九州大学に合格し、初めて九州での暮らしをスタートさせるという方もいらっしゃるでしょう。そんな時には、一人暮らしのための部屋探しで悩んでしまいますよね。そこで、そんな九州大学に進学する方のための、部屋探しのコツや注意点を紹介していきます。
九州大学に通いやすい部屋探しのコツは?注意点もチェック!
初めてだらけで不安!?
九州大学に合格し、進学が決定したら、とっても嬉しい気持ちになりますよね。
ですが、九州大学進学を機に「初めての九州で初めての一人暮らし」なんて方の場合、初めてだらけで不安でイッパイになってしまいますよね。
そこで、そんな不安を少しでも軽減するために重要なポイントになるのが、九州大学に通うための拠点となる部屋探しです。
快適な暮らしができる素敵な部屋を見つけておけば、落ち着いてキャンパスライフをスタートさせやすくなるでしょう。
ただ、大学進学時は多くの方が「一人暮らしの物件を探すことさえ初めて」という状態だったりします。
そこで、そんな初めての部屋探しで失敗しないための、九州大学に通うのに適した部屋探しの「コツ」や「注意点」を紹介していきます。
部屋探しはいつから?
九州大学に進学することを検討している方の中には、「まだ合格するかどうかは分からないけれど、部屋探しを始めるべき?」と悩まされている方もいらっしゃるでしょう。
では、部屋探しはいつから始めるのが正解なのか、というのも気になるところですね。
実は九州大学への進学を考えている学生の場合、その多くが、オープンキャンパスが実施される8月ごろに部屋探しを始めているのです。
もちろん、この時期はまだ、九州大学に進学できるかどうかは確実ではない時期なのですが、それでも早めに情報を収集しておくことで、後悔のない部屋探しを実現するようにしています。
九州大学の合格発表を待ってからの部屋探しとなると、2〜3月ごろからスタートさせることになってしまい、かなりギリギリになります。
これだと、好条件な物件がなかなか見つからなかったりして不安が募りますよね。
そのため、多くの方は「受験前」から部屋を決めてしまったりるすのです。
ただし、一般的な物件は「早い時期から予約をしておく」ということが難しくなっています。
そこで、こういった早めの予約を考える方の多くは、学生専用のマンションなどを利用しているのです。
学生専用のところであれば、卒業生の分の空きが出ることが早くから分かりやすいので、予約も取りやすいのですね。
「落ち着いて受験に臨むためにも、受験前から予約しておきたい」という方は、「合格前無料予約」などのサービスがある学生向けの物件を探してみると良いでしょう。
もちろん、「ムダな費用を発生させたくないから、合格が決まってから部屋探しをしたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そのような方の場合でも、できるだけ合格前から、住みたいエリアや部屋の条件などを絞り、情報収集を始めておくのがおすすめです。
おすすめのエリアは?
特に九州に関して土地勘が無い方の場合、「どこのエリアに住むのがベストなのか?」というのも悩まされるポイントですよね。
そこで、九州大学に進学した場合に利便性の高い、おすすめのエリアをピックアップしてみましょう。
・周船寺駅周辺
九州大学に通う大学生に、特に人気の高いエリアの1つが周船寺駅周辺です。
このエリアは、大学まで徒歩1時間程度で、自転車などを使えば交通費をかけずに、楽々通うことができるというメリットがあります。
家賃相場も4.4万円程度とリーズナブルなので、できるだけお金のかからない生活を目指したい方にもピッタリですね。
また、格安のスーパーや衣料品店などもあるため、日常の買い物にも困りません。
自炊などで節約を目指したい方にもピッタリです。
さらに、オシャレなカフェや居酒屋、ラーメン店やファーストフードなどもあり、飲食店にも困りません。
九州大学の友達と食事や飲み会を楽しみたい時にもピッタリですね。
公園なども豊富で、適度な自然もあるため、ゴミゴミした都会での暮らしが苦手な方にもおすすめです。
休日にショッピングを楽しめる大きなお店などはありませんが、日常の暮らしには大変便利なエリアと言えるでしょう。
・九大学研都市駅周辺
九大学研都市駅周辺のエリアは、九州大学に通う学生が多く暮らす街です。
この駅から九州大学伊都キャンパスまでは、電車で2分+徒歩60分程度となっています。
