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東京の学生はいくら払っている?家賃にかかるお金事情

東京の学生はいくら払っている?家賃にかかるお金事情

東京の大学に合格して春先から一人暮らしだけど、「東京は家賃が高い」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。不動産屋に行って直接部屋探しに乗り出す前に、実際の家賃相場を把握しておくと予算なども組みやすくスムーズに […]

東京の大学に合格して春先から一人暮らしだけど、「東京は家賃が高い」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。不動産屋に行って直接部屋探しに乗り出す前に、実際の家賃相場を把握しておくと予算なども組みやすくスムーズに進みます。今回は一人暮らしに先駆けて、学生が東京で部屋を借りる際の家賃事情を見ていきましょう。

東京の学生が払っている家賃はいくら?

大学生や専門学生の為の情報サイト「学生ウォーカー」が首都圏の大学・専門学校に通う学生約3600人に聞いたアンケートによると、東京の学生が借りている部屋の平均家賃は約5万7000円であると言われています。細かい内訳を見てみると5万円台が37.3%で最多となっており、次いで6万円台が25.7%、4万円台が18.8%となりました。

実際には家賃の他に物件の管理費が必要になる場合が多く、家賃5万円台なら管理費2000~3000円程度が相場となっています。平均家賃と合わせて6万円になるかならないかというラインなので、まずはこれくらいの価格帯で物件を探してみる事がオススメです。平均的なポイントを押さえて、そこから自分の希望や予算に合わせて効率的に物件探しを行いましょう。

東京の学生の通学時間は?

家賃相場の次に気になるポイントは、通学時間ではないでしょうか。学生ウォーカーの調べでは新入生の平均通学時間は25分程度という結果が出ています。内訳は10分台が全体の27.5%でトップ、30分台が18.9%で2番目となっており20分台と10分未満がそれぞれ16.4%で同率3位です。

通学時間30分未満が全体の60%、30分以上が40%となっており近すぎず遠すぎない程度の距離に部屋を借りるのが一般的と言えるでしょう。通学に30分以上かける層が半数近くに上るのには、家賃の安い地域を選んでいる可能性もあります。都内の学校は繁華街や駅から近い土地に校舎が建てられている都市型キャンパスが多く、通学時間を短縮しようとすると家賃が高くなってしまうケースが多いのです。

都心部であれば電車やバスといった公共交通機関も充実しているので、家賃と相談しながら通学時間を調整する事も難しくはないでしょう。

女性のほうが家賃は高くなりやすいって本当?

全体の平均家賃を更に男女別に見てみると男子学生の平均は約5万4900円、女子学生の平均は約5万8800円と4000円近い開きがある事が分かりました。女性の場合防犯上に理由から侵入経路の少ない2階以上やオートロックなどセキュリティ設備の充実した物件を選ぶ傾向にある為、どうしても家賃が高くなってしまいがちなのです。

男女別の平均通学時間を見てみると男子は平均約23分、女子は平均約27分と女子学生の方がやや学校から遠めに部屋を借りる傾向がある事が見て取れます。学校周辺の繁華街から離れた住宅地の方が防犯面に都合が良い事や、設備面で高くなった家賃を学校から離れた場所少しでも押さえたいというのが理由として挙げられるでしょう。女子学生は特に身支度の時間を考えると出来るだけ学校に近い部屋を借りたいところですが、通学時間よりも身の安全を守る設備を重視する人が多いようです。

【学生が物件選びでやりがちな失敗1】憧れの都心に住もうとする

初めての一人暮らしや都会での学生生活に対する憧れから原宿や青山、六本木など東京でも有名な都心部に住まいを借りようとする学生は少なくありません。せっかく東京で一人暮らしするのなら住む地域に妥協したくないという気持ちもあるでしょう。近年では都心部の街や大学を舞台とした人気テレビドラマも多く、そうしたメディア作品の影響も少なからず伺えます。

しかし現実問題としてこうした都心部の物件は、かなり家賃が高額です。都心部では鉄道や道路事情が整備されているので多方面へのアクセスが良く、周辺の商業施設や娯楽が充実しているので土地柄だけでも高くつきます。よしんば学生の平均家賃である5万7000円程度の物件があったとしても、部屋の設備や築年数などにあまり好条件は望めないと考えた方が良いでしょう。

