一人暮らしをすると、家賃以外にも水道代や電気代など、様々な生活費が発生します。では、一人暮らしの水道代は、具体的にはどの程度が相場なのでしょうか?また、節約するためには、どんな工夫をすれば良いのでしょうか?
一人暮らしの水道代ってどれくらい?節約のコツは?
一人暮らしの必須費用「水道代」
一人暮らしをするにあたり、毎月、ほぼ確実に発生してしまう費用の1つが「水道代」ですね。
水が無ければ、人は生きていけません。
では、一人暮らしを始めた時、毎月の水道代は、一体いくらくらいかかるものなのでしょうか?
平均的な一人暮らしの水道代を知っておくことで、仕送りの金額などを決めるのに役立てたいですね。
また、一人暮らしでは水道代や電気代など、生活するのにかかる費用の「ムダ」をできるだけ省いてしまいたいものです。
そこで、そんな一人暮らしでかかってくる水道代を節約する方法も、合わせて紹介していきます。
一人暮らしの水道代の基礎知識
まず、一人暮らしにかかる水道代の基本的なことを知っておきたいですね。
そもそも水道代というのは、基本料金と流量の2つから成り立っています。
つまり、全く使わなかった場合でも、「基本料金」というコストは必ずかかってくることになるのです。
ですが、実は水道代の基本料金の中には、ある程度の使用料金も含まれています。
そのため、一人暮らしの水道代は、うまく節約すれば「基本料金のみ」で済む場合もあります。
この基本料金については地域により異なります。
それからもう1つ、覚えておきたいのが、水道代の支払い方です。
実は水道水は、2ケ月に1回のペースで支払うようになっています。
つまり、一人暮らしの水道代が発生するのは2ケ月に1回、ということですね。
さらに、知っておかなければならないもう1つの基礎知識が「下水道料金」についてです。
トイレやキッチンなどから出る排水は、多くの場合、下水に流されていきます。
そして、この下水道を利用するにあたっても料金が発生してしまいます。
実はこの下水道代というのが、上水道で使用された料金を元に算出される仕組みになっています。
つまり、水道代が高くなれば、同時に下水道代も高くなるというわけですね。
ただし、下水道については、地域によっては整備されていないところもあります。
一人暮らしを始める際、水道代の目安を知っておきたいなら、下水道の有無についても確認しておくと良いですね。
一人暮らしの水道代の相場は?
では、具体的には一人暮らしでかかってくる水道代の相場はいくらくらいなのでしょうか?
これは、地域によっても多少の違いがありますが、だいたい2ケ月で3,000円前後のところが多いようです。
つまり、1ケ月あたりにすれば1,500円程度ということになりますね。
ただし、水道代は地域によっても基本料金などに違いがあるため、どこで一人暮らしをするかによって、多少の違いが出てきます。
例えば東京と大阪を比較してみると、東京の方がやや、高くなる傾向があります。
一人暮らしの場合は使用する水の量も、そんなに多くはないので、地域差も微々たるものはありますが、ちりも積もれば山となりますよね。
水道代が高めの地域で一人暮らしを始めるのなら、より積極的に節約を頑張りたいところですね。
一人暮らしで水道代を節約する方法
水道代は1ケ月あたり1,500円程度と、決して「高すぎて支払えない金額」というわけではありません。
ですが、それでも、特に学生の一人暮らしなどの場合は、できる限り出費は抑えたいものですよね。
では、一人暮らしで水道代を節約するには、どのような方法があるのかチェックしてみましょう。
・お風呂のムダを減らそう!
