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引っ越しの手続きってなにをするの?必要な手続きについて

契約が終わったものの、、、具体的な引っ越しの手続きって何をすれば良いんだろう?スムーズな新生活を送るために、引っ越し手続きのアレコレ、知っておくとお得な豆知識を紹介します。

●契約が終わっても安心するのはまだ早い!

気に入った部屋が見つかり、緊張の契約も終わって一安心!

しかし、実際に鍵を受け取り、そのまま部屋に入るだけでは生活出来ません!引っ越し業者への連絡や住所変更、郵送物の送り先変更がありますし、借りた部屋にもよりますが、何も手続きをしなければ電気が点かないどころか、水さえも出ません。

多くの方は不動産会社を通して部屋を借りることになると思いますが、営業マンから鍵の引き渡し前に、どこそこに連絡してこういう手続きをして下さい、ということは伝えるものの、細かなことを伝えない方が多いです。

不親切な会社や手馴れない営業マンだと、伝えられずに鍵の引き渡し日になってしまった、なんていう可能性も充分にあります。

引っ越しの日が近くなって焦らないようにするためにも、必要な手続きやその順番、手続き前の事前準備をしていきましょう。

手続きの基本は「順序良く」です。

●手続きの前に!

手続きをする前に、契約の時に不動産会社から提示された「重要事項説明書」を見てみましょう。

多くの書式に共通することですが、この書類の中に電気・水道・ガスなどの「供給施設連絡先」が記載されています。

※記載が無い場合は別紙になっている可能性あり!

ライフラインはここを見て、手続きに入ります。

本来、不動産会社はこの書面を、契約の際には必ず説明をしなければいけないことになっています。

しかし、「説明を受けたけど、他のことで頭が一杯だった」「ちょっと眠気が、、、」なんていう方も居ると思いますし、不動産会社とあなたが遠方で、書面を郵送でのやりとりをした後、そのまま説明を受けないままになってしまった、
というケースも多々あります。

この書面を見て、各ライフラインの電話番号など、しっかりとここで把握しましょう。

インターネットでの手続きも可能な場合が多いですが、電話で行った方が早いですし、確実な返答がもらえるので今後の予定が立てやすいです。

また、各手続きは、土日に対応していない所もあるので、おおよそ2週間前から始めるのが良いでしょう。早ければ早い程良いので、契約が終わったら手続きを初めてしまっても良いです。

●必要な手続きと順番


㈰引っ越し会社への手続き

まずは引っ越し会社へ電話をし、引っ越し日を伝え、実際に見積もりを取りましょう。

沢山の会社がありますが、ネットで調べ、最低2社からは見積もりを取って下さい。決して1社だけで決めてはいけません!2社目はほぼ、1社目の見積もりより安く出します。

2社目の方に、1社見積もりを取った旨を伝え、場合によっては1社目の見積もりを提示しても良いでしょう。各社、特典を設けていますが、良い特典の本命会社を2社目に持ってきて下さい。

そこで1社目より安くならなければ、3社目の見積もりを取ってみて下さい。

また、土日祝日は引っ越し料金が高くなるので、可能であれば平日の引っ越しをおすすめします。

ここでしっかりと引っ越し日の確保をしましょう。

㈪郵便物の転送届

郵便局へ出向き、行います。簡単な手続きとなりますので、必要書類を記入し、提出します。引っ越し先の住所がわかるものや身分証が必要になりますので、忘れずに持参して下さい。

ここで注意したいことが、ここで出来るのはあくまで「郵便局を通した郵便物の転送が出来る」ということで、送付元の変更や、ヤマト運輸や佐川急便等の会社を経由しての送付物の変更は出来ていないことです。

定期的に送られてくるものをリストアップし、各送付元に住所が変わることを連絡しましょう。

【主に住所変更の連絡が必要な所】

・クレジットカード会社

・銀行

・携帯電話会社

・その他、定期的に書面等が送られてくる送付元

㈫ライフライン 〜電気の通電手続き〜

電気の供給をしてもらうため、通電の手続きをしましょう。多くは電話だけで済みます。※現在も賃貸に住まわれている方は、現住所の電気を止める旨もお話しましょう。

供給先に電話を掛けると先方から名前・引っ越し先住所・引っ越し日・今後の電気料金の支払い方法などを聞かれます。

重要事項説明書を見ながら対応するとアタフタしないで済みますので、用意しておきましょう。

料金の支払い方法ですが、口座振替を希望する場合は後日、口座振替手続きの用紙が送られてきますので、届いたら記入し、口座印を押して返送します。

口座振替以外だと、毎月、使用料の支払い用紙が送られ、それをコンビニ等に持参し、支払う方法があります。

ここで注意したいことは、「オール電化」の物件を契約した方。オール電化の場合、電気でお湯を沸かす温水器が付いている場合がほとんどなのですが、この温水器、お湯を沸かすまでに時間が掛かることから、前日に通電して沸かしておかないと、当日お湯が出ないということも起こり得ます。

オール電化物件を契約した方は手続きをする前に、入居日前に通電していた方が良いかどうか、必ず不動産会社に確認を取って下さい。

また、アンペアが少ないな、、、と思う方も、この時一緒に上げたい旨を伝えましょう。電化製品が多い時代ですから、一人暮らしでも最低20アンペアは欲しいですね。30アンペアあると二人でも安心です。

アンペアを上げると基本料金が上がったり、工事費用が掛かる可能性もあるので、その点も確認しましょう。

㈬ライフライン 〜上下水道へ通水手続き〜

この手続きをしないと水が出ないため、トイレも流せませんし、手も洗えません。※市町村によっては水が出るところもありますが、必ず手続きは必要です!