【学生が物件選びでやりがちな失敗2】学校に近すぎる

朝起きるのが辛いから、移動に時間をかけたくないからという理由で可能な限り学校に近い部屋を借りよう考えていませんか?確かに通学時間が短縮出来れば朝はゆっくり出来ますし、学校が終わってから次の予定へ移るまでのフットワークも軽くなるでしょう。

しかし学校までの距離が極端に近いというのは良い事ばかりではありません。学校から自宅まで近いと仲の良い友達が出入りしやすく、たまり場になってしまいがちになります。プライベートで一人の時間を大切にしたい人にとっては暮らしにくい環境になってしまうでしょう。一度に招く友人の数が増えれば騒がしくなってしまい、近所迷惑の原因にもなり兼ねません。

また、入学時のキャンパスから近い事を理由に部屋を借りると、3・4年次に通うキャンパスが異なる場合にそのメリットが意味を成さなくなってしまいます。学校からは近すぎず、自分が通学を苦に感じない程度の距離感で部屋を探しましょう。

【学生が物件選びでやりがちな失敗3】学校が遠すぎる

【学生が物件選びでやりがちな失敗3】学校が遠すぎる
学校から近すぎる部屋が危険な一方で、学校から遠すぎる部屋もまた考えものです。学校から遠ければ駅から少し離れて落ち着いた住宅地も多く、家賃を抑える目的で部屋探しのポイントにする学生も少なくありません。ところが家賃を安く抑える事が出来たとしても、交通費という落とし穴が待っています。家賃を3000円安く済ませる事が出来ても、月々の通学定期代が2000円高くなってしまっては学校から遠い場所に住む意味があまりなくなってしまうでしょう。複数路線を経由して通学する事になる場合は特に注意してください。

交通費だけでなく、学校と自宅を行き来する労力ももちろん問題点になり得ます。朝早くの講義の為に起きるのがつらい、長い通学路がしんどいなどの理由から学校へ通うのが億劫に感じてサボりがちになってしまう可能性もあるでしょう。学校へ通う為の一人暮らしで学校へ行かなくなってしまっては元も子もありません。

【学生が物件選びでやりがちな失敗4】郊外が合わない

学校のキャンパスが郊外にある場合は、さほど学校から離れた距離でなくとも家賃の安い部屋を見つける事も出来るでしょう。ただし、郊外エリアは多方面へのアクセスがあまり良くないからこそ家賃が安いのであり、アクセスが良くないという事は人があまり密集していないという事を意味します。

人があまり多く住んでいない地域では商業施設の営業時間が短い事が多く、日が暮れて少し経った頃には開いているお店が殆どないなんて事も少なくありません。そもそもお店の数が少ないエリアもあります。特にサークル活動や6・7限など遅い時間の講義に出る場合には、学校が終わっても夕食の買い物が出来ないなんて事態も考えられるでしょう。買い物環境が整っていない郊外エリアは、学生にはあまり向いていないのです。

家賃の安い郊外エリアでどうしても気になる部屋を見つけた場合には、周辺のスーパーやコンビニの数や営業時間をチェックするようにしましょう。

東京の学生はどんな物件に住むべき?

家賃の予算を設定する際には、学生平均家賃5万7000円を目安にしてそれ以下に抑える努力をしましょう。親御さんが家賃を支払ってくれるケースでも、あまり高額な家賃はそれなりにご両親の生活を圧迫してしまいます。自分で家賃を支払う場合ならなお更です。

学校からの距離は近すぎず遠すぎず「どちらかと言えば近い」くらいを基準にしてエリアを絞ると良いでしょう。通学が苦にならず友達との交友関係を保ちやすい距離感を探ってみてください。

物件を見に行けるなら隣や上の部屋、近所からの音がどれくらい部屋に届くのかを確認しておく事が大切です。それが部屋の防音性能という事になり、自分の生活の快適さに繋がります。

コンビニやスーパーなどの食品と日用品を買い出せるお店が手軽に利用出来る距離にある事も、活動時間が限られる学生にとって重要なポイントです。

また、部屋の条件にこだわる余裕があればバス・トイレ別になっている物件がオススメです。ゆったりお風呂に入ってリラックスする時間と空間を確保出来るのは大きなメリットとなります。

避けるべき物件とは?

