部屋探しはいつがいいの？

新生活が迫っていて、早めに引越しをしなければ行けないという人は、時期に関係なく早く部屋探しをしなければいけませんが、中には「特に急いでいないけど引越しが出来たらいいなぁ」というように、時間に余裕がある人もいると思います。

そんな時間に余裕がある人は、是非ベストなタイミングを狙って部屋探しをして下さい。

いいタイミングで部屋探しをすると、いい物件に出会うことが出来るかもしれません。

一年中部屋探しをすることが出来るからこそ、ベストな時期はいつなのか知らない人も多いと思います。

今回は、一年の中で部屋探しにベストな時期をお教えします。

春は戦争

春といえば引越しシーズンですよね。

新しく学生になった人も、社会人になった人も、転職を決めた人も、色んな人がこの時期に引越しをすると思います。

特に三月の後半から四月の頭までは、不動産屋も引越し業者も一番の稼ぎ時で予約しようとしても中々取れないなんてことがあります。

それだけ多くの人が住まいを変えようとしているのですから、物件も豊富にありますよね。

でも、物件が豊富にあるからといって必ずしもいい物件に出会えるというわけではありません。

引越しシーズンのこの時期に物件が残っているということは、多くの人が「ここに住みたい」と思わなかったということです。

春は沢山の人が部屋探しをするからこそ、いい物件からなくなってしまうんです。

いつまでも残っている物件は、「いい物件」とは言い難いです。

どうしても春に引越しをしたいのであれば、多くの人と取り合いをする覚悟で部屋探しをしなければいけません。

気に入った物件があったらすぐに不動産会社に連絡をして、すぐに内見をして、すぐに契約をしないといけません。

このように急いで契約してしまうと、後々「どうしてここに決めてしまったんだろう？」なんて後悔してしまうかもしれません。

春は悩んでいる暇を与えてくれないので、ゆっくり引越しを考えているという人にはおすすめ出来ません。

また、引越しシーズンの時は引越し業者も普段より引越しの値段を高めに設定しています。

家賃や初期費用は、引越しシーズンであってもなくても変わることはありませんが、引越しを業者に頼もうとしている人は、この時期以外に頼んだ方が安く済ませられますよ。

夏は暇な時期

春の引越しシーズンが終わると、ゆっくりと部屋探しをすることが出来ると思います。

引越し業者の料金も春に比べて大分安くなっているので、夏の引越しはメリットが多いと思ってしまうかもしれませんが、夏はデメリットもあるんです。

それが、六月から七月頃にある「梅雨」です。

雨ばかりだと内見をしても暗い部屋しか見ることが出来ないので、日当たりがいいのか悪いのかを確認することが出来ません。

いざ部屋を決めて引越しをするにしても、雨の中の引越しは気分が悪くなってしまいますよね。

新しい生活のスタートはやはり晴れが一番いいと思います。

上手く晴れの日に内見も、引越しも済ませることが出来ればラッキーという時期です。

また夏は、不動産屋も引越し業者も一年の中で一番空いてる時期と言われています。

ゆっくり部屋探しが出来るとはいえ、物件は他の時期に比べると少なくなっています。

穴場の物件を見つけられることが出来るかもしれませんが、期待しない方がいいですね。

でも物件が少なく、一番暇な時期だからこそ契約がしやすいという点があります。

誰にも取られることなく部屋を契約することが出来ますし、「敷金を安くしてほしい」というような値下げ交渉を受け入れてもらいやすいんです。

これは、春だと出来ないことです。

契約が中々取れないこの時期だからこそ、ちょっとした要望なら聞き入れてもらいやすいんです。

もちろん、「初期費用を全てなしにして欲しい」というような無謀な要望は聞き入れてもらえないので、注意しましょう。

秋は見逃せない

夏が終わり、秋になるといい部屋を見つけられるチャンスがやって来ます。

九月も春と同じように環境の変化が起こりやすい時期と言われていますが、春ほど多くの人が引越しをするわけではないので、不動産屋も引越し業者も予約を入れやすいです。

十月になると、秋の結婚式シーズンが到来することによって新築物件が多く出るそうです。

ファミリー層に作られた物件でも、一人暮らし用の部屋を設けている所もあるので、ファミリーだけではなく一人の人でも新築に住めるチャンスです。

新築の場合は、自分が最初の住人になれるので、賃貸によくある「前の住人が壊したものがある」とか、「壁が古くて汚れている」なんてことがありません。

家賃が相場よりも高いなどのデメリットはありますが、新築に住みたい人はこの時期に部屋探しをしてみて下さいね。

冬は早めに準備を

十二月からは、次の年から新生活を迎えるという人達が部屋探しをし始めるようになります。

そのためこの時期から徐々に物件が多く出始めるようになるそうですが、まだ進路が決まっていない人もいるので、春に比べると部屋探しはしやすいと思います。

ただし、年末年始になると「新年から新しい生活をしたい」という人が増えてきますので、不動産屋も引越し業者も忙しくなります。

部屋探しがしにくくなる可能性が高くなりますし、新年が開けると徐々に引越しシーズンに近付いて部屋探しをする人が増えてくるので、いい物件は早めにチェックしておきましょう。

部屋探しをする時に気をつけたいこと

時期に関係なく、部屋探しをするにあたって気をつけなければいけないことがあります。

それは、今の住まいの契約状況です。

今の住まいが実家であれば問題はありませんが、引越しをするにあたって今の家の契約を解除しなければいけないという場合は、その契約解除の申請をしなければいけません。

住まいによって、契約解除が一ヶ月前だったり、半年前だったりと様々なので、よく確認してから部屋探しをして、契約解除の申請もしましょう。

これらが上手く出来ないと、部屋を契約することが出来なかったり、引越しをしたのに前の住まいの家賃を支払い続けなければいけなくなったりしてしまうので気をつけて下さい。

他にも部屋探しをする際には、きちんと内見をすること、契約内容を理解しておくことが必要になります。

内見をすることで、引越しをしてからの生活が見えてくると思いますし、契約内容を理解しておかないとトラブルを起こしてしまうかもしれません。

折角引越しをしたのに、追い出されることになってしまったら引越しが無駄になってしまいますよ。

また、契約する時の値下げ交渉は、上手くいく場合もあれば、上手くいかない場合もあります。

時期によって値下げ交渉がしやすいこともありますが、全ての物件で値下げ交渉が受け入れてもらえるわけではないので、「してもらえたらラッキー」くらいの気持ちでいましょう。

部屋探しのベストは秋

いい物件を見つけたい、ゆっくりと部屋探しをしたい、という人は、九月頃から部屋探しをすることをおすすめします。

この時期であれば、戦争状態になることもないのですし、物件も徐々に増え始めてくるのでいい物件を見つけることが出来ると思います。

引越し業者の方も予約が取りにくく金額が高過ぎることもないので、安心ですね。

逆にこの時期に部屋探しをしない方がいいと言う時期は、六月から八月です。

部屋探しをしている人が少ないという点はメリットになりますが、その分いい物件は空いていませんし、雨が降ったり暑かったりするので、いい状態で内見が出来ないかもしれません。

この時期に絶対に引越しをしなければいけないというのであれば仕方ないことですが、時間に余裕があるのならば、夏ではなく秋から部屋探しをスタートさせて下さいね。