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基礎すぎて聞けない?!賃貸マンションとアパートって・・・なに?!

マンション・アパートってよく耳にするけど、どんな建物なんだろう、、、?今更聞けない、賃貸マンションとアパートをご説明!これで不安なくお部屋探しをスタートさせましょう!

●マンションとは

もともと豪邸の意味で用いられる名称ですが、日本においては3階建以上の建物で、構造が鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の共同住宅を指します。

簡単に説明すると、鉄筋コンクリート造は引っ張られる力に強い「鉄筋」と圧縮する力に強い「コンクリート」で建築された、それぞれの特性を補い合う構造の建物で、それに鉄骨を組んだものがプラスされたものが鉄骨鉄筋コンクリート造になります。

どちらも耐震性や気密性・断熱性に優れ、非常に頑丈な造りであり、一般的にアパートよりも遮音性に優れています。その一方、建築コストが割高になることから、家賃も高く設定されている物件がほとんどです。

マンションといっても規模は様々で、3階建の小規模なマンションから、20階建以上の大規模なマンションも有ります。

多くのマンションが「駅に近い」「近隣に商業施設が多い」「市街地中心部」など、立地の良い所に建てられるケースが多いです。

ほとんどのマンションが上層階や、角部屋など、条件の良い部屋の方が、家賃が高く設定されています。

駐車場については、小規模なマンションですと平置き、いわゆる普通の駐車場を備えているマンションが多いのですが、大規模なマンションですと立体駐車場を備えているマンションが多いです。

大規模なマンションですと世帯数分の駐車区画を備えていないマンションも多くあり、世帯数分を備えていないということは、近隣で駐車場を借りる方が多くなり、近隣駐車場の駐車料金が高騰しているケースもあります。

また、立体駐車場を借りることが出来ても、朝の出勤ラッシュ時に出庫が込み合うケースもあり、その点は多少不便を感じるかもしれません。

マンションの種類としては「賃貸マンション」と「分譲マンション」があります。

●賃貸マンションと分譲マンションの違いは?

「賃貸マンション」は一般的に、大家さん1人が1つのマンションを所有しているもので、3階建〜10階建未満の、小〜中規模な建物が多いです。

賃貸を前提として造られていますから、入退去を繰り返すことを考え、内装も交換が容易な製品で作られていることが多いです。

マンションの特性上、世帯数が多いため、その分空室情報が出る確率も多いです。

「分譲マンション」は、部屋ごとに区分して売られます(分けて譲るから分譲なのですね)。

つまり、部屋ごとに所有している人が異なります。

「元々が分譲マンションなのに、この部屋はなぜ賃貸で募集をしているの?」と思う方もいらっしゃると思います。

それは、その部屋を所有している方(大家さん)が、転勤や、家を別に購入した、などの理由でその部屋を貸しに出しているからなのです。

分譲マンションは売るためのマンションですから、賃貸マンションとは異なり、内装も高級な製品で作られていることがほとんどです。

また、大家さんは別途、そのマンション全体を管理している管理組合に管理費や修繕積立金といった金銭を支払っていますから、賃貸マンションと比べて家賃は高く設定してあります。

この「賃貸マンション」と「分譲マンション」、内見をしてみるとエントランスの豪華さやセキュリティ、重厚感などから、その違いが解ると思います。

ほとんどの分譲マンションで、管理人が常駐しているのも大きな違いです。

しかしながら、築20年の分譲マンションと築2年の賃貸マンションでは、そもそもの設備の新しさなどから、築が浅い賃貸マンションの方が便利なケースが多いです。

●アパートとは

木造や鉄骨造、軽量鉄骨造などの構造物で、2階建の建物が多いです。少数ですが3階建の建物もあります。

マンションの数に比べ非常に数が多く、外壁や部屋の種類も多様です。

日本においてはマンションの歴史よりも古く、現在でも風呂無し・トイレ共同の築40年以上のアパートが現存する一方、各ハウスメーカーの参入も多く、オシャレで設備が整ったアパートも在ります。

洋風や欧風、和風モダンのアパートや、1階2階が使用できるメゾネットタイプのアパート、1階1世帯・2階1世帯のような各階1世帯のみのアパートなど、マンションには無い様々なバリエーションがあります。

広い敷地に大手ハウスメーカーで複数棟新築し、ひとつの小規模タウンを形成して付加価値を上げているアパートや、高級志向のこだわりアパートも在ります。

大手ハウスメーカーの建物ですと、自社のノウハウを生かし、トレンドに則った最新設備が完備されているアパートが毎年新築されていて、家賃を比較して、マンションよりも良いという方も居ます。

設備の種類も様々で、中にはマンションには無い設備が整っているアパートもあります。

例えば太陽光発電設備(いわゆるソーラー)。発電した電力を入居している世帯で活用できるアパートや、デジタルキー搭載のアパート、ペット飼育の設備が設置しているアパートなどです。

また、アパートは間取りも、1R・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・2LDK・3K、、、など様々で、部屋の広さも4.5帖程度の部屋から、10帖を超える部屋があるアパートも存在します。

中には1LDKが4世帯で2LDKが2世帯など、間取りが混在する変わったアパートも在ります。

その構造上、遮音性はマンションの方が優れてはいますが、アパートでもどの部屋に入居しても角部屋になる4世帯のアパートや、自分の部屋の水まわりや玄関が、隣の部屋の水まわりや玄関、といったように居住空間同士が接していない間取りのアパートもあるため、間取りによっては音が気にならない、といった部屋もあります。

ハウスメーカーによっては、上下階の音を遮断するための設備や壁を厚くする、など、遮音性に配慮したアパートもあります。

マンションはその特性上、都市型で、繁華街や中心部に近い所に立地していることが多いのですが、アパートはあまり場所を選びません。

市街地にも建築されているアパートももちろんありますが、川の近く、山の近く、海の近く、温泉地の近く、など、様々な場所に立地しています。

喧噪を離れ、ポツンと立地しているアパートもあるため、「静かな環境の所に住みたいなぁ」という方のニーズにも応えられるアパートもあります。

【立地が良い=家賃が高い】のは常ですから、駅・繁華街から遠い、など、一般的にあまり立地が良くないとされているアパートの場合、家賃も安く設定されている場合が多いです。

静かな立地の所に住みたいと思っている方にとっては一石二鳥です。

駐車場については、都市部以外のアパートは世帯数分の平置き区画を備えているアパートが多く、立体駐車場を備えているアパートは少ないです。

様々なバリエーションがあるアパートですが、その分、多くのニーズに応え易い建物とも言えますね。

●賃貸マンション・アパート、それぞれの違い

それぞれに良い点・悪い点がありますが、少々家賃が高くても利便性の良い立地を求める方や、高級な所に住みたいという方はマンションがおすすめです。

間取りや立地にこだわりがあり、それでいてリーズナブルな家賃を求めている方にはアパートがおすすめです。

「マンションに住みたい!」「絶対アパートにしなきゃ!」なんて決め付けずに、それぞれを見て、ご自分に合った部屋を決めましょう!

コメント

  1. グラタン より:

    まずは、自分が何を求めるのかという点を重視して、賃貸マンションやアパートなどの選択をするのが一番
    いいのかなとひしひしと感じました。それぞれが、そもそもどういうものなのかを知ると、また考えも変わってくると
    思うので、よく読むべき情報ですね!

  2. ひかり より:

    この違いって、知っているようで知らない。「違いはなんですか?」って聞かれると上手く説明のできない差だなって。違いを知っているのと知っていないのとでは、選び方が随分と変わってくるように思うから、ちゃーんと覚えておきたい違いの一つだって思いました〜。

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