学生生活を送る上で、学校から自宅までの距離が遠いという事は、基本的に家賃が安くなる以外のメリットがありません。学校へ行くのがめんどくさくなってしまうくらいなら、少し家賃が高くてももう少し学校へのアクセスが良好な物件を選びましょう。

また、学生に限った事ではありませんが建物が古い場合には要注意です。建て付けが悪く不便を感じたり配線・配管などの設備が古いまま放置されている可能性も否めません。地震に対する安全面からも、築年数の多い物件は出来れば避けておきたいポイントです。

壁が薄く防音性に乏しい部屋も学生にとっては大敵と言えるでしょう。隣人の生活音が気になるようなら勉強に集中する事が出来ませんし、こちらが友人を招いて談笑する際には隣人へ気を遣う事になります。

そして意外と見落としがちなのが部屋の収納部分です。キッチン周り収納の使い勝手が悪いと自炊にも不便ですし、クローゼットが狭いと荷物の整理が出来ず散らかった部屋で生活を余儀なくされるなんて事もあります。用途に合わせて余裕を持った収納スペースを確保しましょう。

【安く住むための方法1】格安物件を根気よく探す

【安く住むための方法1】格安物件を根気よく探す
学生生活をスタートさせるには入学金や教科書代など、様々な費用が必要です。一人暮らしを始めるとなればそこに家賃や初期費用、引っ越し代が加わる事になります。全額自分の負担にならないにしろ、なるべく安く住みはじめたいところでしょう。

新生活を始める費用を抑える為には、優良な不動産屋の協力を仰ぐ事が近道になります。インターネットなどで自分が気に入る部屋を探してみるのも大切ですが、契約に関する情報や交渉術を持っているのはその道のプロフェッショナルである不動産屋です。インターネットでは公開していない物件情報を持っている事も多いので、直接不動産屋へ足を運んで条件に見合う格安物件を一緒に探してもらう方法が効果的と言えるでしょう。良い物件を探すという事は、良い不動産屋に巡り合えるかどうかが重要になるのです。部屋情報だけでなく、不動産屋の雰囲気や評判も調べてみましょう。

【安く住むための方法2】フリーレント物件を探す

初期費用を抑えるという意味ではフリーレントの物件を探してみるのも一つの手段でしょう。フリーレントでは一定期間の家賃が納入免除になっている物件の事で大体の場合は住み始めの1ヶ月、稀に長い所では2、3ヶ月分の家賃が無料になっている場合があります。

フリーレントを利用する事で月々の家賃が少し高めでも、年間の支払い額を抑える事が出来ます。例えば家賃5万円の部屋に1年間住むと年間の家賃は60万円です。これに対して家賃5万5000円の物件を1ヶ月フリーレントで借りると年間の家賃は60万5000円となり、結果として家賃5万円の物件と年間の家賃にあまり差がなくなります。

初期費用を抑える事に効果的な条件としてよく挙げられますが、年間の支払い額を考慮すると部屋選びの幅を広げてくれるシステムなのです。

【安く住むための方法3】学生向け物件に住む

費用を抑える為には不動産屋で扱われている一般的なアパートとは別に学生会館や学生寮、下宿などを選択肢に入れるのも良いでしょう。入学先の生協などで紹介される場合が多く、いずれの施設でも朝食と夕食が用意されている点も魅力です。門限が設けられているケースは多いものの、寮母さんが常駐して管理してくれるのでセキュリティ面での心配はありません。

学生寮や学生会館であればご近所がみんな学生であるという安心感もありますし、施設によっては交流会を設けている事もあるので親交を深める事も可能です。また、学校が公式に取り扱っているので、通学に便利な立地に建てられている事が多いポイントも見逃せません。食事メニューや外出時間に制限が設けられるものの家賃は安く抑えられるので、生活環境に強いこだわりがあまりないのであれば有効な選択肢と言えるでしょう。

失敗しないような東京の物件選びを!

今回は東京の学生が住む部屋の家賃事情にスポットを当てて解説しました。一般的な相場の感覚を掴む事は出来たでしょうか。

事実として東京は家賃の高いエリアが多いですが、しっかりポイントを押さえてエリアを選択すれば学生が手を出せないというレベルではありません。アルバイトをしながら自分で払うにせよ親御さんに仕送りしてもらうにせよ、やりくりの方法はいくらでもあります。

今回ご紹介した平均家賃5万7000円というラインを基準に学校までの通学時間や物件の設備面、周辺のお買い物環境など考慮しておきたいポイントを明確にして部屋探しに臨みましょう。

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