一人暮らしの水道代で、最も高くつくのは「お風呂」と考えてください。
湯船に浸かる場合には、1回あたり、だいたい150〜200L程度の水を使用してしまいます。
お風呂に浸かりたい場合は、ペットボトルに水などを入れて重石にしたものを湯船に入れると、少量のお湯でも浸かることができ、湯量を節約できます。
また、湯船に溜めたお湯で体を洗ったり、洗濯物に残り湯を利用するなどして、ムダを無くしていきましょう。
一人暮らしなら、自分1人しか入っていないお風呂のお湯ですから、洗濯物に使用するのにも、抵抗が少ないでしょう。
それから、「一人暮らしなら、湯船に浸からなければ水道代を節約できるのでは?」という考え方は、必ずしも正解とは言えません。
湯船に浸からない分、たっぷりシャワーを出し続けてしまった場合、湯船に溜めるお湯の量を超えて使い過ぎてしまうこともあるのです。
シャワーもこまめに止めたり、いったん、湯船に溜めてから使うなどの工夫をして、一人暮らしの水道代を上手に節約していきましょう。
・食器を洗う時は溜めよう!
一人暮らしの水道代は、自炊をする場合、多少はアップしてしまいます。
これは、特に洗い物などに使用する水の量が増えるためですね。
そこで、そんな洗い物にかかる水道代を節約するために有効なのが「水を溜めて洗う」という方法です。
水を流しっぱなしで洗うと、どうしてもたくさんの水をムダにしてしまいます。
洗い桶などに水を溜めて洗うようにすれば、自炊を頑張る一人暮らしでも、水道代がそれほど負担にならなくなるでしょう。
・洗濯物はまとめて!
必ず水を使ってしまうシーンの1つと言えば、洗濯物をするシーンですよね。
ニオイのことなども考えて、「できることなら毎日洗濯したい」という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、一人暮らしでは、1日に出る洗濯物の量はそんなに多くはありませんので、毎日の洗濯というのは、水道代を浪費してしまう原因になります。
2日に1度など、できるだけまとめて洗うようにした方がムダがありませんね。
どうしてもニオイが気になる、汚れのひどい物は、事前にバケツに溜めた水で下洗いなどをしておくと良いでしょう。
・歯磨きはコップで!
小さなことですが、一人暮らしの水道代を節約したいなら、歯磨きの際にもコップを利用するのがおすすめです。
ウガイや洗顔をする際、どうしても水は出しっぱなしになってしまいますよね。
そこでコップに水を溜めておき、これでウガイをすれば、水を出しっぱなすムダを省くことができます。
・節水グッズを使ってみよう!
一人暮らしの水道代を節約するのに、効果的なのが「節水グッズの利用」です。
特に女性の一人暮らしの場合、シャワーに時間をかけることが多く、その結果、水道代が高くついてしまうこともあります。
そこで、シャワーのヘッドを節水タイプに変えることで、水道の使用量をかなり減らすことができたりするのです。
節水シャワーヘッドにも様々なタイプがあり、少量の水でも勢いのある水が出てくるタイプや、手元にスイッチがあり、水をすぐに止められるものなどもあります。
シャワーの使い方の「クセ」を見極め、自分に合ったものを選ぶと良いですね。
シャワーヘッドは1,000円程度で購入できますし、取り替えるのも意外と簡単なので、これは手軽でおすすめな方法です。
他にも、キッチンなどの蛇口に取り付けるタイプの節水グッズもありますので、取り付け可能なタイプのキッチンなら、利用してみるのも良いですね。
こういった節水グッズは、「自分の生活で、よく水を使うところ」に利用しなければ意味がありません。
シャワーをよく利用するならシャワーヘッド、自炊をこまめにするなら節水用の蛇口など、生活スタイルに合ったものを選んで使ってみましょう。
意外と減らせる一人暮らしの水道代
一人暮らしの水道代は、使い方の工夫次第で、意外としっかり節約することができてしまう生活費の1つです。
もちろん、水は生活するのに欠かせないものではありますが、実は現代の日本人の暮らしには、「水のムダな使い方」が溢れかえっています。
そんな「ムダ」を見直せば、快適な生活をしながらでも、一人暮らしの水道代を節約するのは決して難しくありません。
毎月、数百円でも節約できれば、1年にすれば数千円、場合によっては1万円近い節約もできてしまうかもしれません。
そんな侮れない水道代の節約を実践して、一人暮らしの生活費の負担を減らしていきたいですね。
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