乗り換えなしで通いやすいのが嬉しいですね。
家賃相場も4.5万円程度と、学生に優しい相場となっています。
公園もあり、街そのものもキレイで治安も良く、暮らしやすいエリアとしても評判です。
自然が豊かなので、ゴミゴミし過ぎていないのが嬉しいですね。
繁華街から離れているため、騒がしさも無く、静かな暮らしが楽しめます。
この駅の周辺には、ショッピングモールやドラッグストアなどもあり、買い物には困りません。
ただし、飲み会ができるところや遊べるところはあまりありません。
そういった点を除けば、大変暮らしやすく素敵なエリアであると言えるでしょう。
・九大前
九州大学に通う学生の間で、特に近年、人気が高まっているのが九大前エリアです。
このエリアは九州大学まで徒歩や自転車で楽々通えるエリアなので、交通費がかからず、また通うのに時間がかからないという大きなメリットがあります。
徒歩でも3〜10分程度、自転車なら1〜4分程度でキャンパスに着いてしまうくらいの距離に、物件があるのです。
しかも家賃相場が4万円程度と、学生向けのリーズナブルな物件が多いのも見逃せないポイントですね。
また、この辺りは新しくできたエリアですので、新築物件や築浅物件が多く、建物がキレイです。
リーズナブルな家賃で、キレイな部屋を借りられるというのは大きな魅力ですよね。
ただし、近くに買い物をするスーパーなどが少ないというデメリットがあります。
九大学研都市行き・天神行きのバスが豊富に出ていますので、買い物の際には、これを利用することが多くなるでしょう。
・姪浜駅周辺
九州大学からは、やや離れてしまうものの、利便性の高さで人気が高いのが姪浜駅周辺エリアです。
姪浜駅周辺エリアから九州大学伊都キャンパスまでは、電車で11分+徒歩で60分程度となります。
乗り換えなしで通うことができるのが嬉しいですね。
そんな姪浜駅周辺エリアは、家賃相場が5万円程度と、やや高めです。
ですが、この駅は地下鉄空港線やJR築肥線の接続駅となっており、都心部にアクセス抜群という大きなメリットがあります。
天神などにも訪れやすいので、アルバイトを考えている方には、特に利便性が良いでしょう。
また、駅からすぐの場所にショッピングセンターなどもあり、日常の買い物にも困りません。
コンビニやスーパーも豊富なので、学生には大変魅力的な街ですね。
街並みも美しく、安心して暮らせるエリアとしても評判です。
ただし、物件の場所によっては自然が少なく、高速道路などの騒音に悩まされることもありますので、じっくり選ぶことが大切です。
九州大学に通う大学生によく選ばれているのは、主にこれらのエリアです。
これらのエリアは学生が多いため、学生向けの物件が多かったり、良心的な価格で楽しめる飲食店が豊富だったりと、九州大学に通う学生が暮らしやすいのが大きな魅力です。
また、比較的、治安も良いエリアですので、初めての一人暮らしでも安心感がありますね。
部屋探しのコツと注意点は?
九州大学に通うための部屋探しでは、探し始める時期や、住みたいエリアの選定以外にも、コツや注意すべきポイントがあります。
・食生活について考えよう!
九州大学に通いながらスタートする一人暮らしの部屋探しでは、これからの生活をイメージしながら検討していくことが必要になります。
特に、生活する上で無視できない問題となるのが「食生活」ですよね。
自炊をするつもりなのかどうか、まずはよく考えてみましょう。
自炊するつもりの方の場合なら、スーパーなど、安く食材を手に入れられるお店が近くにある物件がおすすめです。
また、部屋にはそれなりに使いやすいキッチンがあることも大切ですので、ワンルームよりは1Kなどの間取りを選んだ方が良いでしょう。
自炊する自信が無い方の場合は、食事は外食や惣菜の購入などが中心になるでしょう。
その場合は、学生向けの安く楽しめる飲食店が近くにあるか、コンビニなどがあるかといったポイントもチェックしておきたいですね。
あるいは、九州大学に通う学生をターゲットにした食事付きの学生会館や学生マンションなどもあります。
「外食などでお金がかかったり、栄養が偏るのが不安」という方は、そういった物件を中心に探してみるのも1つの方法です。
ただし、食事付きの物件は決して多くはありませんので、競争率は高めです。
狙っている場合は、かなり早めの時期から募集が開始されますので、機会を逃さず予約しておくようにしましょう。
・住み替えが必要になるかも!
