を選べば、引っ越しの初期費用が抑えられて非常にお得になるでしょう。

敷金や礼金は、賃貸物件を借りる際に支払う金額です。一般的な物件の場合、これらの最初に支払う金額は家賃の4カ月~6カ月分といわれています。内訳は、敷金2カ月分、礼金1カ月分、仲介手数料1カ月分、家賃2カ月先払いといったケースが多いです。家賃5万円の場合、これらをすべて支払うと合計で30万円にもなります。

そのため、敷金や礼金が不要な物件を選ぶと、初期費用をだいぶ抑えられます。仮に家賃自体は安くなくても、初期費用の数十万円が不要となるためお得と言えるでしょう。

ただ、こうした物件は「入居者を集めたい」という目的が強く、あまり人気のある物件とは言えません。駅から遠い、築年数が古いといったデメリットもあるでしょう。しかし、そうした点を気にしない人ならば、とてもお得な物件と言えます。

【安い物件を探すコツ6】シェアハウスで家賃を下げる

【安い物件を探すコツ6】シェアハウスで家賃を下げる
安く借りられる物件に「シェアハウス」があります。シェアハウスは1軒の建物に複数人で共有生活を送るものです。個人の部屋はあるものの、キッチンやバスルームは共同であり、料理や掃除なども当番制で行われることが多いでしょう。

シェアハウスは共用スペースの施設が充実していたり、立地がよかったりすると高くなりますが、それでも一人暮らしよりは家賃が安くなります。地方から都心の大学へ進学するためには一人暮らしを強いられることが多いですが、シェアハウスなら多くの人と共同生活を送ることができ、寂しいといったこともありません。多少の人間関係のトラブルもありますが、それも良い経験となるでしょう。

目安を参考に家賃の予算を決定しよう!

大学生の一人暮らしは、まず「予算」を決めることからスタートです。いくらの家賃の物件に住めば良いのか迷ったときは、ここで紹介した「収入の3分の1」を目安にして、どのくらいの予算になるのかを決めましょう。そして住む場所に関しては「絶対に譲れない条件」を絞り、あまり高望みをせず安い物件を探すように努力しましょう。

最初は不便さや寂しさを感じる一人暮らしも、時間が経つにつれて「住めば都」になります。楽しい大学生活を送るためにも、物件選びは慎重に行い、自分の満足できる部屋を探しましょう。

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