市町村によりますが、多くの場合、開栓時に立ち会いが必要です。

まずは電話をして、先方から聞かれたことに対応します。電気の時と同じく、名前・引っ越し先住所・引っ越し日・今後の使用料金の支払い方法が聞かれます。※現在も賃貸に住んでいる方は、現住所の閉栓の旨も伝えましょう。

立ち会い日と時間も聞かれますが、引っ越しでバタバタすることも考慮し、この時間なら必ず大丈夫だ、という時間を指定しましょう。

使用料の支払いを口座振替にする場合、立ち会いの際に用紙を記入することになりますので、二度手間にならないよう、口座の印鑑は忘れないようにしてください。

また、物件によっては立ち会い不要(係の方が事前に開栓する)で、口座振替の用紙は郵送して下さい、という対応の市町村もあります。

ここでも注意したいのが、オール電化物件です。電気の時と同じく、事前にお湯を沸かすために、温水器内に水を貯めないといけないため、事前に開栓が必要な場合があります。

お部屋のクリーニングなどで最近水を使い、温水器に水が貯まった状態の物件もありますが、この水の件も、入居日前に開栓した方が良いのか不動産会社に必ず確認をしておきましょう。

㈭ライフライン 〜ガス供給の手続き〜

オール電化の物件を除き、この手続きを行わないとガスが出ないためガスコンロが使えません。

お湯もガス給湯器を使用して出ることがほとんどのため、シャワーやお風呂でお湯が出ないことになります。

連絡先は、都市ガスの場合は市町村になりますが、プロパンガス(LPG)の場合は民間の会社になります。

基本は水道の手続きと同じく、電話をし、名前・引っ越し先住所・引っ越し日・今後の使用料金の支払い方法等を答えましょう。※現在も賃貸に住んでいる方は、現住所の閉栓の旨も伝えましょう。

ガスについては必ずといって良い程、開栓時に立ち会いが必要となります。水道の立ち会いと同じく、必ず部屋に居れる時間、かつ、水道の立ち会い後の時間に予約を取りましょう。

なぜかと言うと、ほぼ、「水道が開栓していない状態だと、ガスが開栓出来ません」と言われるためです。

ガス開栓の時にもしも火災に繋がる事故が発生した場合、水が出ない状態だと消火が出来ないため、このようなルールがあるのです。

ライフラインへの連絡で、一番最後にガス会社へ連絡してほしい理由が、これです。

また、立ち会いの際にガスコンロも一緒に接続してもらえるため、立ち会い時までにガスコンロを用意出来るとベストです。

ガスコンロの販売も行っているガス会社が多いので、用意するのが面倒な場合は、先方で用意してもらうのもスムーズです。

㈮インターネット環境

現在契約しているプロバイダーへ連絡をしましょう。引っ越し先が戸建か、アパート・マンションかによって、手続きの内容が異なります。

引っ越し先で工事が必要な場合、費用が発生する可能性がありますので、良く聞いておきましょう。

また、引っ越し先の状況によっては大家さんへの承諾が必要な場合がありますので、その際は不動産会社へ連絡をしましょう。

㈯電話

現在、固定電話を使用している方はNTTへ連絡し、引っ越しの旨を伝えて下さい。

電話で注意したいのが、引っ越し先が新築物件だった場合。

各部屋への電話線引き込み工事は入居者負担、としている所が多いので、新築物件に引っ越す予定の方は、その旨も伝えましょう。

㉀住所変更 〜役所編〜

住所変更は、今住んでいる市町村の役所へ行き、「住民異動届(転出届)」(役所にあります)を出し、「転出証明書」を取得後、引っ越した後、引越し先の市区町村の役所に、「住民異動届(転入届)」を出す必要があります。

今住んでいる住所での住民票や印鑑証明書等が必要な場合、この手続きの前に取得しておきましょう。

尚、転出届は引っ越し先が決まっている場合は2週間前から受付してもらえます。引っ越した後の転入届は、引っ越し後、おおよそ2週間以内に提出しましょう。

国民健康保険に加入している方、印鑑登録をしている方は、これも転出と転入の手続きが必要になります。役所での手続きですから、一緒に行ってしまいましょう。

マイナンバーについては、カードを引っ越し先の役所に提出するだけで大丈夫です。

この役所での手続きは本人確認書類と印鑑が必要になるので、持参するようにして下さい。また、新住所の住民票は引っ越した後、提出することが多くなりますので、転入の手続きの際、3通程度は取得しておきましょう。

㈷運転免許証の住所変更

身分証として一般的な運転免許証ですが、引っ越し先の運転免許センターや、警察署で行うことが出来ます。運転免許証・新住所の住民票・印鑑などが必要になります。

●手続きは集中して行いましょう!

各手続きは、集中して行えば、1日で済ませることが出来ます。役所関係などは平日のみの対応ですから、可能であれば平日に集中して行うことをおすすめします。

いかがだったでしょうか?各手続きは、そんなに難しいことではありません。滞りなく済ませ、スムーズな新生活をスタートさせましょう!

コメント

  1. データ より:

    お引っ越しの手続きと聞いて、自分なりに考えてみたけど、思いついたのは不動産屋さんとの契約のみ。
    引っ越しを経験したことのない私には、今ひとつ分からないんですよ〜。
    下まで読んでいくと、他にも手続きをしないといけない場面が何個も出てくるんですね。大変そう。

  2. 大地 より:

    契約が終わっても安心するのはまだ早いという文言には、正直言って、ドキリとさせられましたね。「えっ、それだじゃないの?まだ何かすることがあるの?」って思ってしまったほどです。私は、まだまだ知らないことがいっぱいあるのだというのを知ることができました。

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