九州大学には5つのキャンパスがあります(平成30年10月から4つになります)。
そのため、キャンパスごとに住むエリアについても検討していく必要があります。
九州大学では、基本的に1年生は、全ての学部が伊都キャンパスとなっていますので、まずはその周辺エリアで部屋探しをするでしょう。
ですが、芸術工学部は2年生以降は大橋キャンパス、医学部・歯学部・薬学部は2年生以降は馬出病院キャンパスとなるため、伊都キャンパス付近からは、かなり遠くなってしまいます。
そのため、多くの方が2年生以降に住み替えを行うのです。
その点のことを考慮して、住み替えが楽に済むように、「家具家電付きの物件」を選んでおくなどの方法もアリですね。
ちなみに、箱崎キャンパスについては平成30年10月から伊都キャンパスに統合されるため、文学部・教育学部・法学部・経済学部・農学部は、平成30年4月入学の学生からは、卒業まで伊都キャンパスに通うことになります。
これらの学部の方は、途中で住み替えの必要が無いため、腰を据えて4年間じっくり暮らせるような部屋探しをしてみましょう。
・バイクがあると便利!
九州大学付近で一人暮らしをする際には、バイクがあると便利です。
九州大学に人気の周船寺駅周辺エリアや、九大学研都市駅周辺エリアは、九州大学まで電車とバスを乗り継いでいくのが一般的です。
ですが、電車やバスは時間を気にしなければならず、交通費が負担に感じることもあるでしょう。
その点、バイクがあれば、これらのエリアからも15〜20分程度で通学することができてしまいます。
アルバイト先が豊富で人気の姪浜エリアからも、バイクを使えば25分程度で通学することが可能なのです。
逆に九州大学のキャンパスまでほど近く、一見するとバイクが必要無さそうな九大前エリアですが、ここでもバイクは大変役立ちます。
このエリアは買い物ができるスーパーなどが少ないため、バイクを使ってスーパーまで行くことができると、大変暮らしやすくなるのです。
もちろん自転車も便利なのですが、免許を持っているのなら、バイクがあった方が断然、暮らしやすくなると言えるでしょう。
寮ってどうなの?
九州大学に進学するにあたり、「寮での暮らし」を検討している方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、九州大学の寮についてもチェックして、一般的な物件とどちらが良いか比較してみましょう。
まず、九州大学伊都キャンパスには寮が4つあります。
・ドミトリー1(鉄筋10階建・単身室254室)
こちらは個室が使える寮で、机やイス、本棚、ベッド、エアコン、お風呂、トイレなど、生活するのに困らない家具・家電、設備が整っています。
料金は、月額の寄宿料が18,500円、共益費が4,500円で、電気代や水道量は使用した分だけ実費で支払うことになっています。
さらに、インターネットを使用したい場合は、月額3,500円程度支払って指定業者と契約することになります。
預り金として入居時に30,000円が必要になりますが、退去時には修理に必要な分だけ支払われ、残りは返金される仕組みとなっています。
・ドミトリー2(鉄骨10階建・単身室248室・夫婦室26室)
個室と夫婦室がある寮ですが、夫婦室は留学生のみとなっています。
ドミトリー1と同様に、多くの設備や家具・家電が揃っています。
料金は、月額の寄宿寮が単身25,500円、夫婦室55,500円です。
共益費が4,500円、預り金やインターネットについては、ドミトリー1と同様です。
・ドミトリー3(鉄筋5階建・34ユニット)
こちらは1ユニットに4室ある、共同で生活するための寮です。
個室部分に家具や家電が用意されており、共用部分にはキッチンやお風呂、トイレ、洗面台などがあります。
寄宿寮が月額10,000円、共益費が月額4,500円、光熱水費はネット料金込みで9,000円となっています。
預り金については他の寮と同様です。
・伊都協奏館(鉄筋9階建/6階建夫婦棟・単身551室/夫婦室30室)
こちらは単身と夫婦室が用意されている寮ですが、夫婦室は留学生のみ利用できます。
設備や家具・家電については、他の寮と同様です。
寄宿寮は単身室なら16,500円、夫婦室なら38,500円となっています。
共益費は4,500円で、光熱水費は実費です。
預り金については他の寮と同様、30,000円となっていますが、インターネットの利用については、こちらは月額2,000円程度となっています。
九州大学の寮は、単身のところもありますので、一人暮らしの雰囲気を楽しみながらもリーズナブルに暮らせるという魅力があります。
ただし、どの寮にも食事は付いていませんので、自炊が基本となります。
1人ぼっちでの暮らしに不安を感じる方や、できるだけコストのかからない一人暮らしを目指したい方は、検討してみる価値ありですね!
まずはしっかり情報収集を!
九州大学に通う大学生が、どんなエリアのどんな部屋で一人暮らしをしているのか、まずはしっかり情報収集をしてみましょう。
その上で、自分がイメージする一人暮らしに少しでも近づけるような素敵な部屋を見つけていくことが大切ですね。
迷った時には、とにかく九州大学の近くにある、学生が多いエリアの学生に良心的な物件を選ぶこと!
そうすれば、初めての一人暮らし、初めてのキャンパスライフでも、不安を大きく軽減できることでしょう。
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